ヒアルロン酸で唇を厚く(ふっくら・アヒル口etc)

ぽってりと厚く、セクシーな唇が大ブームになっています。特に唇の先がツンとしている「アヒル口」は、可愛らしさも加わって大人気に。それだけに、薄く平坦な唇は、寂しげで冷たい印象を与えてしまうこともあります。
唇を厚くする方法には、「ヒアルロン酸注入」と「脂肪注入」の2種類がありますが、より手軽なのは「ヒアルロン酸注入」です。

  1. 注射でヒアルロン酸を入れるだけなので、施術時間は10分程
  2. 細かなデザインが可能で、イメージ通りの唇に。
  3. ヒアルロン酸はもともと体の中にある成分だから、異物反応の心配もなし
  4. 保湿効果が高いので、ずっと唇が潤っている実感も。
  5. 1年間十分な効果が持続し、その後約2~3年かけて徐々に体内に吸収されていく(個人差あり)。
ヒアルロン酸注入前/注入後

「アヒル口」ってどんな唇?人気の秘密は?

人気アイドルやモデルが火付け役となり、女性のなりたい唇No.1ともいえる存在に。そして、男性からの支持率も高いのが「アヒル口」。その名の通り、アヒルのようにつんと突き出た唇です。
唇を少しとがらせるようにしてみてください。すると口角が自然と上がって、笑顔をつくっているようになります。また少し突き出た口先は、例えば赤ちゃんがおっぱいを吸っているのを連想させ、可愛らしさも倍増。男性からの支持は、まるでキスをねだっているようにも見えるからです。
キュートでいてセクシーな笑顔に見える。それが、男女を問わずアヒル口が人気の秘密。ヒアルロン酸注入で、簡単につくることができます。

高密度ヒアルロン酸のみを使用

肌への効果の高さを考え、純度の高い高密度のヒアルロン酸を厳選。美しい仕上がりが、長期間持続します。尚、高須クリニックでは、中国製のヒアルロン酸は一切使用していません。

一般的なヒアルロン酸:密度が低く、架橋が少ないため、早く吸収される→当院採用のヒアルロン酸:密度が高く、架橋が多いため、効果が長く持続する

術中も術後も快適に。

ヒアルロン酸注射の場合はクリームによる麻酔、脂肪注入の場合は極細の針による注射で局所麻酔を事前に行うので、術中の痛みは少なくて済みます。そして、自然な仕上がりのために、ゆっくり丁寧に注入。術後の腫れや痛みもわずかで、手術当日から普段と変わらない生活が送れます。

麻酔クリーム

麻酔クリーム

麻酔クリームを塗る様子

麻酔クリームを塗る様子

こんなお悩みをお持ちの方へ

  1. 唇を全体的または部分的にふっくらさせたい
  2. セクシーな唇にしたい
  3. 人気のアヒル口にしたい

施術料金

ヒアルロン酸で唇を厚く(ふっくら・アヒル口etc)

ヒアルロン酸 1本 ¥110,000(税込)

【全院】

一連の流れを動画で解説

唇のヒアルロン酸注射のカウンセリングから手術、手術直後までの一連の様子を動画で解説します。

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※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。

唇のヒアルロン酸注射のデザインと仕上がりについて

唇のヒアルロン酸注射のデザインと仕上がりについて解説させていただきます。

唇を薄くする手術の術式について(高須幹弥の場合)

唇のヒアルロン酸注射は、唇にヒアルロン酸を注入し、唇の厚みを出す治療です。
理屈的には、ヒアルロン酸を注入すればするだけ唇は膨らんで厚くなります。
患者様のご要望に合わせて、可能な限り、ご希望通りの厚み、形の唇になるようにさせていただきます。

黄金比率的には、上と下の唇の厚みが、3~4:5くらいが理想的で美しいといわれている

世界中の誰が見ても美しいと感じる鼻の黄金比率というものがあります。
唇の厚みに関しては、上唇と下唇の厚みの比率が、3~4:5くらいが最も美しいとされています。

黄金比率では、上唇と下唇の厚みの比率が、
3~4:5くらいが最も美しいとされている。

そのため、患者様が、唇の厚みに関して特別されない場合は、上下の唇の厚みを3~4:5にすることをご提案しています。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

以下に、唇のヒアルロン酸注射の様々なバリエーションについて解説します。

①上下の唇を厚くする

上唇、下唇共に薄い場合は、上下の唇にヒアルロン酸を注入し、厚みを出します。

上下共に薄い唇。

上下の唇にヒアルロン酸を注入。

上下の唇に厚みがでて、ふっくらする。

薄い唇にヒアルロン酸注射を1本(1cc)して、
ぷっくりセクシーな唇にした症例

  • Before

    注射前。
    上下の唇が薄く、どことなく幸薄い印象がある。
    上下の唇にヒアルロン酸を注入することになった。

  • After(1週間後)

    注射後。
    上下の唇に0.5ccずつヒアルロン酸を注入した。
    上下の唇に厚みが出てふっくらした。

②上唇を厚くする

下唇に対して上唇が薄い場合は、上唇にのみヒアルロン酸を注入し、上下の唇の厚みのバランスを整えます。

下唇に対して上唇が薄い。

上唇にのみヒアルロン酸を注入すると、

上唇にボリュームがでて、上下の唇の厚みのバランスが良くなる。

薄い上唇にヒアルロン酸を注射して厚くし、下唇とのバランスを整えた症例

  • Before

    注射前。
    下唇はやや厚めであるため、下唇に対して上唇が薄い。
    患者様のご要望で、上唇にのみヒアルロン酸を注入することになった。

  • After(3ヶ月後)

    注射後。
    上唇にのみヒアルロン酸を0.6cc注入した。
    ややタラコ唇の印象ではあるが、上唇が厚くなり、上下の唇の厚みの比率のバランスは良くなった。

③下唇を厚くする

上唇に対して下唇が薄い場合は、下唇にのみヒアルロン酸を注入し、上下の唇の厚みのバランスを整えます。

上唇に対して下唇が薄い。

下唇にのみヒアルロン酸を注入。

下唇にボリュームがでて、上下の唇の厚みのバランスが良くなる。

下唇にヒアルロン酸注射して、ぷっくり可愛い唇にした症例

  • Before

    注射前。
    上唇に対して下唇が薄い。
    患者様のご要望で、下唇が厚めの唇になるようにヒアルロン酸注射することになった。

  • After(1週間後)

    注射後。
    下唇にのみヒアルロン酸を0.7cc注入した。
    薄かった下唇がふっくらしてバランスが良くなった。

④アヒル口にする

唇全体を膨らませて厚くするのではなく、上唇のバーミリオンボーダー(唇の赤い部分と肌色の部分の境目の部分)にヒアルロン酸を注入することにより、前に突き出たアヒル口を作ることができます。

上唇のバーミリオンボーダーにヒアルロン酸を注入することにより、前に突き出たアヒル口を作ることができる。

唇にヒアルロン酸注射をしてアヒル口を作った症例

  • Before

    注射前。
    患者様のご希望でアヒル口にすることになった。

  • After(1週間後)

    上唇のバーミリオンボーダーにヒアルロン酸を0.7cc注入してアヒル口を作った。
    注入した分、上唇に厚みが出たため、バランスをとるために下唇にヒアルロン酸を0.3cc注入した。
    可愛いらしいアヒル口になった。

⑤口角が上がったような感じにする

上唇の両サイドのバーミリオンボーダー(唇の赤い部分と肌色の部分の境目の部分)にヒアルロン酸を注入することにより、アヒル口っぽく口角の内側の部分を下に下げることができます。
口角の位置自体は下がらず、口角の内側の唇が下がるので、相対的に口角が上がったような感じになります。

注射前。

上唇の両サイドのバーミリオンボーダにヒアルロン酸を注入する。

アヒル口っぽく口角の内側の部分を下に下がる。
口角の位置自体は下がらず、口角の内側の唇が下がるので、相対的に口角が上がったような感じになる。

口角が上がって見えるように唇にヒアルロン酸注射した症例

  • Before

    注射前。
    上唇の両サイドのバーミリオンボーダーにヒアルロン酸注射をして、口角が上がったような感じにすることになった。

  • After(1週間後)

    上唇の両サイドのバーミリオンボーダーににヒアルロン酸を0.25ccずつ注入した。
    口角が上がったような感じになった。

上口唇の境界線にヒアルロン酸を注入し、鼻の下を短く見せることができる

鼻の下が長いのが悩みの人に対して、上口唇の境界線の部分にヒアルロン酸を注入し、正面から見た状態で上口唇が上方に厚くなったように見せることにより、鼻の下が短くなったように見せることができます。

鼻の下が長いのがコンプレックスの人に対し、

上口唇の境界線の部分にヒアルロン酸を注入すると、

上口唇が上方に厚くなり、正面から見た状態で上口唇の境界線が上がったような感じになり、鼻の下が短くなったように見える。

上口唇にヒアルロン酸注射をし、アヒル口っぽくして鼻の下が短く見えるようになった症例

  • Before

  • After(1ヶ月後)

    鼻の下が若干長い口元に対して上口唇の境界線にヒアルロン酸を注射した症例。
    注射後は、正面から見て上口唇の境界線が上に上がり、鼻の下が短く見えるようになった。

唇の厚みを調節することができる

唇の厚みの好みは人によって千差万別であり、ぽってりした厚い唇が好きな人がいれば、薄い唇が好きな人いるし、平均的な厚みの唇を好む人もいます。
診察時のカウンセリングで患者様の好みを聞き、可能な限りご希望通りの厚みになるようにヒアルロン酸注射をさせていただきます。
ヒアルロン酸注射をするときは、注入する部位を患者様と確認しながら少しずつ注入します。
注入の都度、患者様に鏡で確認していただくと、ご希望の唇の厚み、形に近づきやすいです。

①平均的な厚みにする

唇が薄い人は、「厚めの唇がいい」「薄めの唇がいい」といった、特別なご要望がなければ、平均的な厚みにすることをご提案しています。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

平均的な厚みにするのが望ましいことが多い。

②ちょっと厚めにする

ちょっと厚めの唇が好きという方は、多めにヒアルロン酸を注入することになります。
唇専用のヒアルロン酸注射は1本1ccです。
唇のヒアルロン酸注射をする人は、ほとんどの場合1本で足りますが、場合によっては2本注入することもあります。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。
アヒル口ご希望の場合は、ちょっと厚めのアヒルにすることもできます。

ちょっと厚めの唇にすることができる。

ちょっと厚めのアヒル口にすることもできる。

③かなり厚めのタラコ唇にする

かなり厚めのタラコ唇が好きという方は、かなり多めにヒアルロン酸を注入することになります。
唇専用のヒアルロン酸注射は1本1ccですが、場合によっては2本以上注入することもあります。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

かなり厚めのタラコ唇にすることもできる。

アヒル口ご希望の場合は、厚めのアヒルにすることもできます。

上下の唇の厚みの比率もある程度自由に決めることができる

黄金比率的には、上下の唇の厚みが3~4:5くらいが丁度良いとされていますが、唇の厚みの比率も人によって千差万別であるのが実状です。
好きなタレントやモデルさんの唇の厚みの比率がたまたま1:2くらいだったとすると、短絡的な考えの人は、「私もこんな感じの唇にしてください!」と希望されます。
患者様のご希望に合わせて、可能な限り理想の唇に近づくようにさせていただきます。

①上と下の厚みを3~4:5くらいにする

黄金比率に合ったオーソドックスなデザインです。
特別要望がなければ、この比率でヒアルロン酸注入するべきです。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

黄金比率に合わせてオーソドックスなバランスするなら、
上と下の厚みを3~4:5くらいにする。

②上下の厚みを同じくらいにする

上下の唇の厚みの比率を1:1くらいにすることも理屈的には可能です。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

黄金比率に合わせてオーソドックスなバランスするなら好みに合わせて、上下の唇の厚みの比率を
1:1くらいにすることも理屈的には可能ではある。

③下唇を厚めにする

最近、モデルさんが写真を撮るとき、おっとりしたと印象、可愛らしい印象を出すために、わざと下唇を厚めの表情を作っているときがあります。
するとそれを見た人が、「こんな唇になりたい!」と短絡的に思ってしまい、カウンセリングのときにその写真を医者に見せて、「こんな感じの唇にしてください!」と要望されることがあります。
可能な限り、患者様の希望される形の唇になるように努力させていただきます。
元の唇の厚みに応じて、下唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

患者様のご要望があれば、上唇に対して
下唇を厚めにするデザインで手術することもある。

④上唇を厚めにする

下唇に対して上唇を厚くなるようなデザインでヒアルロン酸注入することもできなくはありませんが、特にメリットはないことが多いです。
元の唇の厚みに応じて、上唇だけ厚くしたり、上下の唇を厚くしたりします。

下唇に対して上唇を厚めにするデザインで
ヒアルロン酸注入することも可能ではある。

唇の形を好みに合わせて作ることもある程度できる

患者様の好みに合わせて唇の形を変えることも、場合によってはある程度できることがあります。
例えば、「唇の両サイドは厚くせず、唇の真ん中だけ厚みを出したい」というご要望の場合は、唇の真ん中にのみヒアルロン酸注入し、両サイドに注入しなければ、ある程度できることが多いです。
その逆で、「唇の真ん中は厚みを出さないで、両サイドだけ厚みを出してほしい」というご要望のほうが難しいことが多いです。
唇の両サイドは、真ん中の部分に比べ、キャパシティーが少なく、たくさんヒアルロン酸を注入することができないからです。

注射前。

唇の両サイドにはヒアルロン酸注入せず、真ん中にのみ注入すると、

唇の両サイドは厚くならず、真ん中のみを厚くすることができる。

症例のご紹介

上下の唇にヒアルロン酸を注射し、薄い唇を厚くセクシーにした症例写真

  • Before

  • After(1ヶ月後)

  • Before

  • After(1ヶ月後)

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、薄い唇を厚くしたいというご要望でした。
診察させていただいたところ、確かに同年齢の女性の唇の厚みと比べるとやや薄く、それにより幸薄い印象の唇にもなっていました。
上下の唇にヒアルロン酸を注射し、ふっくらと厚くなるようにしました。
患者様は、ある程度しっかり厚みのあるセクシーな唇にしたいというご要望だったので、唇専用の軟らかいヒアルロン酸を2本(2cc)準備して、患者様に鏡で確認していただきながら少しずつ注入していきました。
上下の唇に約0.75ccずつ(計約1.5cc)注入し、患者様の好みに合わせて注入を終了しました。
注射後は、ぽってりと厚みのあるセクシーな唇になりました。
俗に言う、“キスしたくなるような唇”だと思います。
これ以上ヒアルロン酸を注入して、更に厚みを増すと、オバケのようなタラコ唇になりかねないので、これくらいの注入量で良かったと思います。
唇のヒアルロン酸注射の料金は1本は約1ccで11万円(税込)です。

施術の流れを写真で解説

唇のヒアルロン酸注射キャプチャ(写真)解説 ~高須幹弥の術式の場合~

この患者様は、下唇に対して上唇がやや薄いです。

上唇にヒアルロン酸を注射し、バランスを良くすることになりました。
患者様の希望もあり、アヒル口っぽくして、下がっている口角が上がったようにすることになりました。
唇のヒアルロン酸注射は、起きた状態で行っても、寝た状態で行っても、仕上がりはあまり変わらないことが多いのですが、私に関しては起きた状態で行うことが多いです。
起きた状態で注射すれば、注射した後、すぐに起きた状態で鏡で確認していただくことができるからです。

頭を背もたれに付けていただいて、安定した状態で注射していきます。

前もって、唇に麻酔クリームを塗ってあります。
極細の注射針で注入するので、痛みはそれほど強くありません。

上唇に満遍なく注入していきます。

注入した後は、唇をマッサージしてほぐし、ヒアルロン酸をならします。

唇専用のヒアルロン酸は1本1ccですが、上唇に0.5cc程度注入しました。

上唇が厚くなり、上下の唇の厚みのバランスが変わったのがわかります。

アヒル口っぽくなって、唇が捲れ上がり、口角が上がったような感じにもなりました。
注入した直後は、わずかに浮腫んでいるため、膨らんだ分の2割程度は腫れによって膨らんでいます。
そのため、翌日になって浮腫みが引くと、少し唇が萎みます。
そのことを勘案して鏡で確認していただき、追加注入するかしないかを決めることが重要です。

患者様は満足してくださったようです。

あまりたくさん注入しすぎると、お化けタラコ唇になってしまうこともあるので、自然な厚みの唇をご希望の場合はこれくらいで良いと思います。

今回解説した施術の動画一覧

施術の流れ

当院ではお客様がご納得いくまでカウンセリングを行い、施術後のアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。

高須のこだわり

  • 質の良い注射針のみを使用

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。

    一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。

    高須クリニックの注射針の特徴
    ①針の細さ

    注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。

    しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。

    注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。

    ※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。

    ②針の外径に対して内径が大きい

    当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
    麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。

    外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。

    一般的な注射針。内腔が小さい。外径に対して内径が大きい注射針。内腔が大きいため、その分外径が小さくなり、刺すときの痛みが少なくなる。
    ③針の切れ味が鋭い

    当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
    切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。

    ④様々な長さの注射針を取り揃えている

    一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
    当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。

    特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。

  • 手術後、注射後などの腫れを引かせる漢方薬「治打撲一方」について

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
    治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
    患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
    打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。

    【治打撲一方の成分】

    漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。

    治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。

    ・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。

    ・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。

    ・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。

    ・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。

    ・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。

    ・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。

    ・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。

    桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
    大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
    そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
    これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。

    用法

    通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
    主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
    手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。

    料金

    1包 : ¥110(税込)【全院】

  • 内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。

    主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
    ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
    内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。

    また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
    サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
    当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。

    目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
    内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
    その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。

    使用方法

    1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
    1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
    薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
    手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。

    料金

    5ml : ¥2,200(税込)【全院】

術前・術後の注意事項・アフターケア

施術時間10分
術後の通院なし
術後の腫れほとんどない(個人差あり)
カウンセリング当日の治療予約に空きがあれば可能
入院の必要性なし
麻酔クリーム麻酔
シャワー当日より可能
洗髪当日より可能
メイク直後より可能
洗顔直後より可能
  • 術後の洗顔、メイク、入浴について

    注射の後は、当日からメイク、洗顔してもらっても大丈夫です。極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。注射した後は、お帰りいただくまでの間しばらく、氷嚢(アイスノン)で冷していただきます。5~10分程度冷やしていただき、針穴から出血していなければ、メイクをして帰っていただいても大丈夫です。
    もちろん、洗顔もしていただいて大丈夫です。
    入浴に関しては、注射した当日は、身体が温まって血流が良くなることによって、腫れが出やすい状態にあるため、軽めのシャワー程度にしておくのが無難です。どうしても注射した当日に湯船に浸かりたい場合は、ぬるま湯に短時間(5分以内くらい)の入浴くらいに済ませるのが無難です。
    同じ理由で、注射した当日のサウナ浴、岩盤浴も避けるのが良いです。注射した翌日には、普段通りの入浴をしても大丈夫です。サウナ浴、岩盤浴なども翌日から可能です。

  • 術後の運動について

    注射した当日は激しい運動は控えていただくのが無難です。
    極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。注射後の痛みもほとんどありません。
    しかし、あくまで、針を刺して注入を行っているので、激しい運動をして、血流が良くなると、針を刺したところが、多少腫れてくることがあります。場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、注射した当日に激しい運動をしたことにより、内出血が生じて、青くなってくることもあります。
    注射当日に激しい運動をしたことにより、腫れてきたり、内出血を起こしても、必ず引くし、最終的な仕上がりに特別影響が出ることはまずないのですが、せっかくダウンタイムのないほとんど腫れない治療なのに、腫れや内出血が出てしまうと、悲しいものがあります。そのため、注射した当日は、普通に歩いて帰ったり、家事をしたりする動作くらいは問題ありませんが、激しい筋力トレーニング、ランニング、エアロビクスなどはあえて行わないのが無難です。
    ただし、注射した当日は絶対に運動してはいけない、注射当日に運動をすると取り返しのつかないことになるというわけではないので、注射した当日にどうしても運動したいという人は、腫れや内出血が出る可能性があることを頭の中に入れ、自分の身体と相談しながら運動してください。

  • 術後のエステ・自宅で行う顔のマッサージの注意点

    注入部位以外は当日からマッサージしていただいて大丈夫ですが、注入部位は1週間強いマッサージをしないでください。
    注入して間もない時期(特に3日間くらい)は、あまり注入部位をマッサージすると、腫れが出てきたり、注入したヒアルロン酸が移動したり、周囲に広がる可能性があります。
    1週間経過すれば、まず大丈夫です。

リスク・副作用・合併症について

  • 内出血について

    ヒアルロン酸などの注射による治療をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。
    注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありません。
    むしろ内出血を生じない人のほうが多く、内出血が生じてしまうのはだいたい10人に1人くらいの割合です。
    内出血が生じる原因のほとんどは、注射針が偶発的に細い血管に当たってしまうことです。
    私達医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないように注意深く丁寧にさせていただいておりますが、どれだけ慎重に注射しても、10分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
    程度の軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えていますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
    しかし、注射による治療の後は治療当日からメイクをすることができるので、内出血が出てしまってもファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
    また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に治療することはもちろん、注射した当日は熱いお風呂に長時間浸ったり、サウナに入らないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないこと、注射した部位を必要以上に弄らないことなどが大切です。

  • 仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性について

    唇のヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。

    そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。

    唇も必ず非対称にできています。

    土台の骨格には必ず非対称、歪み、曲がりがあり、それにより、口角の付いている位置、口角の高さ、口角の上がり具合、唇の筋肉の発達具合、唇の粘膜のボリュームなどに多少の左右差があります。

    そのため、仮に、完璧に左右対称にヒアルロン酸注射を行ったとしても、元の口元の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。

    また、ヒアルロン酸注射というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。

  • 仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性について

    唇のヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性というものがあります。

    唇のヒアルロン酸注射を希望される患者様の中には、唇の厚み、形などのデザインを非常に細かく要望される方がいらっしゃいます。

    中には、憧れの芸能人などの顔の写真を見せて、「この人と同じような唇にしたい」などのようにおっしゃり、他人と全く同じ口元にしようと希望される方もいらっしゃいます。

    しかし、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、何でも自由自在に形を変えることは現実的、物理的に不可能です。

    また、唇や口元の構造は、人によって千差万別であり、唇の組織のボリューム、厚み、形、出っ張り具合、口元の形、出具合、皮膚の厚み、脂肪のつき具合、骨格、歯並びなど、必ず解剖学的な個人差があります。

    土台が違うのに、表面的にヒアルロン酸注射で唇を厚くしても、他人と全く同じ唇や口元を作ることは、やはり現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく患者様の希望の形に近づくようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、患者様が非常に細かいデザインを要望される場合、完璧にその通りに仕上げるのは不可能である場合が多いです。

  • アレルギーが生じる可能性について

    当院では、注射用ヒアルロン酸は比較的アレルギー症状の出にくいものを使用しております。

    そのため、ヒアルロン酸注射後にアレルギー症状が出ることは滅多にありません。

    しかし、患者様の体質によっては、アレルギー症状が出る可能性は0ではありません。

    ヒアルロン酸自体は元々体内にも存在する物質であるため、ヒアルロン酸そのものに対してアレルギーが生じることは考えにくいのですが、ヒアルロン酸製剤の基剤にアレルギー反応が起こる可能性があるからです。

    どんなお薬でも、使う人の体質によってはアレルギーが生じる可能性があるように、どんなヒアルロン酸注射でもアレルギーが生じる可能性があります。

    もし、アレルギー症状が出る場合は、注射後数分から数時間後に注射部位が赤く腫れ上がってくることが多いです。

    数時間以内にアレルギー症状が現れなくても、数時間以上経過してから症状が現れる可能性もなくはありません。

    万が一アレルギー症状が現れた場合、ヒアルロニダーゼで注入したヒアルロン酸を分解させるなど、最善の処置をさせていただきます。

  • 注入後の感染について

    ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、注入後の感染があります。

    当院では、ヒアルロン酸注射をする際、注入部位の皮膚を消毒し、無菌操作下に行います。

    また、使用するヒアルロン酸製剤は、滅菌処理済みで使用期限内のものを使用しています。

    他院で行われているような、1本のヒアルロン酸を1回で使い切らず、余った残りのヒアルロン酸を取り置き保管し、後日また同じ患者様に残りのヒアルロン酸を注射するようなことは、当院では致しません(これを行うと、保管中に雑菌が繁殖し、注入時に感染症が起こる確率が上がるため、基本的にヒアルロン酸メーカーも推奨してません)。

    1本のヒアルロン酸を複数の患者様に使い回したりすることもありません(これも感染症を起こす可能性があるため、メーカーは推奨していません)。

    厳重な無菌管理下にヒアルロン酸注射を行えば、感染症を起こす可能性は極めて低いです。

    しかし、どれだけ厳重に無菌管理下にヒアルロン酸注射を行っても、感染症を起こす可能性は0ではありません。

    ヒアルロン酸注射後に感染症を起こす場合、注射当日から数日くらいで注入部位が赤く腫れて痛みが出てくることが多いです。

    万が一感染症を起こした場合、抗生剤の投与等、最善の処置をさせていただきます。

  • 注射後、注入部位を過度にいじったり揉んだりすると腫れる可能性がある

    ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、ヒアルロン酸注入後間もない時期に注入部位を過度にいじったり揉んだりすると、注入部位が腫れてくる可能性があるということがあります。

    ヒアルロン酸は、注入してからその部位の皮膚や組織にある程度馴染んでくるまで2~3日かかります。

    そのため、ヒアルロン酸注射後2~3日の間に過度に注入部位をいじったり揉んだりすると、注入部位の皮膚や組織に炎症が起こり、腫れてくることが稀にあります。

    時々、患者様で、ヒアルロン酸注射後に注入部位が気になって気になって、注射当日や翌日に必要以上にいじったり揉んだりしてしまう方がいらっしゃいますが、その場合、いじったり揉んだりするのが度が過ぎると腫れてくることがあります。

    美容整形した部位が気になる気持ちはわかりますが、気にし過ぎていじりすぎたりするのは逆によくありません。

    もし、いじりすぎたり揉みすぎたりして腫れてきた場合、感染などが起こっていない場合は、数日程度安静にしていれば腫れは引いていくことが多いです。

他の施術との比較

ヒアルロン酸注入の場合 脂肪注入の場合
施術時間 10分 60分
持続効果 約1年十分な効果が得られ、その後ゆっくりと吸収される 注入量の約50%が定着し、永久。
腫れ ほとんどない 大きい *1~2週間
向いている方 細かいご要望のある方

・アヒル口にしたい
・唇の真ん中だけを膨らませたい
・外側だけを膨らませたい
*全体を厚くすることも可能
全体的に厚くしたい方

・薄い唇を全体的にふっくら厚くしたい
・普通の厚さの唇を全体的によりふっくらさせたい

ドクターズボイス

高須幹弥医師

高須幹弥 医師

唇を厚くする2つの方法で、特にご検討いただきたいのがヒアルロン酸注入。注射1本・ 5分程の簡単さが、まず大きなポイント。さらには脂肪より柔らかいので、唇の形を思いのままにデザインできるのです。思わずキスしたくなるような、ツンと突き出た可愛らしいアヒル唇にもできますよ。

施術方法は200種類以上

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当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。

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