ほりの深い西洋人には、「鼻が高い」という特徴があります。
眉間から鼻先まで全体に高く、鼻筋が通っており、鼻先が下に向いていることが多いです。
それに比べて東洋人の鼻は全体的に低く、眉間から鼻先まで高さの差も少なく、
先が上に向いていることが多いです。
鼻筋をくっきりさせるための施術には、隆鼻注射というヒアルロン酸注射、
または隆鼻術というシリコンプロテーゼがあります。
「スッとした鼻筋になりたいけど手術は怖い」という方には隆鼻注射がおすすめ。
ヒアルロン酸はもともと体内にある自然な成分なので、アレルギーの心配はありません。
またメスを使用しないので痛みや腫れが少なく、施術直後からメイクも可能です。
注入完了までの時間はわずか10分ほどで、
期待以上の自然で美しい鼻筋を手に入れることができる、プチ整形です。
ヒアルロン酸は約1年間十分な効果が持続し、約2~3年かけて徐々に体内に吸収されます。
〈隆鼻注射(ヒアルロン注射)の症例写真〉
鼻全体を形よく高くしたい場合に最も効果的なのが、
半永久的に美しい鼻が手に入る隆鼻術です。
一人ひとりの希望に合わせて形成したプロテーゼを鼻の穴の内側から挿入するので、
傷跡が目立つ心配はなく、施術時間が約30分と短いのも特徴です。
〈隆鼻術(シリコンプロテーゼ)の症例写真〉
さらに、鼻先を下げるのには耳介(じかい)軟骨移植または鼻中隔延長があります。
鼻先が上に向いた“ブタ鼻”や、鼻先が曲がった“ワシ鼻”、鼻先が厚く丸い“だんご鼻”など、
鼻先をスマートに整えたい方には耳介軟骨移植がおすすめ。
耳の後ろの傷が目立たない付け根部分を2cmほど切開し、
耳の軟骨の一部を切り取って鼻先に移植して縫い合わせる手術です。
次に鼻中隔延長についてですが、鼻中隔というのは鼻の穴を左右に分けている壁のことで、
この壁には鼻を上と後ろから支えるという重要な役割があります。
鼻中隔の軟骨が小さい場合は、いわゆる “ブタ鼻”になります。
これを治すのが鼻中隔延長です。
耳介軟骨あるいは肋軟骨を採取し、鼻先に柱になるように移植して下方に延長する手術で、
半永久的にすっきりとした鼻が手に入ります。
〈ヒアルロン酸注射+耳介軟骨移植で鼻筋を通して鼻先を斜め下方向に出した症例写真〉
来週はあごについて紹介します