年末年始の電話受付につきましては、1/1のみ10:00~19:00までとなります。

注射式シワ取り ボツリヌストキシン注射

注射1本、5分程で施術が完了する手軽さが魅力。プチ整形の代表選手・注射式しわ取り。その中でも、額の横じわ、眉間の縦じわ、目尻の笑いじわなど、表情のくせによる頑固なシワに効果的なのが、『ボツリヌストキシン注射』です。
表情筋の過剰な動きを和らげることで、しわの原因そのものを断つのが、ボツリヌストキシンの特徴。すでにあるしわを目立たなくするのはもちろん、将来のしわまで予防することが可能です。
効果は個人差もありますが、半年程度。繰り返し注射を行うことで筋肉そのものの働きが弱まり、持続期間が長くなったり、効果が倍増していきます。

注入可能部位

額 眉間 目尻 鼻根 上くちびるの縦皺 あごのしわ

顔の他に、首にちりめんじわのように細かな縦じわが出来る方は、ボツリヌストキシンを浅い所に注射するという方法もあります。

時代に先駆けて、高須克弥院長が効果を証明

ボツリヌストキシン注射は、シワ取りとしてハリウッドセレブにも愛用者が多く、日本でもおなじみとなった治療。今でこそ世界中で行われていますが、開発当初の1998年5月、時代に先駆けて高須克弥院長自らが体験しました。

質のよいボツリヌストキシンのみを使用

質の良い長期間持続型ボツリヌストキシンを高濃度で使用。ピーンとしわが伸びるのを感じ、その美しさを長く保ちます。尚、高須クリニックでは、中国製のボツリヌストキシンは一切使用していません。

術中も術後も快適に

ボツリヌストキシン注射はしわの周りに何度か注射を繰り返しますが、事前にクリームによる麻酔をしますので、術中の痛みはわずか。一人ひとりのしわの状態に合わせて、注入部位や量を微妙に調節しながら入れていくので、とても自然な仕上がりに。術後の腫れや痛みもわずかで、施術当日から普段と変わらない生活が送れます。

麻酔クリーム

麻酔クリーム

麻酔クリームを塗る様子

麻酔クリームを塗る様子

こんなお悩みをお持ちの方へ

  1. 特に表情じわが目立っている
  2. 誰にも気づかれずにエイジングケアしたい
  3. 手術をするには抵抗がある

施術料金

注射式シワ取り ボツリヌストキシン注射

¥55,000(税込)
眉間 ¥55,000(税込)
目尻 ¥55,000(税込)
口周り ¥55,000(税込)
鼻の根元ジワ ¥55,000(税込)
あごの梅干しジワ ¥55,000(税込)

【全院】

実際の施術をドクターが解説

眉間のシワと頬のへこみにお悩みの患者様への実際の施術と解説動画

眉間、目尻、笑った時に出る鼻筋のシワ、実際の施術と解説動画

※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。

症例のご紹介

注射式シワ取り ボツリヌストキシン注射

  • Before

  • After

目尻

  • Before

  • After

眉間

  • Before

  • After

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

私自身の例です。笑ったときに寄る目尻のしわが気になり、注射式シワ取りボツリヌストキシン注射をしました。
誰でも笑うと目尻に多少のしわは出ますが、年とともに目立ってくると、非常に老けた印象になります。またそのままにしておくと、やがて笑わなくてもしわが刻まれてしまうように。私も無表情のときにまでしわを感じるようになっていました。
思いっきり笑ったときも、無表情のときでもシワが出来にくく、目もとの張りを取り戻しました。

注射式シワ取り ボツリヌストキシン注射

¥55,000(税込)
眉間 ¥55,000(税込)
目尻 ¥55,000(税込)
口周り ¥55,000(税込)
鼻の根元ジワ ¥55,000(税込)
あごの梅干しジワ ¥55,000(税込)

【全院】

施術の流れを写真で解説

眉間、目尻のシワへのボツリヌストキシン注射キャプチャ(写真)解説。 ~高須幹弥の術式の場合~

注射前です。

眉間に凄くシワがよります。
難しいこと考えるとき、眉間にシワを寄せる癖があるんですよね。
悪い癖です。
このまま眉間にシワを寄せ続けていると、どんどんシワが刻まれてしまいます。

笑うと目尻にシワが寄ります。

よく笑う人は目尻にシワができやすいのです。
このままシワが寄り続けると、くっきりとシワが刻まれてしまいます。
眉間と目尻にボツリヌストキシン注射をすることになりました。

注射する部位にペインブロック(麻酔クリーム)を塗ります。

これを塗っておくと、注射するときの痛みが半減します。
全く痛みがなくなるわけではないのですが、塗るか塗らないかでだいぶ痛みが違ってきます。
私は自分で塗っていますが、一般の患者様は、看護師や受付スタッフの者が塗ります。

注射する部位を消毒綿球で消毒します。

まずは眉間にボツリヌストキシン注射します。

ちなみに、眉間のシワそのものに注射するのではなく、眉間のシワをつくる皺眉筋に注射します。
ボツリヌストキシン注射は、ヒアルロン酸注射のようにシワそのものに注射してシワを埋めるのではなく、シワをつくる筋肉に注射し、筋肉のうごきを緩めることによりシワをできにくくするものだからです。
シワの状態に合わせて、4~5ヶ所程度注射することが多いです。

次に目尻に注射します。

目尻は、目尻のシワをつくる眼輪筋に注射します。
その人のシワの状態に合わせて、片側につき3~4ヶ所程度注射します。

反対側の目尻にも注射します。

注射終りました。

腫れはほとんどありません。

内出血も出ていません。
アイスノンのような保冷剤で数分程度冷やしていただいてからお帰りいただきます。
メイクしてお帰りいただけます。
シワへのボツリヌストキシン注射の効果は、3日後くらいから徐々に出始め、1週間後くらいには最大限に現れています。

注射して4日後の状態です。

眉間も目尻もツルツルピカピカになっています。

眉間にシワを寄せようとしてもあまり寄りません。

怒ったり、難しいことを考えても眉間にシワが寄らないので、シワが刻まれていくのを予防できます。

目尻もシワが寄りません。

笑って目尻にシワが刻まれていくのを予防できます。
効果の持続期間は6ヶ月程度です。

今回解説した施術の動画一覧

施術の流れ

当院ではお客様がご納得いくまでカウンセリングを行い、施術後のアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。

高須のこだわり

  • 質の良い注射針のみを使用

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。

    一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。

    高須クリニックの注射針の特徴
    ①針の細さ

    注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。

    しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。

    注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。

    ※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。

    ②針の外径に対して内径が大きい

    当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
    麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。

    外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。

    一般的な注射針。内腔が小さい。外径に対して内径が大きい注射針。内腔が大きいため、その分外径が小さくなり、刺すときの痛みが少なくなる。
    ③針の切れ味が鋭い

    当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
    切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。

    ④様々な長さの注射針を取り揃えている

    一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
    当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。

    特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。

  • 手術後、注射後などの腫れを引かせる漢方薬「治打撲一方」について

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
    治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
    患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
    打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。

    【治打撲一方の成分】

    漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。

    治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。

    ・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。

    ・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。

    ・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。

    ・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。

    ・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。

    ・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。

    ・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。

    桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
    大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
    そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
    これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。

    用法

    通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
    主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
    手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。

    料金

    1包 : ¥110(税込)【全院】

  • 内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。

    主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
    ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
    内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。

    また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
    サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
    当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。

    目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
    内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
    その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。

    使用方法

    1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
    1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
    薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
    手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。

    料金

    5ml : ¥2,200(税込)【全院】

術前・術後の注意事項・アフターケア

施術時間 約5分
術後の通院 なし
術後の腫れ ほとんどなし(個人差あり)
カウンセリング当日の治療 予約に空きがあれば可能
入院の必要性 なし
麻酔 クリーム麻酔
シャワー 当日より可能
メイク 直後より可能
洗顔 直後より可能
  • シワ治療のボツリヌストキシン注射の効果の現れ方、効果の持続について

    シワ治療のボツリヌストキシン注射は、顔面にある目的の表情筋にボツリヌストキシンを注射することにより、その表情筋を麻痺させ、効果を出す治療です。

    これらの顔面表情筋に注射する治療は、効果は6ヶ月程度続き、効果が切れるとほとんど元に戻ることが多いです。

    表情筋のほとんどは、皮膚に付着する筋肉であり、そのような筋肉にボツリヌストキシンを注射した場合は、6ヶ月で効果がほぼなくなり、ほぼ元に戻るということが統計的に分かっています。

    多少個人差がありますが、注射して2~3日くらいから徐々に効果が現れてきて、1週間後にははっきりとした効果が現れます。

    その後、1ヶ月くらい強い効果が続き、その後は4~6ヶ月くらいかけて徐々に効果が弱まっていき、効果がなくなって、ほとんど元に戻ります(注射する量、テクニックなどによって多少差がありますが、高須クリニックの場合はこのような経過になることが多いです)。

  • 術後の洗顔、メイク、入浴について

    注射の後は、当日からメイク、洗顔してもらっても大丈夫です。極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。注射した後は、お帰りいただくまでの間しばらく、氷嚢(アイスノン)で冷していただきます。5~10分程度冷やしていただき、針穴から出血していなければ、メイクをして帰っていただいても大丈夫です。
    もちろん、洗顔もしていただいて大丈夫です。
    入浴に関しては、注射した当日は、身体が温まって血流が良くなることによって、腫れが出やすい状態にあるため、軽めのシャワー程度にしておくのが無難です。どうしても注射した当日に湯船に浸かりたい場合は、ぬるま湯に短時間(5分以内くらい)の入浴くらいに済ませるのが無難です。
    同じ理由で、注射した当日のサウナ浴、岩盤浴も避けるのが良いです。注射した翌日には、普段通りの入浴をしても大丈夫です。サウナ浴、岩盤浴なども翌日から可能です。

  • 術後の運動について

    注射した当日は激しい運動は控えていただくのが無難です。
    極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。注射後の痛みもほとんどありません。
    しかし、あくまで、針を刺して注入を行っているので、激しい運動をして、血流が良くなると、針を刺したところが、多少腫れてくることがあります。場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、注射した当日に激しい運動をしたことにより、内出血が生じて、青くなってくることもあります。
    注射当日に激しい運動をしたことにより、腫れてきたり、内出血を起こしても、必ず引くし、最終的な仕上がりに特別影響が出ることはまずないのですが、せっかくダウンタイムのないほとんど腫れない治療なのに、腫れや内出血が出てしまうと、悲しいものがあります。そのため、注射した当日は、普通に歩いて帰ったり、家事をしたりする動作くらいは問題ありませんが、激しい筋力トレーニング、ランニング、エアロビクスなどはあえて行わないのが無難です。
    ただし、注射した当日は絶対に運動してはいけない、注射当日に運動をすると取り返しのつかないことになるというわけではないので、注射した当日にどうしても運動したいという人は、腫れや内出血が出る可能性があることを頭の中に入れ、自分の身体と相談しながら運動してください。

  • 術後のエステ・自宅で行う顔のマッサージの注意点

    注射当日は、注射部位以外はマッサージしていただいて大丈夫ですが、注射部位のマッサージは念のためおやめください。
    注射翌日から、注射部位のマッサージをしていただいて大丈夫です。
    ただし、注射部位に内出血などがあり、腫れている場合は、強いマッサージをすると腫れが強くなることがあるので、腫れが強い期間はマッサージを避けたほうが良いです。

リスク・副作用・合併症について

  • 内出血について

    注射による治療をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。
    注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありません。
    むしろ内出血を生じない人のほうが多く、内出血が生じてしまうのはだいたい10人に1人くらいの割合です。
    内出血が生じる原因のほとんどは、注射針が偶発的に細い血管に当たってしまうことです。
    私達医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないように注意深く丁寧にさせていただいておりますが、どれだけ慎重に注射しても、10分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
    程度の軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えていますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
    しかし、注射による治療の後は治療当日からメイクをすることができるので、内出血が出てしまってもファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
    また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に治療することはもちろん、注射した当日は熱いお風呂に長時間浸ったり、サウナに入らないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないこと、注射した部位を必要以上に弄らないことなどが大切です。

  • 妊活中、妊娠中、授乳中にボツリヌストキシン注射はできないことについて

    ボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、妊活中、妊娠中、授乳中に注射することができないということがあります。

    理由は、ボツリヌストキシンは妊娠中の胎児への安全性や授乳中の乳児への安全性が100%確保されていないからです。

    通常、どんな薬でも、人体への悪影響がないかを調べるには、「治験」といって、希望者に対して人体実験を行い、副作用、リスク、合併症がないかを調査します。

    しかし、そもそも妊婦や授乳中の母親に対して人体実験を行い、胎児や乳児に悪影響があるかどうかを調べるということが倫理的に出来ないため、ボツリヌストキシンが実際に人間の胎児や乳児に影響があるのかないのかを調べた研究結果がないのが現状です。

    男性に関しても、ボツリヌストキシンを投与してすぐに女性を妊娠させて、胎児に影響があるのかないのかを調べた人体実験の治験データはありません。

    ちなみに、ボツリヌストキシンの商品に添付されている使用上の注意には
    ・妊娠する可能性のある婦人は、投与中及び最終投与後2回の月経を経るまでは避妊する。
    ・男性は、投与中及び最終投与後少なくとも3ヶ月は避妊する。
    と記されています。

    男性は精子の形成される期間にボツリヌストキシンが投与されることを避けるため、3ヶ月という数字になっています。

    そのため、高須クリニックでは、女性の場合、妊活中、妊娠中、授乳中の方にボツリヌストキシン注射はしない方針にしており、ボツリヌストキシン注射後は、2回目の月経(生理)が終わるまでor3ヶ月以上経過するまで妊娠しないようにしていただいてます。

    ボツリヌストキシンの分子量は15万程度であり、胎盤を通過できず、理論的には妊婦に投与しても胎児には届きません。

    また、妊娠中にボツリヌストキシンを注射してしまったが、元気な赤ちゃんを出産し、成長する過程でも何も問題はなかったという報告も多数あります。

    妊娠中、授乳中にボツリヌストキシンを投与すると必ず問題が起こるというわけではありませんが、100%絶対に問題が起こらないと言いきることもできないのが現状であるため、患者様が100%安全で安心でいられるため、このような方針にさせていただいております。

  • 眉が下がる、目が細くなる可能性がある

    額のシワのボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、注射後に眉が下がる、目が細くなるなどのことがあります。

    額のシワへのボツリヌストキシン注射は、額のシワをつくる前頭筋という筋肉にボツリヌストキシンを注入します。

    注射後は前頭筋が麻痺して動かなくなることによって額にシワができなくなります。

    元々眉を上げていない人は、額のボツリヌストキシン注射をしても問題がないことが多いのですが、元々眉を上げて額のシワをつくっている人の額にボツリヌストキシンを注射すると、注射後に前頭筋が麻痺することにより眉が下がり、目が開けにくくなったり、目が細くなって目つきが悪くなることがあります。

    そのため、元々眉を上げている顔つきの人は、額のシワのボツリヌストキシン注射をしないほうが良い場合があります。

    また、眼瞼下垂のある人、まぶたの皮膚のたるみが多く、まぶたの開きが悪い人は、まぶたの開きが悪いのを眉を上げることにより代償的にまぶたを開けようとしていることが多いので、そのような人にも額のシワのボツリヌストキシン注射はしないほうが良いことが多いです。

    もし、注射後にそのようになってしまった場合は、ボツリヌストキシンの効果がなくなっていくと共に元に戻っていきます。

  • 目が開けにくくなる、眼瞼下垂になる可能性について

    眉間のシワのボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、注射後に目が開けにくくなったり、眼瞼下垂になるということがあります。

    眉間のシワのボツリヌストキシン注射は、眉間のシワをつくる皺眉筋という筋肉にボツリヌストキシンを注入し、皺眉筋の動きを止めることによりシワができなくする治療です。

    非常に稀な合併症なのですが、注入したボツリヌストキシンの薬液が下のほうに流れ、まぶたを開けるための筋肉である上眼瞼挙筋に効いて、まぶたが開けにくくなったり、眼瞼下垂になってしまったという報告があります。

    もし、そのようになってしまった場合は、ボツリヌストキシンの効果がなくなっていくと共に症状は改善し、元に戻っていきます。

    私達高須クリニックの医者は、そのような合併症が起こらないように、解剖学を熟知するようにし、丁寧にボツリヌストキシン注射をさせていただいております。

ドクターズボイス

高須敬子医師

高須敬子 医師

表情じわには人それぞれにクセがあり、そのまま何もせずに放っておくと、どんどんしわが深くなっていきます。ボツリヌストキシンが効力を発揮している期間はしわが刻まれにくいので、老化防止にも。注入を繰り返すと効果も大きくなっていきます。あなたも半年毎のボツリヌストキシン習慣、はじめてみませんか?

施術方法は200種類以上

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当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。

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