「ウルセラ」ご希望で来院された患者さま。
痩せ型タイプでしたので、若々しく見せる為には、全体にふんわり柔らかさを出した方が良いので、ウルセラではなく、ヒアルロン酸注射でリフトアップさせる「Vシェイプリフト」の方が、オススメでしたので、「Vシェイプリフト」をご提案させて頂きました。
①まず一番気になるポイントは、「目の下に斜めに走るゴルゴ線」
②次に気になるのは、「こめかみの窪み」です。
頬骨が張っている方で痩せ型の方は、こめかみが痩せると、頬骨の張りが目立って、ゴツゴツした印象を与えます。
③写真では分かりませんが、お話をしていると「口回りの細かい小じわ」がとても気になります。
口回りも骨が痩せてきますので、口回りをふっくらさせるのも若々しく見えるポイントになります。
④おでこ回りも痩せてくる場所で、特に「おでこの横ジワ」が気になりましたので、横ジワを埋めるようにヒアルロン酸注射をしました。
⑤私としては、「窪み目」も気になりましたが、ご予算もありましたので、今回は見送りました。
Vシェイプリフトは、頬骨の靭帯にヒアルロン酸を杭打ちするように注射して、リフトアップさせますが、この患者さまのように、頬骨が張っている方には、量を気を付けながら入れる必要があります。
また、ボリュームを出す場所や、リフトアップさせる場所に入れるヒアルロン酸と、口回りに入れるヒアルロン酸、おでこの横ジワに入れるヒアルロン酸は、すべて一緒ではなく、材質や種類、注射する針の長さや種類を変えて入れています。
治療直後の写真なので、針穴が所々で赤い点で見えますが、大きな内出血は見られません。
口回りは、柔らかいヒアルロン酸を25Gカニューレで、針穴を左右1ヶ所ずつで、ふんわりふっくら、厚ぼったくならないように入れて行きます。口回りは内出血しやすい場所なので、カニューレで入れています。
全体にふんわりふっくらしましたので、光の反射が均一になりました。
トータルでヒアルロン酸6本使用しています。
今後は、しみソバカス治療に、フォトフェイシャルをされると、さらにお肌がキレイになって素敵になりますので、オススメしました。
アゴの梅干しジワにも、ボツリヌストキシン注射がオススメです。
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Vシェイプリフトとは、患者様の気になる部分や症状を中心に、顔全体のバランスをみながら治療していくカスタマイズ治療です。
気になる部分の改善はもちろん、総合的にナチュラルに、そしてより良い印象になるように治療していきます。
今回の患者様はマスクの中の口周りよりも、マスクから出る部分を優先的にエイジングケアしたいとのご要望があり、上顔面~中顔面あたりのこめかみ、目の下から両頬、鼻翼基部(ほうれい線の根本)にヒアルロン酸6本6ccを注入していきました。
頬の外側上部から中心部にかけては、緩んだリガメントを補強するように注入して、皮膚の支えをつくります。
(※リガメントというのは、皮膚や筋肉、脂肪、骨などをつなぐ支柱の役割を持っている線維状の束になった接着組織のことです。)
こめかみから目元にかけて、影の要素が減り、ピンとハリ感がでました。
目の下のクマが目立ちにくくなり、元気な印象になりました。
横から見ても、こめかみにハリが出て、目の下のクマの段差やほうれい線の根本が薄くなりました。
こめかみへの注入のメリットは、周りにはまずバレないぐらい少しハリを出すだけで輪郭が整い、目元の印象が明るく優しげになります。
この注入ポイントは、片側0.3cc以上注入すると目が開けやすくなるような、目元がすっきり軽くなるような効果もでる部位なのです。
ヒアルロン酸は顔がパンパンになるというマイナスイメージが世の中ではまだまだ強いですが顔全体のナチュラルエイジングケアに使用するヒアルロン酸注射は、目安の使用本数が年齢の1/10本といわれています。
5本5cc=小さじ1杯分です。
骨格にあわせて多すぎず少なすぎずの適量のヒアルロン酸注入の治療は、とても良い治療です。
最近お肌にハリがないとお悩みの方やナチュラルにエイジングケアしたい方は、ぜひ一度カウンセリングに来てください。お待ちしております。