初診の患者様のカウンセリングをしていると時々、「高須クリニックの手術料金って高くないですか?」と言われることがあります。

美容整形は、あくまで医療行為であり、エステ、サロン、美容院など他の美容産業とは一線を画します。医療行為は医師がいなければ行えないし、看護師などの専門職のスタッフも必要なので、高い人件費がかかり、医療器機、医療設備、医療材料も高額であるため、ランニングコストが高くかかります。
また、美容整形は自費診療であるため、他の病気を治す医療と異なり、健康保険で支払われることはなく、国や地方公共団体から補助金が下りたり、個人や団体から寄付金が貰えることもありません。そのため、美容整形の手術料金は、一般的に高くなります。

私自身、高須クリニックの全ての治療の料金は適正価格だと思っています。高須クリニックはベテランの優秀な医者、スタッフを多く抱え、健全な経営をしており、赤字にならない程度に継続しています。決して、患者様からぼったくりをしたり、放漫な経営をすることなく、真面目にやっております。私自身も、自分が働いている以上に高い給与は取っていないし、贅沢三昧しているつもりもありません。

広告費がかかると手術料金に上乗せされて高くなる?

Yes!高須クリニック
「球場用CM」(30秒)

「高須クリニックは広告費にお金をかけているからその分料金が高いのでは?」と言う人もいます。実際のところ、高須クリニックは他院と比較すると、手術件数、売上高に対する広告宣伝費は、むしろ少ないほうです。例えば、私が院長をしている高須クリニック名古屋院をみてみると、現在、売上高に対する広告宣伝費は10%程度であり、他院は20~30%くらい、クリニックによっては50%くらい占めるところもあるようですので、この数字は美容整形クリニックの中では低いほうです
当院は歴史が長く、昔からたくさんの患者様がリピーターとして通ってくださっています(30年以上通ってくださっている患者様も多く、新規開業のクリニックに比べ、患者様の絶対数が多いです)。
また、当院は、研修医が終わったばかりの医者、美容外科未経験の新米の医者などは雇わず、経験豊富なベテランの医者しかいません。そのため、技術レベルが高く、患者様の満足度が高いです。リピート率が高く、患者様が患者様を紹介してくださる紹介率も高いので、その分、広告宣伝費を安く抑えることができています。
高須クリニックは他のクリニックに比べ、規模が大きく、患者様も多いので、小さなクリニックに比べると全体の広告出稿量が多くなります。テレビCMなどを観る機会なども多くなるので、「高須クリニックはいっぱい宣伝しているから」と錯覚、誤解してしまうのだと思います。

広告費を掛けないコンテンツを充実

また、最近は、テレビCM、雑誌広告、インターネットのリスティング広告などのお金がかかる広告よりも、ブログ記事を書いたり、症例写真をアップしたり、YouTubeに手術動画をアップしたり、ホームページのコンテンツを充実させるといった、全くお金がかからないことに力を入れているので、広告宣伝費の割合は年々下がっています
患者様にとっても、実際の美容整形の内容、情報をほとんど得ることができないテレビCMや雑誌広告よりも、たくさんの情報を得ることができるブログ記事や症例写真、YouTube動画を観ることのほうがはるかに有益だし、喜んでいただけると思います。これらをアップするのはほとんど私1人でやっており、結構重労働なのですが、現場の最前線でたくさんの患者様のカウンセリングや手術をしている医師の私だからこそできることだと思っているので、これからも患者様のために頑張っていこうと思っています。

他院の広告を見ると凄く安いけど?

「高須クリニックの手術料金は、他院に比べると高くないですか?」と言う人のほとんどは、色々な美容クリニックの雑誌広告、フリーペーパー、チラシ、ホームページのトップ画面などで見比べていると思います。

他院のそれらの広告媒体を見ると、

ボツリヌストキシン注射500円! ヒアルロン酸注射5000円! 二重まぶた埋没法9000円! フォトフェイシャルM225000円! 二の腕脂肪吸引9万円! 豊胸手術30万円!ボツリヌストキシン注射500円! ヒアルロン酸注射5000円! 二重まぶた埋没法9000円! IPL(インテンシブパルスライト)5000円! RF&ダイオードレーザー3000円! 二の腕脂肪吸引9万円! 豊胸手術30万円!

などのように、恐ろしく安い値段を強調しています。

これは、大型スーパーの新聞折り込み広告のビール350ml缶1本10円!(ただし、お一人様1缶まで)と同じ手法です。なるべくたくさんのお客を来店させるのが目的で、来店したお客には、ついでに他の商品もたくさん買っていただき、トータルで利益を出そうとするものです(本当に缶ビール1本10円だけで商売していたら大赤字ですもんね)。
その恐ろしく安い料金を広告でアピールしている美容クリニックも、「二重まぶた埋没法9000円!」で患者様を来院させ、来院したら、医者やカウンセラーが必死にもっと高い治療をすすめたり、他の治療もトッピングしてすすめてきます
「あなたの分厚いまぶただと、9000円の埋没法をしてもすぐに戻ってしまうので、30万円のスーパークイックコスメ法のほうがいいですよ!」
「あなたの場合、一緒に目頭切開をしないと、平行型二重になりませんよ!(目頭切開をしなくても平行型になる場合でも、必ずセットですすめてきます)」
「あなたのまぶたは脂肪が多いので、20万円の脂肪取りプレミアムクイック法がいいですよ!(二重まぶた全切開法で眼窩内脂肪とROOFを切除しなければ意味がない症例でもすすめてきます)」
「あなたは眼瞼下垂なので、眼瞼下垂メヂカラアップ手術をした方が良いです!(眼瞼下垂でなくても眼瞼下垂ということにして、高い手術をすすめてきます)」
実際に来院された患者様全員に二重まぶた埋没法を9000円でやっていたら、クリニックは大赤字になって潰れてしまうので、何とかして値段を吊り上げて高い手術を受けさせようとします。

専門カウンセラーを雇うクリニックも

最近は、美容クラークと呼ばれる専門のカウンセラーを雇っているクリニックも多く、美容クラークは個室で患者様と2人きりになって時間をかけて話し(これを専門用語でクロージングといいます)、料金や効果の高い治療を受けるように説得し、場合によっては医療ローンを組ませるように促します。美容クラークさんは、生命保険の勧誘、セールスレディ出身の人が多く、人心掌握術に長け、言葉巧みにすすめてきます(生命保険の勧誘と同じで、成約させた治療代金の何%かがインセンティブとして歩合給になるので、患者様の幸せよりも、自分の利益を優先し、必死にすすめてきます)。
しかし、この手法は、大型スーパー、大型ドラッグストア、外食チェーン店でするのはいいのかもしれませんが、医療の分野では、絶対にやってはならない行為です。
美容医療は、健康な身体に侵襲を加え、外観を良くしようとする医療行為です。
必要のない手術をしたり、必要のない手術をしてお金を儲けるのはあり得ないことだし、安い料金の広告で引き寄せて、実際には高い料金に吊り上げる行為は、患者様を騙しているのと同じです。そもそも、手術の上手いベテランの医者を雇い、無理に利益を出そうとせず、健全な経営をしていれば、こんな悪徳商法じみたことをしたり、無料クーポンをばら蒔いて集客したりしなくても、患者様はクリニックに通ってくださるはずです。
高須クリニックでは、このような、安い料金の広告で患者様を来院させ、高い値段に吊り上げたり、必要のない手術をすすめるといったことはせず、全て明朗会計でやっております。
基本的にホームページやパンフレットの料金で治療を受けることができます。患者様の状態、患者様のご要望によっては、他の手術をすすめることがありますが、その場合は、医学的に本当にその手術が必要だからすすめるのであって、お金儲けのためにすすめているのではないし、無理にすすめることもありませんのでご安心ください。

美容整形は、安かろう悪かろう、高かろう良かろう?

よく患者様から、「クリニックによって安いところと高いところがあるけど、やっぱり安いところはダメなんですか?」「高いからといって、手術が上手いとは限らないですよね?」などのご質問をいただきます。

安いから低品質 高いから高品質

品質や技術レベルが高い美容整形クリニックを経営していくには、高い経費、ランニングコストがかかります。美容整形未経験の新米の医者、研修医が終わったばかりの若い医者、手術ができない医者、過去に問題を起こした医者は、安い給料で雇うことができますが、手術の上手いベテランの医者、患者様からの人気が高い医者は需要が高いため、高い給料を払わなければなりません。
また、高いレベルの医療を提供するためには、優秀なベテランの看護師、事務員などをたくさん雇う必要があります。専用の医療設備、手術室、麻酔器も必要になります。注射器、注射針、縫合糸、縫合針、ガーゼなどの医療材料、手術道具、医療手袋なども、海外の品質の悪いものは安いですが、国産のもの、品質のいいものは高いです

ヒアルロン酸注射やボツリヌストキシン注射に関しては、

  • 中国製や東南アジア製の安いものを使用する
  • 生理食塩水や麻酔液で濃度を薄めて使用する
  • 使用期限切れのものを使用する
  • 1本を他の患者様に使い回す(B型肝炎、C型肝炎、HIVエイズなどの感染症を起こすため、注射針を替えても絶対にやってはいけません)
  • 注射器に残ったものを保管して後日同じ患者様に注射する(感染症を起こす可能性があるため、絶対にやってはいけません)

などのことを行えば、原価コストを削減することができますが、患者様の満足度が下がったり、問題が生じます。

ウルセラシステム焦点式(ハイフ)超音波システムサーマクールFLXRF高周波エネルギーシステムフォトフェイシャルM22IPL(インテンシブパルスライト)などの照射系治療、レーザー系治療に関しては、本来、医者が施術しなければならないものですが、看護師や事務員に施術させれば、その分人件費を削減することができます(パワーを下げて照射しなければならないため、効果、患者様の満足度は格段に下がります)。
最近は、正規のメーカーの機械ではなく、偽物、コピー商品のフォトフェイシャルM22IPL(インテンシブパルスライト)なども出回っており、安いコピー商品を使えば経費は安くなりますが、効果が劣ったり、トラブルなどが生じることが多いです。
シリコンバッグプロテーゼ豊胸手術、脂肪注入豊胸、広範囲の脂肪吸引、輪郭形成手術などの手術は、本来、麻酔科の専門医が付きっきりで全身麻酔をかけ、美容外科医が手術に専念するチーム医療で行います。
麻酔科の専門医を雇わずに、手術する美容外科医に全身麻酔や硬膜外麻酔をかけさせ、1人で麻酔管理と手術をやらせれば、人件費を削減することができますが、非常にリスクが高くなり、医療事故が起こりやすくなります。

患者様の満足度が高い医療を提供するには、ある程度のコストがかかります。
安く抑えるためには、何かを削る必要があり、削れば削った分だけ、技術レベル、品質、安全性は下がります。そのため、過度に安いのは、なんらかの問題があり、「安かろう悪かろう」はある程度正しいことだと思います。
しかし、「高かろう良かろう」に関しては、原価コストや人件費などの経費を削減して、質の低い医療を提供しているのに、利益を上げて私腹を肥やすために高い料金を設定しているクリニックもあるので、一概にはいえないと思います(その場合は「高かろう悪かろう」になります)

最終的に高いか安いかは手術を受けた患者様が決める

高須 幹弥

私自身、高須クリニックの手術料金は高くもなく安くもなく適正価格だと思っていますが、最終的に高いか安いかを決めるのは、手術を受けた患者様だと思います。二重まぶた全切開法を27万5千円(税込)で受けて、凄く可愛くなって、素敵な彼氏ができ、同性の友達も増え、人生がバラ色になれば、27万5千円(税込)は安く感じるでしょう。逆に25万円の切らないで糸で縛るだけの小鼻縮小を受け、6ヶ月で元に戻ってしまえば、25万円は高く感じるでしょう。5000円でほうれい線にヒアルロン酸注射をして、ミミズ腫れになって残ってしまえば、5000円は非常に高く感じるでしょう。高須クリニックで治療を受けた患者様のほとんどの方は、また高須クリニックに戻ってきてくださいます。

高須クリニックで治療を受けた後、安いクリニックの治療を受けに行ってしまった患者様のほとんどの方も、「友達に誘われて違うところで治療しちゃったけど、やっぱり高須さんのほうがいいです」と戻ってきてくださいます

他院で手術を失敗され、高須クリニックで修正手術をして綺麗になった患者様は、「こんなことなら、最初から高須クリニックでやれば良かった」とおっしゃいます。
いくら安いところで手術を受けても、結果が悪く、別のクリニックで修正手術を受けることになれば、費用は余計にかかるし、腫れやダウンタイムも倍かかります。
患者様に、「高須クリニックで治療して良かった」「これからもずっと高須クリニックに通いたいです」「もう高須クリニック以外のクリニックには行きたくないです」と言っていただけるのは、私達にとって、凄く励みになるし、嬉しく思います。

高須クリニックは、これからもそう言っていただけるように、スタッフ一同、患者様のために全力で頑張っていくので、宜しくお願いいたします

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※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
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当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。

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