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教えて、幹弥先生!

高須クリニック カウンセリングで医者が冷たい、態度が悪いときは? 美容整形外科動画

カウンセリングで医者が冷たい、態度が悪いときはどうしたらいい? 患者様からの質問に高須幹弥がお答えします。

公開日:2015・11・23出演:高須幹弥医師
カウンセリングで医者が冷たい、態度が悪いときは?

A-21歳女性の方からの質問です。
「私は先日初めて美容整形クリニックのカウンセリングを受けに行きました。今までに一度も整形をしたことはなかったのですが、毎日アイプチをしているせいで、まぶたがかぶれてしまい、二重まぶたの手術がしたくて、近所にある、高須クリニックさん以外のクリニックを受診しました。初めてのカウンセリングだったので、緊張して何もしゃべれなくなってしまわないように、質問したいことをメモ帳に書いて持って行き、あと、なりたい芸能人の目の切り抜きなどもいくつかファイルに入れて持って行きました。
カウンセリングでは、担当の医者になりたい芸能人の目の切り抜きを見せて、自分がなりたい希望の目を、私なりに頑張って説明しました。また、いろいろ心配なことがあったので、メモ帳にまとめたことをいくつか質問しました。

すると担当の医者は、露骨に嫌そうな顔をして、私と目を合わせないように手術のやり方などを説明しました。その説明だけでは納得ができなかったので、さらにメモ帳に書いておいたことを質問したら、『そんなに心配だったら手術するのをやめれば』と言ってきました。
結局私は手術するのをやめ、そのクリニックを後にしましたが、どうも納得がいきません。美容整形のカウンセリングってみんなこんなものなんですか。幹弥先生はこの医者の態度をどう思いますか」とのことです。

幹弥先生はい分かりました。
そうですね、難しい問題なんですけど、結論から言えばその患者さんは、その医者の手術を受けなくてよかったと思います。ちょっとその文章だけだと詳しいことは分からないんですけど、考えられるのは、その医者はその患者さんの手術したくなかったっていうのはあると思います。何でしたくなかったかは、分からないです。カウンセリング風景をじっくり見ないと分からないんですけど、一つ考えられるのは、患者さんが切り抜きとか見せたりして、こうなりたいとかそこの二重の幅は何ミリでとか、細かい要望をされれば、その通りに仕上げるのは非常に難しいので、やりたくないと思ったのか。あるいはその質問の内容がすごく細かくて、あんまり細かい要望だと手術終わった後に仕上がりが思ってたのと違うってことになって、トラブルになりかねないので、それでわざと冷たい対応をとったのかも分からないです。

でも、「そんなに心配だったらやめれば」っていうのは絶対言っちゃいけないと思います。僕は絶対言わないですね、そんなことは。患者さんは心配だからいっぱい質問するのであって、そういう心配な人にやめればって言ったら、やっぱり怒ると思うんですよ。私はただ心配だから質問してるだけだって言うし、きれいになりたくてここに来てるのに、やめればっていうのはないんじゃないんですかって言うと思うから。そんなに心配だったらやめればっていうのは絶対言っちゃいけないと思いますんで。

A-ちょっと冷たく感じますし、せっかく頑張って相談をしているのに、ですよね。

幹弥先生僕だったら、そんだけ細かい要望をしたり、たくさん質問をしてくるんだったら、全部答えますね。要望、二重のラインとか細かいんだったら、できることとできないことがあるし、それをやることによってかえって不自然になって、可愛くなくなっちゃうってことがあるから、それを徹底的に説明しますね。

よくあるのは、すごい分厚いまぶたで、腫れぼったいまぶたで、蒙古ひだががっつり張っている人、そういう人が、北川景子さんのような幅の狭い平行型になりたいとかっていう。土台が全く違う人の二重を希望されることがよくありますけれど、土台が全く違うのに、違う芸能人の二重と同じのを作ろうとすると、必ず不自然になりますからね。

まぶたが分厚ければ、幅のある二重を作れば、余計分厚さが強調されたり、目を閉じたときに傷が食い込んだりとかするし、蒙古ひだを無理やり乗り越えないといけないから、不自然な形の平行型二重になるから、もっとこの狭い末広型のほうが自然だから、こうしたらって提案したり、できることできないことをはっきり説明して、質問たくさんされれば、僕は全部正直に答えるようにしていますね。全部答えて、できることできないこと、はっきり徹底的に言って、最終的に手術やるかやらないかを患者さんに決断を委ねればいいだけであって、最初から「やめれば」って、拒否するのはやっぱり失礼だと思います。

患者さんの中には美容整形って魔法だと思っていて、なりたい芸能人の目と全く同じ目を作るって思い込んで夢を描いてくる人がいるので、そういう人はできないことはできないとはっきり言って現実的なことを言ってあげればいいと思います。ただ分からないけど、その先生もそういう理由か分かんないし、あるいは本当にただ態度の悪い、誰に対しても態度の悪い人なのかも分からないし、あるいはすごく腕はいいんだけれど患者さんを選ぶ医者かも分からないですね。腕のいい医者の中には、患者さんを徹底的に選んで、この人だったら手術やってもいいなって思う人だけをやって、この人やりたくないなっていう人はやらないっていう人っているんだよね。

やっぱり美容外科医にとって一番避けたいのって、患者さんとのトラブルなんですよね。どんだけ手術がうまくても、患者さんの要望がすごく細かかったり、この通りの目にならなかったら怒る人っているわけで、この人要望が細かいし、ちょっと攻撃的な性格だから手術するとトラブルになるだろうなと思われる人は断るっていう医者はいますね。僕は絶対断らなくて、さっき言ったようにできることできないこと話して、やるかやらないか患者さんに委ねるようにはしてるんですけど。

A-なるほど。そうなんですね。
先生からきちっとそう言っていただければ、患者さんもよく考えますから、最初っから突き放されると考える暇もなくって感じでしょうしね。先生みたいにきちっと言ってくださる先生ばかりだといいんですけど。

幹弥先生ただ美容外科医のほうも、「この患者さん手術をしたくないな」っと、思ったときに、僕手術しないから、やらないから、君のことを手術しないから、してもトラブルになるからって帰すのも難しいと思うから、大抵の美容外科医は、この患者さん手術したくないなと思ったら、わざと冷たい態度をとったりとか目をそらしたりとか、軽くチェって舌打ちしたりとかする医者はいるんですよ。
そうすると患者さんのほうが、この医者の手術受けたくないなって思って帰ってくれるからですね、やめればとか手術したくないよって言うと怒る人がいて、ケンカになるからだと思うんですよ。

よく美容外科の学会とかで、こういう患者さんには手を出してはいけないというのがあるのね、すごく神経質な人とか、何か家庭にすごい事情を抱えていてストレスが溜まってる人とか、そういう人を手術すると後でトラブルになるから、手術しちゃいけないんだけど、どうやって断るかっていうと、みんな共通してるのは、わざと冷たい態度をとるっていう人も。

ひょっとしたらそのお医者さんは、すごい名医でいい人なんだけれど、ただ手術をするとトラブルになることが考えられるから、わざと冷たい態度をとったのかも分からないし。ちょっとなんとも言えないです。
ただ本当の名医だったら、そんなに心配だったらやめればとは言わないと思いますけど。もうちょっと違う断り方があるとは思います。

その患者さんはね、取りあえず、その医者とはフィーリングが合わないんで、そこで手術をするのをやめたのは正解だと思いますんで、取りあえず違うクリニックに同じようにカウンセリングにかかってみて、もしフィーリングが合うお医者さんがいたら、その人に手術してもらえればいいと思うんだけど、ただ愛想がいい悪いかだけで手術がうまいか下手かっていうのは全く別の話で、お金もうけ主義の医者ってすごく最初は愛想よくて、いいですよ、できますよ、やりましょう、絶対きれいになりますからって、すごいのせてくるんだけど、そういう医者は逆に危ないからそれも気を付けないといけないから、やっぱり徹底的に質問して納得いく答えを出してくれたり、できることできないことを説明してくれて、強引に手術を勧めるとかじゃなくて、やるかやらないかは本人に委ねさせてくれるという医者が名医だと思いますけど。

美容外科の手術カウンセリングって、普通のお医者さんのかかった病気を治すっていう診察とは全く次元が違うから、例えば風邪ひいて内科にかかれば、診察してお薬出してくれって絶対やってくれると思うんですよ。僕は君に治療しないから帰ってって絶対言わないよね。それは法律で決まってるから、応召義務っていうのがあって、病気で困っている人が来たら、絶対にそれに応じてあげないといけないっていう法律があるんだけど、美容整形に関してそれは適用にならないんだよね。

美容整形って本来、医学的には必要のない治療で、病気を治すんじゃなくて、その人の自己満足のためとか、体は健康なんだけど、もっとキレイになったりカッコよくなったり、幸せになるための治療だから、応召義務っていうのは適用にならないんだよね。

だから美容外科医のほうも、この患者さんとはフィーリングが合わないなと思ったら断ることはありうるわけで。言うなればお見合いみたいなもんだよね。お見合いってさ、男と女が初めて同士の人が会って、趣味聞いたりとか相手のしゃべり方とか態度とか見て、この人だったらフィーリングが合うなって思って一緒になりたいなと思ったら、お付き合いして結婚してって流れになるわけじゃない。でも片方が「この人、何かやだな」とか、しゃべり方とか気に入らないし、フィーリングが合わないなと思ったらどっちかが断るでしょ。もう一方が好意を寄せても成立しないでしょ。美容外科医もそんな感じだよね。

A-なるほど。すごく分かりやすいです先生。

幹弥先生はい。患者さんがいくらその先生の手術を受けたいと思っても医者がやらないって言ったらやらないし、逆に医者が手術してあげたいと思っても患者さんが拒否すればやらないしね。そんな感じで僕はやってますけれど、僕は一方的に断ることはしないようにして徹底的に説明するようにはしてます。

A-すごく親切と言いますか、やっぱり患者さんのこと思われてるから。

幹弥先生ただすごく僕の手術に期待を寄せて夢を膨らませて来られて、芸能人の切り抜き見て、「絶対、幹弥先生だったらこの目作ってくれる」って期待されてる人で、できない場合というのはつらいですけどね。
できないし君の分厚いまぶたで、平行型作ると不自然になるからやめたほうがいいって言っても、なかなか納得してくれなくて、徹底的に説明するんだけど、そのなかなか納得してくれないっていう人はいるけどね。
「取りあえず、今日は手術するのをやめて帰って考えたほうがいいよ」って言っても、今日どうしてもやりたいんですって。今日のためにわざわざ沖縄から飛行機で来て、一週間休みを取るって時間空けてやっと予約取りに来たんですっていう人、どうしてもやりたいっていう人は、できないんだったらある程度妥協してくれないといけないです。
妥協してくれないでいいかげんな気持ちで手術すると、手術が終わった後に超現実的な結果が待っていて、思ってたのと違うということになっちゃうから。

A-あとで後悔することにその方がなっちゃいますよね。

幹弥先生ということで美容整形のカウンセリングは、この医者の手術受けたくないなって本能的に思ったら、絶対にやめたほうがいいです。たいてい患者さんがそう思ってるときは、医者のほうもこの患者さん手術したくないなって思ってるから。

美容整形って絶対信頼関係が大事で、手術をしたらはいおしまいじゃなくて、手術してダウンタイムがあって仕上がりができて、仕上がりが気に入らなかったらまた検診してって、長いお付き合いになるから、絶対フィーリングが合わない医者の手術を受けては駄目ですね。この先生だったら受けても大丈夫だなってカウンセリングで確信を持てたときだけやらないといけないです。

A-なるほど。先生とのフィーリングも大事ですけども、先生に質問をして、きちんと質問に答えてくれる先生を探して、ぜひ望んでいただければって感じでしょうか。

幹弥先生あとは、大丈夫できるから私に任せてって安易に受ける医者もちょっと怪しいから。愛想がいいとか何でもできるっていう人もちょっと気を付けないといけないですね。

A-ちょっと厳しいことも、現実を言ってくれる先生を探さないと駄目ですね。

幹弥先生逆に、ガンガン勧めてくる医者って絶対金もうけだから、下心がなければリスキーな手術をどんどん勧めるってことありえないもんね。

A-そうですよね。ぜひいい先生を探していただければと。

幹弥先生僕でよければさしてもらいますけれど、家が近ければ。

A-そうですね。ぜひこの方もそうしていただければ。

幹弥先生福岡とか九州とか北海道だったら遠いから、地元の美容外科を何軒か回ってみてもらってもいいと思いますけどね。

A-分かりました。先生今日もありがとうございました。

幹弥先生はい、ありがとうございました。

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