恐らく手術のやり方が不十分だったのでしょう。再度、手術をすることは可能です。
前回の傷跡を利用して行うこともできますので新たな傷は増えないことが多いです。通常、傷跡はワキの下のシワにそって切開し、丁寧に細かく縫合しますのでお日にちがたてばほとんど目立たなくなります。ボツリヌストキシン注射で汗を一時的に抑えることも可能です。

ボツリヌストキシン注射によるものと、外科的手術は3段階ございます。
当院のわきが・多汗症の改善方法は汗を一時的に抑えるボツリヌストキシン注射によるものと、外科的手術は3段階ございます。数mm切開するだけのクイック法、3～4cm切開してにおいのもととなる汗腺を80%程度除去するコンビネーション式、切開が4～5cm必要ですが完治を目的とした剪除法です。医師の診察で汗とにおいの程度により、最も適した手術をご案内します。ただ正しく診察させていただくために朝から制汗剤を付けずにお越しくださいますようお願いします。

夏休みや冬休みに受けられる事をご検討ください。
手術後のワキの固定は約1週間です。机に座っての勉強でしたら、当日から始められます。ただし、ワキを固定しておりますので腕を肩より高く挙げる動作は出来ません。学生の方は、夏休みや冬休みに受けられる事をご検討ください。どうしても手術に抵抗がある場合は簡単に出来るボツリヌストキシン注射で気になる季節だけ一時的に汗を抑える注射もございます。またあまりご年齢が若いと成長期の段階ですので手術をしても再発する場合がございます。医師と充分にご相談ください。

豊胸手術の傷跡が残っていても、多くの場合、多汗症の手術は可能かと思います。状態を拝見した上で医師がご説明をいたしますので、一度ご来院ください。多汗症の手術にはいくつかの種類があり、注射1本で完了するボツリヌストキシン注射もあります。どの方法が適切なのかも、合わせてご提案させていただきます。

治療方法を医師とご相談されることをご検討ください。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。汗の元となるのはエクリン腺で臭いの元となるのはアポクリン腺です。ただ、汗もそのままにしておきますと臭いの元となります。多汗症の方には剪除法という脇の下を切開して汗腺を取り除く手術とボツリヌストキシン注射で汗を抑制させる方法とございます。生活状況、ご事情もあるかと思います。治療方法、術後の経過等確認の上、医師と御相談される事をご検討ください。