顔の施術について
二重の人がその二重ラインで切開して眼瞼下垂手術をすると、目を開けたときの二重の幅は狭くなります
眼瞼下垂手術はまぶたの開きを良くする手術なので、二重まぶたの人が、その二重のラインで切開して眼瞼下垂手術を行い、その切開線で二重を作ると、目を開けたときの二重の幅は狭くなります。
二重というのは、まぶたが開くときに二重のラインで皮膚が折れ曲がり、折れ曲がった部分の上に皮膚が被さることによってできます。二重のラインを変えずにまぶたの開きが良くなれば、折れ曲がる部分が奥に引き込まれる分、折れ曲がる部分の上に皮膚が被さるようになるので、目を開けたときの二重の幅は狭くなります。
ちなみに、ここで言っている元の二重のラインというのは、天然の二重も埋没法や切開法で作った二重も同じことがいえます。そのため、目を開けたときの二重の幅が気に入っている人が、その二重のラインで切開して眼瞼下垂手術を受けると、まぶたの開きが良くなって目が大きくなった分、目を開けたときの二重の幅が狭くなってしまうということが起きます。
二重の人が眼瞼下垂手術をする場合、目を開けたときの二重の幅が狭くなってほしくないときは、二重のラインよりも上で切開して、二重を作り直す必要があります。
しかし、あまり二重の幅を広くし過ぎてしまうと、そのことがまぶたを開ける妨げになってしまうこともあります。そのため、二重まぶたの人で、二重の幅を広くすることよりも、目の開きや黒目の見える面積に拘る人が眼瞼下垂手術をするときは、多少目を開けたときの二重の幅が狭くなるのを覚悟したほうが理想の目になることが多いです。
また、元々眼瞼下垂気味の人が埋没法や切開法で幅広い二重を作ったことによって眠たそうな目になってしまった場合や、元々二重まぶたで眼瞼下垂があるため幅広い二重の眠たそうな目の人が、その二重のラインで切開して眼瞼下垂手術をすると、多少目を開けたときの二重の幅は狭くなりますが、目がぱっちり開いて理想の目になることが多いです。
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、分厚くて眠たそうな細い目を気にされていました。
診察させていただいたところ、まぶたの皮膚が厚く、脂肪もたくさんついていました。
まぶたの開きが悪く、一重まぶたであるため、普通に目を開けた状態で黒目が3~4割程度しか出ておらず、余計に目が細く見えていました。
眼瞼下垂手術をして、まぶたの開きを良くし、同時に二重を作ることになりました。
二重まぶた全切開法に準じ、新しく作る二重のラインに沿って皮膚を切開し、上眼瞼挙筋の挙筋腱膜を瞼板に前転固定し、短縮しました。
開きすぎて、ビックリした目やキツい目にならないように、普通に目を開けた状態で、黒目が7~8割程度出るように調節しました。
二重の幅は、広くし過ぎると、二重のラインの下の皮膚が睫毛の生え際に被さり、その分まぶたの開きが悪くなってしまうため、目を開けた状態でわずかに二重の幅が見える程度の二重を作りました。
日本人特有の蒙古襞が平均的に張っており、広すぎない自然な幅の二重を作ったため、二重のラインが蒙古襞の上を乗り越えず、蒙古襞の中に入り込んだため、必然的に末広型の二重になりました。
目が窪まない程度に眼窩内脂肪とROOFを切除しました。
皮膚は切除しませんでした。
術後は、分厚かったまぶたが程よく薄くなって、まぶたの開きが良くなった上に、自然な二重まぶたになりました。
眼瞼下垂(デカ目整形)
【全院】
眼瞼下垂(デカ目整形)