末広二重と平行二重はどちらが目が大きく見える?自然に似合うのはどちら?
二重まぶた手術や、目もとの手術のカウンセリングをしているとよく、「末広型二重と平行型二重だと、どっちが目が大きく見えますか?」とご質問いただきます。
私の答えは、
「一般的に平行型二重のほうが目が大きくみえます。
ただし、美容整形で平行型二重を作った場合、目が多く見えても、自然に似合う人と不自然で似合わない人がいるので、全ての人が平行型二重にすればいいわけではありません。」です。
その理由を順番にご紹介いたします。
末広型二重と平行型二重の違い
まず、「末広型二重」とは、目頭側の二重のラインが蒙古襞の中へ入り込み、目頭側まで二重の幅がない目のことをいいます。
対して「平行型二重」は、蒙古襞がなく、目頭側まで二重の幅がある状態、あるいは、目頭側の二重のラインが蒙古襞の上を乗り越えて、目頭側まで二重の幅がある状態の目のことをいいます。
一般的に、二重の幅があるほど、目が大きく見える効果があります。
そのため、目頭側まで二重の幅がある平行型二重は、目頭側にまで二重の幅がない末広型二重に比べ目が大きく見えます。
モデル、アイドル、歌手などの芸能人を見比べてみると、末広型の人より、平行型の人のほうが、目が大きく見えることが多いです。
「だったら、埋没法や切開法で二重をつくるとき、平行型二重にしたほうが目が大きく見えるから、みんな平行型二重にすればいいのでは?」
と考えてもおかしくないのですが、単純に目が大きくなっても実際その方に似合うかどうかはまた別の問題になります。
誰でも平行型二重が似合わない理由
実は、日本人は大きく分けると、「末広型二重が自然で似合う人」と「平行型二重が自然で似合う人」がいます。
男女共通の条件として、平行型二重が自然に似合う人は、蒙古襞があまり発達しておらず、まぶたの皮膚が薄く、やや彫りの深い顔立ちのタイプです。
ところが、日本人の7割くらいは、目頭のところに蒙古襞が強く発達している傾向があります。
そのため、他の人から見ると、末広型二重のほうが自然に似合っているように見えます。
蒙古襞が発達していると、蒙古襞を乗り越えて幅の広い二重を作らないと平行型二重にならないため、二重の幅が広くなってしまい、顔の印象が不自然になってしまうことがあります。
蒙古襞が発達していても、目頭切開をして完全に蒙古襞をなくして平行型二重を作ることもできます。
しかし、今度は目と目の距離が短くなるため、元々間隔が広い人はいいのですが、そうでない人がすると、寄り目になってしまい、キツい印象の顔になってしまうことがあります。
また、平行型二重を作るためには、ある程度二重の幅を広げることが必要です。
まぶたの皮膚が薄い人なら幅を広げてもすっきりした自然な平行型二重になりやすいです。
しかし、まぶたの皮膚が厚い人が無理して二重の幅を広げると、上の方の厚い皮膚が折れ曲がる厚ぼったい二重まぶたになってしまいます。
まぶたの皮膚が厚い人の場合、他にも、
- 二重のラインの下の皮膚がぷっくりと膨らんで、まつ毛の生え際に被さり、開きが悪くなって、眠たそうな二重に見えてしまう
- 埋没法だと、非常に早く糸が緩んで、幅が狭くなったり、元に戻ってしまう
- ミニ切開法、全切開法、眼瞼下垂手術の場合、目を閉じたときや伏し目の状態で、切開線の傷痕が食い込んだり、窪んで目立ってしまい、目を開けた状態の二重のラインの食い込みも強くなりやすいといったリスクもあります。
このような「平行型二重が似合う条件」から外れている人は、無理して平行型二重を作ろうとせず、末広型二重を作るほうが、自然で似合った二重になる場合があります。
末広型二重であっても、それが自分の顔に合った二重であれば、無理して平行型二重を作るよりも、自然でより可愛くorイケメンになれるのです。
実際に芸能人の方でも、末広型二重で十分に可愛いorイケメンの人はたくさんいらっしゃいます。
私は、患者様とのカウンセリングの中で、末広型二重が自然で似合うタイプの人が平行型二重を希望された場合、末広型二重をすすめることが多いです。
必ずしも平行型二重が良いとは限らない
このように、単純に平行型二重にしても、それが患者様にとって本当に似合うものになるかどうかはまた別の問題になります。
蒙古襞の状態や、まぶたの厚さによっては、顔の印象が悪くなったり、リスクが発生する場合もあります。
そのため、初めから平行型二重でと決めつけるのではなく、カウンセリングやシミュレーションによって、本当に似合うものであるか確かめてから二重のタイプを決めることをおすすめします。
高須クリニックでは、経験の浅いドクターは在籍していません。
豊富な施術経験とキャリアを持ち、また二重のデザインセンスが高いドクターのみが手術を行っています。
患者様にとって「失敗」と感じていただかないよう、事前のカウンセリングをしっかりと行います。カウンセリングでは鏡を見ながら、重瞼棒でなりたい二重をご自身のお顔でシミュレーション。
目の大きさや形はもちろん、顔全体の仕上がりを施術前にイメージすることができます。
流れ作業でない患者様それぞれのオーダーメイドでプランをご提案させていただきます。
細かなご要望でも遠慮なくカウンセリング時にお伝えください。
とはいえ、「隣の花は赤い」「隣の芝生は青い」という諺があるように、人間は、自分が持っていなくて他人が持っているものが羨ましく思う生き物です。
自分にないものを他人にみようとし、他人が持っているものを手に入れれば、自分はもっと幸せになれると信じているのです。
平行型二重が不自然で似合わない人ほど、強く平行型二重を望む傾向があります。
最終的には患者様のご希望が最優先となるため、私は可能な限り、患者様の希望にそった平行型二重を作るように努力させていただきます。
二重整形の代表的な施術法
【二重まぶた・埋没法】
高須克弥院長が日本で初めて開発し、学会で発表して以来、一般に普及したメスを使わない技術で最も人気があります。
髪の毛より細い特殊な糸を使って、まぶたの裏側にある目を開けるときに動く皮膚に、二重まぶたのヒダを作りたい線にそって無数の点で繋ぎます。
目を開けた時に糸が皮膚を引っぱることで二重の形を作ることができます。
高須クリニックは、特許取得の埋没法専用糸を使用し、腫れにくく、ダウンタイムが短く、跡も目立たない自然な二重にすることが可能です。
埋没法にむいている方
- 気軽に二重にしたい方
- リーズナブルに二重にしたい方
- 自然な末広型二重にしたい方
【二重まぶた・切開法】
二重にしようとするまぶたのヒダの予定線をメスで切開し、半永久的かつ、よりはっきりとした二重を目指す方法です。元に戻る心配がなく、より大きく魅力的な目元にすることができます。
高須クリニックでは、ダウンタイムが短く、傷跡もわかりにくい「ミニ切開法」、目の上の脂肪も取り払い、腫れぼったさも改善できる『全切開法』の2種類をご用意しています。
切開法にむいている方
- 目をより大きく、はっきり見せたい方
- 幅広い二重を望んでいる方
- まぶたの皮膚が厚い方
- まぶたに脂肪がつき腫れぼったい方
症例のご紹介
目頭切開せずに二重まぶたミニ切開法で幅の狭い平行型二重を作った症例写真
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Before
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After(6ヶ月後)
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、二重まぶた手術希望で来院されました。
診察させていただいたところ、ほぼ完全な一重まぶたで、まぶたの皮膚が被さり、細い目をしていました。
幅が広い二重や不自然な二重は嫌という御要望だったので、目を開けた状態でわずかに二重の幅が見えるようなデザインで手術することになりました。
元に戻ってしまう二重は嫌ということだったので、埋没法ではなく、ミニ切開法で手術することになりました。
皮膚切除はせず、眼窩内脂肪やROOFも切除しませんでした。
術後は目を開けた状態でわずかに二重の幅が見える狭い平行型二重になりました。
この方は、元々蒙古襞の張りが弱いため、目頭切開をして蒙古襞の張りを大きく解除しなくても、狭い二重を作るだけで平行型二重になりました。
この方のように、狭い二重を作るだけで平行型二重になる人は、どちらかというと珍しいです。
ほとんどの人は、平行型二重を作るには、蒙古襞を乗り越えて幅の広い二重を作るか、狭い二重を作ると同時に大きく目頭切開をして、蒙古襞の張りを解除する必要があります。
二重まぶた・ミニ切開法(部分切開)
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【全院】
症例のご紹介
二重まぶた全切開法で平行型と末広型の中間くらいの二重を作った症例写真の術前術後画像
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Before
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After(メイクなし)(4ヶ月後)
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After(メイクあり)(4ヶ月後)
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、二重まぶた手術希望で来院されました。
診察させていただいたところ、ほぼ完全な一重まぶたで、二重のラインがないため、まぶたの皮膚が黒目に被さり、細い目をしてらっしゃいました。
患者様のご要望は、
「目を開けた状態で、ちゃんと二重の幅が見えて、奥二重のようになるのは嫌」
「内側(目頭側)に二重のラインが入り込むのは嫌」
「元に戻るのは嫌なので、埋没法ではなく、切開法でしたい」
ということでしたので、目を開けた状態で二重の幅が見えて、二重のラインがやや蒙古襞を乗り越えて、目頭側に入り込まないように重瞼棒でデザインし、二重まぶた全切開法に準じて手術しました。
最小限の眼輪筋、瞼板前結合組織を切除し、内部処理を行うことにより二重のラインを作成しました。
皮膚やROOFは切除しませんでした。
術後は、二重のラインが蒙古襞のやや上を乗り越えるようにデザインしたため、完全な末広型の二重にはならず、末広型と平行型の中間のような二重になりました。
また、目を開けた状態で、奥二重のようにならず、ちゃんと目頭側から目尻側まで二重のラインの見える二重になりました。
二重まぶた・全切開法
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【全院】
二重まぶた・全切開法
- まぶたの強い腫れ(術後/個人差があります)
- 内出血(術後)
- 仕上がりの左右差(片目ずつ手術をする場合)
- 不自然な二重(無理に二重の幅を広げた場合)
- 仕上がりのわずかな左右差(完璧なシンメトリーは不可)
- 仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある
- 二重のラインの癒着がとれる可能性
- 手術後の血腫
※施術後(After)のメイクあり写真について
女性の目もとの施術はメイクをすることを前提に行うことが多くなっております。
そのため、当院ではこれから施術を受けていただく方への参考として、メイクをしていない施術前後(Before/After)の写真のほか、 施術後(After)のメイクをしている写真も掲載しております。
症例のご紹介
目頭切開+目尻切開で目の横幅を広げた症例写真
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Before
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After(6ヶ月後)
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の中国人患者様で、目を大きくしたいというご要望でした。
診察させていただいたところ、天然の幅広平行型二重であり、まぶたの開きはさほど悪くないのですが、目の横幅はやや小さめでした。
そのため、目頭切開と目尻切開を同時に行い、目の横幅を広げることになりました。
目頭切開はZ法に準じて行い、約1.5mmずつ内側に広げました。
目尻切開はW字切開に準じて行い、約2mmずつ外側に広げることができました。
術後は程よく目の横幅が広がって大きくなり、華やかな印象の目になりました。
目頭切開
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【全院】
目尻切開
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【全院】
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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平成13年 |
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平成17年 |
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平成19年 |
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※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代の女性患者様で、普段アイプチをしており、そのせいでまぶたの皮膚が被れ、皮膚が厚ぼったくなり、まぶたのシワが増えてしまっていました。
まぶたが被れている人は、まぶたを掻く癖があることが多い上、皮膚が厚ぼったくなっていたため、埋没法ではいつか戻ってしまう可能性が高く、ミニ切開法をご提案したのですが、ダウンタイムが取れないなどの理由で、埋没法をすることになりました。
普段のアイプチは、目を閉じて約6mmのところで二重を作っていたので、埋没法も同じところで行いました。
元々蒙古襞の形に左右差があったため、右が微妙な平行型になり、左は末広型になりました。
埋没法は、普段アイプチをしているところで行うと、比較的戻りにくいです。
逆に広げてしまうと、戻りやすいのであまりお勧めではないです。
二重まぶた・埋没法
【全院】
二重まぶた・埋没法(二針固定)
【全院】
二重まぶた・埋没法
※施術後(After)のメイクあり写真について
女性の目もとの施術はメイクをすることを前提に行うことが多くなっております。
そのため、当院ではこれから施術を受けていただく方への参考として、メイクをしていない施術前後(Before/After)の写真のほか、 施術後(After)のメイクをしている写真も掲載しております。