鼻にヒアルロン酸注射した後、いつから眼鏡やサングラスをかけていいのか?鼻をかんでも大丈夫なのか?
鼻のヒアルロン酸注射希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、
「いつから眼鏡をかけていいですか?」
「サングラスをかけて帰っていいですか?」
「鼻に注入したヒアルロン酸はどれくらいで安定するのですか?」
「いつから鼻をかんでも大丈夫ですか?」
などのご質問をいただきます。
それぞれの回答は次のとおりです。
いつからメガネやサングラスはかけていい?
鼻にヒアルロン酸を注射し、鼻を高くしたり、鼻筋を通した場合、ヒアルロン酸はしばらく不安定な状態にあります。
ヒアルロン酸はジェル状の物質であり、鼻筋に注入して鼻の形を整えた場合、しばらくの間は、注入した部位に強い外力を加えると、中のヒアルロン酸が少し移動し、形が変わる可能性があります。
特に、注入した日とその翌日くらいが不安定な状態であり、その2日間の間に、必要以上に強く指でぐいぐい鼻を動かしたりすれば、注入したヒアルロン酸の形が少し変わる可能性も0ではありません。
そのため、注入した日とその翌日は、眼鏡やサングラスをかけないのが無難です。
注入直後から、重たい眼鏡やサングラスを長時間かけて、鼻のヒアルロン酸を注入した部位に強い重みがかかれば、わずかに注入したヒアルロン酸の形が変わる可能性があるからです。
ただし、鼻のヒアルロン酸注射と同時に二重まぶた埋没法や切開法などの目もとの手術をして、どうしてもサングラスをかけて帰りたいという人や、目が悪いけど、眼鏡は持っているが、コンタクトレンズは持っていないという人もいらっしゃいます。
そのような場合、私に関しては、注射当日や翌日であっても、鼻のヒアルロン酸注入部位に強い重みがかからなければ、短時間なら眼鏡やサングラスをかけてもらっても良いと言います。
ここでいう「短時間」というのは、短ければ短いほど安全という意味で、5分で済むなら5分が良いし、15分で済むなら15分にしとくのが良いし、どうしても2時間サングラスをかけないといけないのなら、しょうがないので2時間かけていただくということです。
いつから鼻をかんでいい?
注入した日と翌日くらいは、鼻をかむ際、注入した部位をなるべく強く押さえないようにし、軽くかんでいただくのが無難です。
高須クリニックのヒアルロン酸で、鼻に使用しているものは、通常のものも長期持続型のものも、鼻専用のヒアルロン酸であり、ヒアルロン酸の密度が高いため、比較的固く、注入後早期でも、外力を加えても変形しにくいものです。
このように、注入後2日目(注入した翌々日)には、普段通り、眼鏡やサングラスをかけていただいてもいいし、必要なら強く鼻をかんだりしていただいても大丈夫です。
高須クリニックのヒアルロン酸注射による隆鼻術
鼻へのヒアルロン酸注射は、手術せずに鼻筋を通して鼻を高くできる人気のプチ整形。
施術直後からすぐに効果がわかり、ダウンタイムも極めて短いことも特徴です。
さらに高須クリニックでは、
- 通常の鼻専用ヒアルロン酸
- 鼻専用長期持続型ヒアルロン酸「シャープラインノーズ」
の2種類のメニューをご用意しています。
通常のヒアルロン酸の効果の持続期間は最低でも1年、「シャープラインノーズ」の場合は、4~6年くらいかけて吸収されるため、通常のヒアルロンの3倍以上の持続期間があります。(個人差があります)
くわしい特徴や内容はこちらのページをご覧ください。
症例のご紹介
長期持続型ヒアルロン酸注射で曲がっている鼻を真っ直ぐにし、鷲鼻を目立たなく、綺麗に鼻筋を通した20代女性の症例写真
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Before
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After(1週間後)
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Before
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After(1週間後)
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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平成13年 |
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平成14年 |
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平成15年 |
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平成17年 |
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平成19年 |
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※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、鼻根部(鼻の付け根の目と目の間の部分)が低いこと、鷲鼻であること、鼻が歪んで曲がっていることが悩みでした。
診察させていただいたところ、確かに鼻根部は低く、それによって鼻筋が通っていませんでした。
また、鼻根部が低いことによって鷲鼻が強調されており、鼻の骨が歪んで斜鼻になっていました。
鷲鼻や骨性斜鼻を治すためには、通常、ハンプ切除や鼻骨骨切り手術を行い、土台から形を整えますが、この患者様は、あまりダウンタイムをとることができず、腫れると困るし、なるべく手軽な治療でやっていきたいということでしたので、鼻根部から鼻背にかけてヒアルロン酸注射をすることになりました。
微妙な修正なので、ヒアルロン酸の密度が高く、硬くて、横に広がらないタイプの鼻専用長期持続型ヒアルロン酸注射を用いることになりました。
鼻根部の窪んでいて一番低いところを中心に、鼻背部にかけて、約0.7cc注入しました。
鼻筋が曲がって左右非対称になっている部位には、なるべく左右対称になるように、バランスを見ながら丁寧に注入しました。
注入後は、程よく鼻筋が通って鷲鼻が目立たなくなって、鼻筋が曲がっているのも気にならない程度になりました。
鼻根部が低いことによって目立っている鷲鼻に対しては、ヒアルロン酸注射で低いところを高くすることによって鷲鼻を修正することができます。
逆に、鼻を高くしないで鷲鼻を治したい場合は、ハンプ切除手術をして、一番高い部分を低くすることによって修正します。
隆鼻注射(ヒアルロン酸注射)
【全院】
隆鼻注射(ヒアルロン酸注射)