20代女性の患者様で、小さいバストを大きくしたいというご要望で来院されました。
診察させていただいたところ、やや小さい膨らみがあるももの、ほぼ平坦な胸であり、Acupの小ぶりなバストでした。
患者様は、「せめて人並みのおっぱいになりたい」というご要望でした。
日本人のバストの大きさの平均は、BcupとCcupの中間くらいといわれています。
そのため、この患者様のバストを人並みの大きさにするには、1.5cup程度大きくする必要があります。
1.5cup大きくするには、マンマリーヒアル(R)(プチ豊胸術・ヒアルロン酸豊胸術)だと、費用が高くつくため(150万~200万円くらいです)、現実的ではないし、お腹周りや太ももに余分な皮下脂肪があまりついていないため、大量に脂肪吸引し、バスト脂肪注入して1.5cup大きくすることはできないと予想されました。
その結果、シリコンバッグプロテーゼによる豊胸手術を行うことになりました。
この患者様は、元のバストのボリュームが少なく、皮膚、皮下脂肪が薄いため、大胸筋下にプロテーゼを入れることになりました。
1.5cupは大きくなるように、140ccのラウンド型モデラートプロファイルプロテーゼを入れました。
術後は、Ccup弱の大きさのバストになり、日本人の平均サイズよりやや大きめに仕上がりました。
大きすぎることはなく、見た目、動き、感触、軟らかさ全てが自然な状態となりました。
シリコンバッグプロテーゼ豊胸手術は、その人の体型に合っていない形や大きすぎるサイズのプロテーゼを入れると、動き、感触、軟らかさが不自然になることがあります。
特に多いのは、この患者様のように、痩せていて、皮膚や皮下脂肪が薄く、元のバストが小さい人に大きすぎるサイズのプロテーゼを入れた場合に、動きが少なくなったり、触り心地が硬くて不自然になったり、プロテーゼのエッジ(縁)が触れてベコベコしたりすることです。
この患者様くらいの痩せた体型でも、140ccくらいまでの大きさのプロテーゼであれば、そのようなことはまず起こらないため、大丈夫です。
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担当医:高須克弥 医師
詳しくご希望を伺い、相談の上で、左右それぞれ300CCのシリコンプロテーゼを挿入する施術を行うことにしました。
300CCはかなり大きめのサイズですので、施術後はバストが一気にふくらみ、はっきりとサイズアップしていることがわかります。バストのふくらみが出たことで、ボディラインにもメリハリがついて女性らしいシルエットになりました。
また、乳房全体が盛り上がったため、乳首の位置も引っ張られて随分と位置が上がり、ツンと上を向いていることがわかります。