顔の施術について
シリコンプロテーゼで額(おでこ)を出したり丸くするのは段差がでるなどのリスクや副作用はあるのか?
よくメールのお問い合わせなどで、「額(おでこ)を前に出す手術がしたいのですが、ハイドロキシアパタイトなどの骨セメントや人工骨を入れる手術ではなく、シリコンプロテーゼでやることはできますか?」「額にシリコンプロテーゼを入れた場合、将来、形が崩れたり、段差がでたり、凸凹になるなどのリスク、副作用はありますか?」などとご質問いただきます。
私の答えは、「シリコンプロテーゼで額(おでこ)を出すことは可能ですが、将来、歳をとって額の皮膚が薄くなったときに、プロテーゼの輪郭が浮き出て不自然になることがあるので、おすすめしません」「額を出す場合は、ヒアルロン酸注射か、ハイドロキシアパタイトなどによる骨セメント手術がおすすめです」です。
額にシリコンプロテーゼを入れる手術は、30年以上前の日本の美容整形黎明期によく行われていました。頭皮の中を数cm切開し、ラスパで骨膜を広範囲に剥がし、平べったい折り畳んだシリコンプロテーゼを入れ、額の骨の上に留置するものです。
この手術を正しく行った場合は、若いうちは綺麗な額を保つことができます。しかし、歳をとると、額の皮膚は薄くなるので、シリコンプロテーゼの輪廓が浮き出て、不自然な形になってしまうことが多いです。
高須クリニックには、30年以上前に、額にシリコンプロテーゼを入れて、皮膚が薄くなって、シリコンプロテーゼの輪廓が浮き出て不自然になり、シリコンプロテーゼを取ってほしいと言って来院される患者様がよくいらっしゃいます。
永久的に額の形を作りたいのであるならば、ハイドロキシアパタイトなどの骨セメント、人工骨で手術するのが良いです。骨セメントは、額の部分の前頭骨に直接ペーストするので、骨セメントと前頭骨の段差は生じず、将来、歳をとって皮膚が薄くなったときに、不自然になることはありません。
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