美容整形について
手術後の腫れを早く引かせるにはどうしたらいいのか?
施術後のアイシング
よく患者様から、「手術した後、早く腫れを引かせるにはどうしたらいいのですか?」と質問されます。早く腫れを引かせるためには、まず手術の腫れを必要最低限に抑えなければなりません。そのためには、手術をする医者が上手である必要があります。
上手な医者であれば無駄な手術操作がなく、出血も少ないため、手術時間も短く、腫れが少ないのですが、手術が下手な医者であれば無駄な操作が多く、出血も多く、手術時間がかかり、腫れが強く出ることになります。
あとは、患者様もなるべく手術に協力していただくことも重要です。例えば二重まぶたの手術で、手術中に患者様が緊張して目に力を入れていたりすると、血圧が上がり、出血が多くなるため、結果として術後の腫れが強く出ます。
高須クリニックでは、手術する医者も介助する看護師も、患者様がなるべくリラックスできるように優しく接するようにしておりますので、患者様もできる限り手術に協力していただくと、必要最低限の腫れで済みます。
時々患者様で、「少しでも腫れが出ないように、自分にだけ特殊な腫れない薬とかを使ってください」などとおっしゃる方がいらっしゃいますが、高須クリニックでは全ての患者様に対して、少しでも腫れが出ないように局所麻酔薬の中に血管収縮薬であるエピネフリンやpH調節薬を混ぜたり、極細の注射針や縫合糸を使用しておりますのでご安心下さい。
以上が手術中に関する注意点で、手術後に関する注意点もたくさんあります。
手術後の注意点としては、患部を冷やすこと(特に顔の手術の場合)、安静にすること、なるべく心臓より高く挙げることなどがあります。埋没法や切開法などの二重まぶたの手術や鼻の手術、顎の手術、フェイスリフトなどの顔の手術を例に説明すると、手術直後から翌日にかけてが一番腫れています。
直後は局所麻酔による腫れが強くあり、数時間で引いていくのですが、翌日になると今度は炎症による腫れが出てきて、そこから先は日にち薬で炎症による腫れが引いていくのを待つことになります。
炎症による腫れは特に最初の3日間が強いので、その間は安静にして、しっかり冷やして、心臓より高く挙げることが重要です。その間に運動したり、サウナに行ったり、熱いお風呂に長時間入ったり、お酒をたくさん飲んだりすると血行が良くなって、腫れが強くなってしまいます。最初の3日間くらいの入浴は、軽くシャワーを浴びるか、ぬるま湯につかるくらいにしたほうが良いです。心臓より高く挙げることは、浮腫みを出さないようにする効果があり、夜寝るときは完全に平らになるよりは少し頭を高くして寝たほうが腫れにくいです。
また、冷やすことは炎症を抑えることができるので、氷やアイスノンなどをタオルでくるんで軽く患部を冷やしていただくと良いです。その際、氷やアイスノンで直接患部を冷やしてしまうと、冷たすぎて凍傷になってしまうことがあるので、必ずタオルなどでくるんで冷やし過ぎないようにしてください。
よく患者様から、「冷却ジェルシートを貼っていいですか?」と質問されますが、冷却ジェルシートなどの刺激のある薬を患部に直接貼るのはお勧めできませんのでご注意ください。
以上の術後の注意点は、特に最初の3日間が重要なのですが、1週間くらい徹底していただくと、より腫れを抑えることができます。
逆に1週間以上経過すると、もうこれらのことをしてもあまり意味はなく、あとは日にち薬で腫れが引くのを待つことになります。捕捉ですが、術後の喫煙は、末梢の血流が悪くなり、傷の治りが悪くなるので、最低1週間、できれば6ヶ月禁煙していただいたほうが良いです。
平成11年 |
|
---|---|
平成11年 ~平成13年 |
|
平成13年 |
|
平成14年 |
|
平成15年 |
|
平成17年 |
|
平成19年 |
|
このコラムを見た方は、以下のコラムも見ています
※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。