美容整形について
手術時間は長い方がいいのか?短い方がいいのか?
カウンセリングのときによく患者様から、「よその美容外科クリニックのホームページをみると、二重まぶた全切開法の手術時間は60分と書いてあるのに、高須クリニックでは30分となっているのは何が違うのですか?」とか、「手術時間は長いほうが丁寧にやってもらえるのですか?」とか、「手術時間が短いところは手術がいいかげんなんですか?」などの御質問をいただきます。
私の答えは、「手術時間というのは一般的に、手術が上手なベテランの医者ほど短く、手術が下手な医者や経験の浅い医者ほど長いのですが、それ以外にも色々な要素がからんでいるので一概にはいえません」です。
どんな手術でも、手術が上手なベテランの医者は、手先が器用であることが多いし、段取りが良く、大事なポイントを的確に抑えているので、無駄な動きがなく、手術中の出血が少ないため、手術時間は短くなるし、術後の腫れが少ないです。
逆に手術が下手な医者や経験の浅い医者だと、手先が不器用なことが多いし、段取りが悪く、無駄な動きが多いため、手術中の出血も多く、手術時間が長くなり、術後の腫れが強く長引きます。
また、二重まぶた切開法や眼瞼下垂手術など、局所麻酔で行う目もとの手術などの場合は、あまり手術時間が長いと手術中の出血が多くなって腫れが強くなり、正確な手術ができなくなることによって、術後の仕上がりが悪くなることが多いです。特に眼瞼下垂手術の場合は、手術中にまぶたの開き具合を正確に調節する必要があるため、手術時間が長くなって腫れが強くなると正確な調節ができなくなるし、あまりに手術時間が長いと途中で局所麻酔が切れてくるので、麻酔を追加することによって更に腫れが強くなり、アリ地獄にはまってしまうことがあります。
私の経験では、眼瞼下垂手術は60分以上かかると、手術中の出血と腫れが極端に強くなり、術後の仕上がりが悪くなることが多いので、私は60分以内に手術を終わらせるようにしています。
また、同じ医者が手術する場合でも、患者様の元の顔や希望の形などによって、手術時間が大きく変わることがあります。
例えば眼瞼下垂手術の場合、皮膚を切除するかしないか、眼窩内脂肪やROOFを切除するかしないか、元のまぶたの開き具合やどれだけまぶたを開けるかなどによって、手術時間は大きく変わります。 私が眼瞼下垂手術をする場合、比較的難易度の低い手術のときは15分くらいで終わることもありますが、難易度の高い手術のときは60分かかることもあります。
高須クリニック公式ホームページに書いてあるそれぞれの手術時間は、その手術にかかるおおよその平均時間なので、高須クリニックのどの医者がどの患者様を手術しても、きっちりその時間がかかるわけではありません。
例えば二重まぶた全切開法は30分となっていますが、まぶたの厚みや手術の難易度によって、10分で終わることもあれば60分かかることもあります。ホームページに書いてある手術時間はあくまでおおよその時間なので、参考程度にしてくださいね。
また手術時間は、手術を丁寧に行えば長くかかり、雑に行えば短く済みます。高須クリニックでは、全ての医者が手術は可能な限り丁寧にやるという方針なので、雑に手術するということは絶対にありません。ホームページの手術時間は、当院の医者が丁寧に手術した場合にかかる平均時間だと考えてください。
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