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何故日本人は一重まぶたが7割で二重まぶたが3割なのか?日本、韓国、中国などに一重まぶたが多い理由
日本人は、男女とも、一重まぶたの人が約7割、二重まぶたの人が約3割だといわれています。アメリカ、ヨーロッパの白人はほぼ全員二重まぶたです。アフリカ系の黒人もほぼ全員二重まぶたです。アジアでは、インド、東南アジア、中東のアラブ人、イランなどに住んでいるペルシャ人の人達はほぼ全員二重まぶたです。日本、中国、北朝鮮、韓国、モンゴルなどの北東アジアにのみ一重まぶたの人が存在し、一重まぶたの人と二重まぶたの人が混在しています。
何故、日本などの北東アジアのみに一重まぶたと二重まぶたが混在するのでしょうか?人類が誕生したのは450万年前で、アフリカがその起源だとされています。その後、一部の人々が食糧を追い求めてアフリカを離れ、東南アジアやアジア大陸、中にははるか遠くシベリアに足を運ぶようになりました。そして、日本にも足を運びその場に住み着きました。そのときに日本に住み着いたのが後の縄文人だとされています。縄文人は彫りが深い顔立ちをしており、まぶたの皮膚が薄く、ほとんどが二重まぶたであったといわれています。
しかし、今から約2万年前に氷河期を向かえます。その時、シベリアに住んでいた人たちは寒さに適応するために、一重まぶたに進化したといわれています。寒さから目を守るために、まぶたの脂肪を増やし、二重まぶたから一重まぶたになったとされています。つまり、元々は二重まぶたでしたが、環境に適応するために一重まぶたになったという説が有力になっています。
その後、シベリアに住んでいた一重まぶたに進化した人達は、暖かくて住みやすい土地を求めて、中国、モンゴル、朝鮮半島(北朝鮮、韓国)、日本へ移り住んだといわれています(当時、大陸と日本は陸続きでつながっていました)。そのときに日本に移り住んだ一重まぶたに進化した人達が弥生人といわれています。
このような背景から、日本、中国、モンゴル、北朝鮮、韓国では一重まぶたの人と二重まぶたの人が混在しているといわれています。日本人は、二重まぶたの縄文人と一重まぶたの弥生人の混血ということになるので、様々な遺伝子が混ざり合い、一重まぶたの人と二重まぶたの人が混在しているということになります。
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