美容整形について
抜糸するとき麻酔はしますか?
二重まぶた切開法、目頭切開、目尻切開、タレ目形成(グラマラスライン)、フェイスリフトなどの手術希望の患者様のカウンセリングをしていると、非常に稀にですが、
「抜糸のときは麻酔しますか?」
などのご質問をいただきます。
私の答えは、
「しませんよ。どんな手術でも普通しませんよ。」
です。
抜糸というのは、縫合してある糸を抜く行為であり、通常、糸の端をピンセットで摘まんだ状態で、糸の一部をハサミで切り、抜きます。
高須クリニックで使用する縫合糸は、縒り糸ではないモノフィラメントのナイロン糸や吸収糸、縒り糸の吸収糸などで、非常に細く、抜糸するときに糸が組織に引っ掛かり難い、痛みがないタイプの縫合糸です。
スムーズに糸をピンセットで摘まんで、ハサミで切ることができれば、抜糸の痛みはありません。
ただ、目尻の縫合などの場合、形態的に抜糸しにくい部位の場合は、少しチクチクする痛みがあることがあります。
かといって、抜糸をするときに麻酔をすることは、普通ありません。
抜糸風景
もし、抜糸する部位に麻酔の注射をしたら、腫れ上がってしまい、非常に抜糸するのがやりにくくなってしまいます。
第一、抜糸の痛みよりも麻酔の注射のほうが痛いです。
抜糸前に、抜糸する部位に麻酔クリームを塗ることも普通しません。
麻酔クリームを塗ると、創部がベタベタになって、抜糸するのが非常に困難になってしまいます。
抜糸のために、全身麻酔、静脈麻酔、笑気ガス麻酔をかけることも普通しません。
全身麻酔や静脈麻酔をかけるには点滴のため、留置針を刺さなければならないため、その痛みがあるし、抜糸のために、わざわざ呼吸や循環に作用するような薬品を使うことは普通しません。
笑気ガス麻酔は点滴をしなくてもすることはできますが、ある程度のリスクを生じる可能性があるため、むやみに使用するものではありません。
笑気とは亜酸化窒素のことで、吸引すると多幸感があり、酩酊状態になって笑いが止まらなくなることから、海外では「風船ガス」「シバガス」として乱用されており、日本でも規制の強まった脱法ドラッグに代わり乱用されるようになっています。
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