顔の施術について
コンタクトレンズ(特にハード)を長期間使用すると、眼瞼下垂になることがあります。
目のカウンセリングをしているとよく、コンタクトレンズを長期間使用していたことによる眼瞼下垂の患者様に遭遇します。コンタクトレンズを使用すると、常にレンズがまぶたの裏側を擦って刺激するため、瞼板と挙筋腱膜の結合部分がはずれ、まぶたの開きが悪くなります。
コンタクトレンズの取り外しの際に、まぶたを過度に引っ張るのも、眼瞼下垂を引き起こす原因の一つだといわれています。コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、ソフトレンズよりもハードレンズに多く、ハードレンズを10年以上使用している人は、かなりの確率で眼瞼下垂症状があります。
高須クリニックに来院されるコンタクトレンズによる眼瞼下垂の患者様は、自分が眼瞼下垂だということに気付かずにいる方がほとんどです。そのほとんどの方が、「目の大きさに左右差があるので治したい」「二重の幅が左右非対称なので治したい」「額のシワが気になる」「まぶたが窪んできたので治したい」などのお悩みで来院されます。
コンタクトレンズによる眼瞼下垂は、左右の目が同じように下垂が進行していくこともありますが、多くの人は片方の目の下垂が強く進行しているので、目の左右差が訴えになっていることが多いです。
この記事の監修医情報
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平成11年 ~平成13年 |
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、分厚くて眠たそうな細い目を気にされていました。
診察させていただいたところ、まぶたの皮膚が厚く、脂肪もたくさんついていました。
まぶたの開きが悪く、一重まぶたであるため、普通に目を開けた状態で黒目が3~4割程度しか出ておらず、余計に目が細く見えていました。
眼瞼下垂手術をして、まぶたの開きを良くし、同時に二重を作ることになりました。
二重まぶた全切開法に準じ、新しく作る二重のラインに沿って皮膚を切開し、上眼瞼挙筋の挙筋腱膜を瞼板に前転固定し、短縮しました。
開きすぎて、ビックリした目やキツい目にならないように、普通に目を開けた状態で、黒目が7~8割程度出るように調節しました。
二重の幅は、広くし過ぎると、二重のラインの下の皮膚が睫毛の生え際に被さり、その分まぶたの開きが悪くなってしまうため、目を開けた状態でわずかに二重の幅が見える程度の二重を作りました。
日本人特有の蒙古襞が平均的に張っており、広すぎない自然な幅の二重を作ったため、二重のラインが蒙古襞の上を乗り越えず、蒙古襞の中に入り込んだため、必然的に末広型の二重になりました。
目が窪まない程度に眼窩内脂肪とROOFを切除しました。
皮膚は切除しませんでした。
術後は、分厚かったまぶたが程よく薄くなって、まぶたの開きが良くなった上に、自然な二重まぶたになりました。
眼瞼下垂(デカ目整形)
【全院】
眼瞼下垂(デカ目整形)