顔の施術について
美容整形でお人形さんのような顔(ドーリーフェイス)にするにはどうしたらよいのか?
10代~30代の女性のカウンセリングをしているとよく、「私、お人形さんみたいな顔になりたいんです」「先生、私をお人形さんみたいな顔にしてください」とおっしゃる患者様がいらっしゃいます。
最近はファッション雑誌やメイク雑誌などにも、「お人形さんのような顔になるためのメイク術」とか、「憧れのドーリーフェイスになる方法」などの特集が組まれることがあり、お人形さん顔は、世の中の若い女性が憧れる対象になっています。
では、そもそもお人形さんのような顔とはどんな顔のことなのでしょうか?それは、実際にお人形さんを見てみればわかります。
お人形さんには以下のような特徴があります。
- 輪郭は、どちらかというと面長ではなく丸顔で、顎の先端はやや尖っている。
- 頬骨やエラが角ばっていなく、輪郭に丸みがある。
- 顔が小さい(一般的に人形は実物の人間より全体的に小さいので、顔が小さいのは当たり前であるが)。
- 頬(特にチークのあたり)がややぽっちゃりしてて、頬が痩せこけていることはない。
- 顔の面積に対する目の比率が大きい。
- 目の開きが良い。
- 鼻は高すぎず、大きすぎず、目立たない。
- 鼻の穴が小さく、ほとんど目立たない。
- 団子鼻ではない。
- 口は大きくなく、目立たない。
- 上唇は薄く、下唇は上唇の倍くらい厚いことが多い。
- 法令線がない。
- 顔が左右対照である。
- 肌の色が白く、シミ、くすみ、ホクロ、ニキビ、ニキビ跡、毛穴の開き、小ジワがない(稀にチャームポイントのホクロやそばかすのある人形はあります)。
- 表情が乏しい(人形なので当たり前であるが)。
それでは、美容整形でお人形さんのような顔にするにはどうしたら良いのでしょうか?美容整形でお人形さんのような顔(ドーリーフェイス)にするためには、元の顔に応じて、以下のような治療を施すことになります。
輪郭に関しては、
- エラが張っている人は、ボツリヌストキシンでエラを小さくしたり、必要に応じてエラ骨を削る(ただし、エラ骨を削りすぎると輪郭がシャープになりすぎることもあるので、実際にはボツリヌストキシンのみを行うことが多い)。
- 頬が痩けている人は、ヒアルロン酸注射や脂肪注入をする。
- 顎があまりない人は、顎先にヒアルロン酸注射をしたり、シリコンプロテーゼを入れ、軽く尖らせる。
- 頬骨が張っていたり、顎が極端に長い人は、骨切り手術をする。
- ウルセラシステム焦点式(ハイフ)超音波システム、サーマクールFLXRF高周波エネルギーシステム、イタリアンリフト吸収糸を使った頬のたるみ治療などで顔を引き締める。
目に関しては、
- その人に合った幅で二重を作り、目がくりっと丸くなるようにする(無理して幅を広くしすぎると、人によっては、かえって眠たそうな目になることがある)。また、その人に合っていれば、二重は末広型でも平行型でも良い。
- 目を大きくするために、必要に応じて、眼瞼下垂手術、目頭切開、目尻切開、タレ目形成を行う。
- 涙袋にヒアルロン酸を入れて、目を大きく見せる。
鼻に関しては、
- 極度のワシ鼻にはハンプ切除を行う。
- 鼻の骨が広がっている人には骨切り幅寄せ手術を行う。
- 小鼻が横に広がって鼻の穴が大きい人は、鼻翼縮小を行う。
- 鼻筋が通っていない人は、ヒアルロン酸注射やシリコンプロテーゼで、適度に鼻筋を通す。
口に関しては、
- 極端に厚い唇は、手術で適度に薄くする。
- 極端に薄い唇は、ヒアルロン酸注射や脂肪注入で適度に厚くする。
その他、
- 法令線にヒアルロン酸注射をする。
- 余分なホクロは、CO2レーザー炭酸ガスレーザーや手術でとる。
- シミ、くすみなどには、シミ取りレーザー、フォトフェイシャルM22IPL(インテンシブパルスライト)やトレチノイン注射などを行う。
- 毛穴の開きやニキビ跡にはフラクセル2高周波点状照射治療器を行う。
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