二重まぶた手術や眼瞼下垂手術の術前のシミュレーションについて

高須クリニックでは、目、鼻、輪郭などの手術のカウンセリングの際に、コンピュータシミュレーションをすることが多いです。しかし、二重まぶた手術に関しては、コンピュータシミュレーションをしないことが多いです。

コンピュータシミュレーションは様々な角度からの写真でシミュレーションをすることが可能ですが、あくまでパソコンの平面の画面上の映像なので、二次元画像を見ていることになります。手術で二重まぶたを作るということは、非常に複雑な操作をすることであり、術後に様々な変化をもたらします。手術の方法やデザインによって、術後のまぶたの厚み、まぶたの開き、二重の幅、まつ毛の生え際がどれくらい見えるか、二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らむのか平らになるのかなどは微妙に違ってきます。

現在、高須クリニックでは、最新式のコンピュータシミュレーションソフトを使用していますが、二重まぶた手術に関しては、その微妙な変化をコンピュータ画面上に忠実に再現することができないのです。もし、コンピュータシミュレーションで二重まぶたを作るとなると、まぶたの上に黒い線を書いて、二重っぽくみせるだけになり、実際の術後の仕上がりの二重とはかけ離れたものになってしまいます。

そのため、二重まぶた手術や眼瞼下垂手術の術前のシミュレーションは、重瞼棒をまぶたに当てて、鏡で確認していただくようにしています。重瞼棒によるシミュレーションも、100%術後の仕上がりの二重を再現することはできませんが、コンピュータシミュレーションで作る二重まぶたよりは遥かに術後の仕上がりに近いものになります。

※ドクターによってはコンピュータシミュレーションを行わない場合もございます。

重瞼棒によるシミュレーションの様子

シミュレーションで使用する重瞼棒