鼻や顎にシリコンプロテーゼを入れると、レントゲンやCT、MRIに写るのか?歯医者や人間ドック、脳ドックでバレるのか?
鼻や顎のシリコンプロテーゼ希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、
「鼻にシリコンプロテーゼを入れると、レントゲンに写りますか?」
「鼻や顎にシリコンプロテーゼを入れた場合、歯医者さんでレントゲンを撮ったときに写りますか?」
「私は毎年人間ドック(脳ドック)で頭のCTとMRIを撮るのですが、鼻や顎にシリコンプロテーゼが入っていると写りますか?」
などとご質問いただきます。
私の答えは、
「高性能のレントゲン、CT、MRIで、たまたまシリコンプロテーゼが入っている鼻や顎にターゲットを絞って撮影すれば、写る可能性はありますが、そのことによって、何かの病気の診断や治療の妨げになることはまずありません」
です。
レントゲン、CT、MRIは、体の中の病気を調べるために、放射線や磁気を用い、体の中を写し出す装置です。
シリコンは空気ではないので、高性能のレントゲン、CT、MRIでシリコンが入っている部位を撮影すれば、写る可能性はあります。
逆にいえば、高性能ではないレントゲン、CT、MRIで撮影した場合や、シリコンプロテーゼが入っている鼻や顎がターゲットになっていなければ、写らない可能性があります。
ただし、鼻や顎のシリコンプロテーゼが入っている部位にターゲットを絞ってレントゲン、CT、MRIを撮影することはそうそうありません(たまたま鼻や顎を強烈にぶつけて、救急病院で骨折疑いで撮影するときくらいです)。
歯医者さんで歯の治療をするときに撮影するレントゲンの場合は、通常の治療する歯にターゲットを絞って撮影するレントゲンの場合、シリコンプロテーゼは写りません。
セファログラムなどの一部の特殊なレントゲン撮影の場合、シリコンプロテーゼが写る可能性はありますが、シリコンプロテーゼが写ることが診断や治療の妨げになることはまずありません。
人間ドックで頭部のCTやMRIを撮影した場合は、顎のシリコンプロテーゼは撮影範囲内に入っていないので写ることはありません。
鼻のシリコンプロテーゼはわずかに写る可能性はありますが、あくまで頭部をターゲットにして撮影しているので、気づかれないケースがほとんどです。
高須クリニックのシリコンプロテーゼ手術
シリコンプロテーゼには長い歴史があり、人工関節などにも使われるなど、体に害を及ぼさない安全な器具です。
しかし、正しい手術を行わないと、先ほどご紹介したとおり、骨が吸収され窪んだり、変形するなどのリスクがあります。
高須クリニックでは、患者様に失敗と感じていただかないよう、
- 自然にフィットするプロテーゼをオーダーメイドで調整
- 鼻の場合将来的なリスクのないI型プロテーゼのみを使用(L型プロテーゼは使いません)
- 足りない部位に必要な分だけ高さを足し、全体的にバランスの良い整った仕上がりを目指す
といった方針で手術を行っています。
高須クリニックでのくわしい手術の特徴や内容はこちらをご覧ください。
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