顔の施術について
自分が眼瞼下垂かどうか自己診断することはできるのか?眼瞼下垂症の診断基準について
二重まぶたや目元のカウンセリングをしているとよく、「私って眼瞼下垂ですか?」とご質問いただきます。
また、よくメールのお問い合わせなどで、「前に別の美容整形クリニックにカウンセリング行ったときに、『あなたは眼瞼下垂ですよ』と言われ、眼瞼下垂手術をすすめられたのですが、また別の美容整形クリニックに行ったときは、『あなたは別に眼瞼下垂ではないですよ』と言われました。いったいどちらの医者の言っていることが正しいのでしょうか?」とか、「自分が眼瞼下垂かどうか自己診断することはできますか?」などとご質問いただきます。
私の答えは、「眼瞼下垂症の明確な診断基準はないので、診察した医者が眼瞼下垂と診断すれば眼瞼下垂ということになります」です。
眼瞼下垂症は、明確な診断基準はありません。そのため、診察した医者が、「あなたは眼瞼下垂です」と言えば、眼瞼下垂と診断されたことになるし、「あなたは眼瞼下垂ではありません」と言えば、眼瞼下垂ではないと診断されたことになるので、診察した医者によって言うことが違ってくることがあります。
健康保険で眼瞼下垂手術をする場合の眼瞼下垂症の診断の目安としては、「瞳孔にまぶたが被さっている」というものがあります。瞳孔にまぶたが被さっていると、視野が狭くなり、視野障害、眼精疲労、頭痛、肩凝りなどの症状が強くなり、確実に生活に支障がでてくるからです。そのような人に眼瞼下垂手術をしてあげると、視界が明るくなり、視野傷害、眼精疲労、頭痛、肩凝りなどの症状が軽くなり、大変喜んでいただけます。本来、健康保険での眼瞼下垂手術の適応は、このような、「瞳孔にまぶたが被さっていて、日常生活に大きな支障がある人」であるべきです。
ただし、瞳孔にまぶたが被さっておらず、日常生活に大きな支障がない人でも、眼瞼下垂手術をすればまぶたの開きを良くし、目を大きく見せることができます。そのような場合は、健康保険で手術することはできないので、自費診療で手術することになります。
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、分厚くて眠たそうな細い目を気にされていました。
診察させていただいたところ、まぶたの皮膚が厚く、脂肪もたくさんついていました。
まぶたの開きが悪く、一重まぶたであるため、普通に目を開けた状態で黒目が3~4割程度しか出ておらず、余計に目が細く見えていました。
眼瞼下垂手術をして、まぶたの開きを良くし、同時に二重を作ることになりました。
二重まぶた全切開法に準じ、新しく作る二重のラインに沿って皮膚を切開し、上眼瞼挙筋の挙筋腱膜を瞼板に前転固定し、短縮しました。
開きすぎて、ビックリした目やキツい目にならないように、普通に目を開けた状態で、黒目が7~8割程度出るように調節しました。
二重の幅は、広くし過ぎると、二重のラインの下の皮膚が睫毛の生え際に被さり、その分まぶたの開きが悪くなってしまうため、目を開けた状態でわずかに二重の幅が見える程度の二重を作りました。
日本人特有の蒙古襞が平均的に張っており、広すぎない自然な幅の二重を作ったため、二重のラインが蒙古襞の上を乗り越えず、蒙古襞の中に入り込んだため、必然的に末広型の二重になりました。
目が窪まない程度に眼窩内脂肪とROOFを切除しました。
皮膚は切除しませんでした。
術後は、分厚かったまぶたが程よく薄くなって、まぶたの開きが良くなった上に、自然な二重まぶたになりました。
眼瞼下垂(デカ目整形)
【全院】
眼瞼下垂(デカ目整形)