顔の施術について
二重まぶた埋没法は、たくさん点で留めるのが良いというのは間違い!
二重まぶた埋没法希望の患者様のカウンセリングのときによく、「高須クリニックの埋没法は何点留めですか?」と質問されます。当院の埋没法は、ホームページに書いてある通り、他院で行っているような何本も糸を使って、2点留めとか3点留めとかする方法ではなく、一本の糸を1.0~1.2cmくらいの幅でループ状に埋め込んで、ループの両端が2点で留まって、その点と点の間が線で留まる方法です。
線で留まるというのは無数の点で留まっていることになるので、どれだけたくさんの点で留める方法よりも取れにくいわけです。しかし、このようなたった1本の糸を使うだけで最も取れにくい素晴らしい方法があるのに、他院では何故、点で留める方法が主流なのでしょうか?
そもそも、埋没法の歴史を辿ると、もともとは皆、点で留める方法でやっていたのです。最初は1点留めでやっていたのですが、1点だけではすぐに取れてしまうので、2点留め、3点留め、4点留めのように点を増やして行うようになり、点が増えるだけ、まぶたに埋め込まれる糸が増えていくわけです。糸は通常ナイロンの糸を使用しますが、ナイロン糸は非吸収糸なので、糸を取らない限り、異物としてまぶたの中に残ることになります。
まぶたの中にたくさんの糸が残ると、それがしこりのようになって異物感が生じたり、目を閉じたときにポツッと糸玉がしこりのように見えて不自然になることがあります。また、まぶたにたくさんの糸が入っている状態で、たまたまものもらいができてしまうと、ものもらいに付いている細菌が糸について感染症状が酷くなることがあります。他にも、たくさんの糸が入っていることによって、まぶたの裏側の粘膜が荒れてしまうなど、様々な合併症が生じる可能性があるのです。
埋没法はできる限り少ない本数の糸で取れにくい二重をつくるのが、まぶたや眼球に優しく、安全で良いわけで、そこで開発されたのが一本の糸でループ状に留める方法です。たった一本の糸で非常に取れにくい二重をつくることができるので、腫れが少なく、痛みも少ない上に、まぶたに負担がかからず安全で、取れにくくなっています。現在、高須クリニックでは、ほとんどの埋没法はこの方法でやっています。
ただ、まぶたのたるみが多い人に限っては、一本の糸だけではたるみが均等に持ち上がらず、きれいな二重にならないことがあるので、その場合は内側と外側で二本の糸によって二本で線で留める二針固定という方法で行うことがあります。
しかし、こんな方法があるのに、何故、今の日本の美容外科は、たくさんの点で留める方法が主流になってしまったのでしょうか?それは、高須クリニックで行っている方法はある程度、手術の経験と手先の器用さ繊細さが必要とされるため、経験の少ない医師が誰でもすぐにできる方法ではないのに対して、点で留める方法は取れ易い反面、経験の少ない医師や不器用な医師でも比較的すぐにできる方法なので、経験の浅い医師をたくさん雇っている他院では点で留める方法が主流になってしまうのです。
また、最近は値段の安い一点留めを広告に出して患者を呼び寄せ、実際に行ってみると、口の上手い医師やカウンセラーが値段の高い2点留めや3点留めや4点留めを勧めたり、意味のない脂肪取りというものも一緒に勧めたり、酷いところでは使用する糸をもっといいものを使うと腫れが少なくて取れにくいからと言ってプレミアをつけて値段を吊り上げようとします(ちなみにそのプレミアのいい糸というものを使っても、安い方の手術と比べても何も変わらないと思いますし、だいたい本当にそんないい糸があるのだったら、全ての患者様に使ってあげるべきだと思います)。
高須クリニックでは、安い値段の埋没法の広告で患者様を呼び寄せ、実際には高い埋没法を勧めるということはしません。当院のポリシーは、全ての患者様に、一番腫れが少なくて、痛みが少なく、安全で、取れにくい埋没法を同じ値段(99,000円(税込))で行うようにしていますのでご安心ください。
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