小鼻縮小(鼻翼縮小)手術をすると、団子鼻が目立ってしまい、バランスが悪くなることはあるのか?
小鼻縮小(鼻翼縮小)手術希望の患者様のカウンセリングをしていると時々、
「小鼻縮小(鼻翼縮小)をして小鼻を小さくすると、団子鼻が強調されて目立ってしまい、バランスが悪くなることはありますか?」
とご質問いただきます。
私の答えは、
「元々団子鼻ではなく、鼻先の横幅は広くないが、小鼻が横に広がって鼻の穴が大きいという人に小鼻縮小(鼻翼縮小)を行った場合は、団子鼻が強調されてバランスが悪くなることはありません」
「元々団子鼻で鼻先の横幅が広く、尚且つ、小鼻が横に広がっている人が、鼻尖縮小(鼻尖形成)はせずに小鼻縮小(鼻翼縮小)のみを行った場合は、団子鼻は治りませんが、手術前よりバランスの悪い鼻になることはありません」
です。
その理由をご紹介します。
小鼻縮小(鼻翼縮小)手術とは?
小鼻縮小(鼻翼縮小)は、小鼻が横に広がって鼻の穴が大きい人に対し、余分な小鼻の皮膚や組織を切除して縫合する手術です。
目立つ印象を与えていた鼻の穴が目立たなくなり、小鼻がすっきりすることで、鼻全体を小さく見せることができます。
くわしい手術の内容や特徴はこちらをご覧ください。
もともと団子鼻ではない人の場合
元々団子鼻ではなく、鼻先の横幅は広くないが、小鼻が横に広がって鼻の穴が大きいという人に小鼻縮小(鼻翼縮小)を行った場合は、団子鼻が強調されてバランスが悪くなることはありません。
むしろ、その人の鼻の欠点である横に広がっている小鼻や大きな鼻の穴が改善するので、手術前よりも美しい鼻になり、バランスの良い鼻になります。
団子鼻の人の場合
一方、元々団子鼻で鼻先の横幅が広く、尚且つ、小鼻が横に広がっている人が、鼻尖縮小(鼻尖形成)はせずに小鼻縮小(鼻翼縮小)のみを行った場合は、団子鼻は治りませんが、手術前よりバランスの悪い鼻になることはありません。
団子鼻であり、尚且つ、小鼻が横に広がって鼻の穴が大きい人は、「団子鼻である」「小鼻が広がっている」という2つの欠点を持っています。
そのような人は、鼻尖縮小(鼻尖形成)と小鼻縮小(鼻翼縮小)の両方の手術をすることで、バランスの良い美しい鼻を作ることができます。
予算の都合などで、鼻尖縮小(鼻尖形成)はせず、小鼻縮小(鼻翼縮小)のみを行った場合は、「小鼻が広がっている」という欠点は改善しますが、「団子鼻である」という欠点は改善しないことになります。
すると、2つの欠点のうち1つの欠点は改善したため、残りの1つの欠点が気になるようになります。
しかし、それでも1つの欠点は改善しているため、手術前よりはマシな鼻になっており、手術前に比べバランスが悪い鼻になっているわけではありません。
そのため、団子鼻で小鼻が広がっている人が、まず小鼻縮小(鼻翼縮小)のみを行っても、特別問題はないことが多いです。
そのような場合、後から鼻尖縮小(鼻尖形成)をすることも可能です。
高須クリニックでの鼻尖縮小(鼻尖形成)手術の内容や特徴はこちらをご覧ください。
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、小鼻が大きく横に広がっているうえに、鼻の穴が大きく、正面から見て鼻の穴が丸見えなのを気にされていました。
患者様の希望は、広がった小鼻を小さくしたいけど、よく芸能人とかにいる整形まるわかりの不自然な鼻になるのは嫌ということでした。
他の患者様からもよく、「テレビとかでよく見かける小鼻の手術を失敗して整形まるわかりの鼻の人みたいにはなりたくないんですよー」と言われることはあります。
その、「整形まるわかりの小鼻」というのは、小鼻の皮膚を切除しすぎて、小鼻の丸みがなくなり、不自然な縦長の鼻の穴になってしまった鼻のことだと思われます。
そのような鼻にならないように、鼻の穴の中から外側の途中にかけて、約6mmの幅で小鼻の皮膚を切除し、自然な範囲内で最大限小鼻を小さくするようにしました。
術後は自然ですっきりした小鼻になり、正面から見ても鼻の穴が見えにくくなりました。
鼻翼縮小(小鼻縮小)
【全院】
鼻翼縮小(小鼻縮小)