顔の施術について
鼻のL型シリコンプロテーゼ、鼻中隔延長手術のリスク、トラブル、鼻先が固定されて動かなくなる?!
他院で入れられていたL型シリコンプロテーゼ
鼻のL型シリコンプロテーゼや鼻中隔延長手術の欠点、リスク、副作用、トラブルの1つに、鼻先が固定されて、動かなくなるということがあります。
本来、鼻というのは、上半分(眉間~鼻根部~鼻背の途中)は硬い骨でできており、下半分(鼻背の途中~鼻先)は軟らかい軟骨でできています。
そのため、鼻先をつまめば横に動くし、指で鼻先を押し上げればブタ鼻になります。
しかし、L型シリコンプロテーゼは、鼻根部~鼻背~鼻先~鼻柱まで入る一体型のプロテーゼであるため、鼻先が固定されてしまい、鼻先をつまんで横に動かしたり、指で押し上げてブタ鼻を作ることができなくなります。
鼻中隔延長手術は、鼻中隔から鼻先までを、2枚重ねの耳介軟骨、肋軟骨、鼻中隔軟骨、死体軟骨、豚軟骨で固定させてしまうので、L型シリコンプロテーゼと同じように、鼻先をつまんで横に動かしたり、指で押し上げてブタ鼻を作ることができなくなります。そのため、L型シリコンプロテーゼを入れた人や、鼻中隔延長手術を受けた人は、笑ったり、表情を作っても、鼻先が上下に動かなくなり、やや人工的な不自然さがでてしまいます。
また、L型シリコンプロテーゼを入れた鼻や鼻中隔延長手術を受けた鼻の鼻先は、指でつまんだり、押しても動かないため、美容整形したことが見抜かれてしまいます(L型シリコンプロテーゼや鼻中隔延長手術をしているっぽい鼻の人がいたら、鼻先を弄ってみれば、素人でも一発で分かります)。鼻先が固定されて、鼻の美容整形をしたことがバレるのが嫌な人は、I型シリコンプロテーゼや鼻先の耳介軟骨移植をする方法もあります。
I型シリコンプロテーゼは鼻先までは入らないため、鼻先が固定されて動かなくなることはなく、鼻先の耳介軟骨移植は鼻先に耳介軟骨を置いて鼻先を出したり下に下げるだけなので(オンレイグラフト)、鼻先が固定されて動かなくなることはありません。
症例のご紹介
他院で入れたL型プロテーゼをI型プロテーゼに入れ替えて修正した症例写真
Before
After(2ヶ月後)
Before
After(2ヶ月後)
Before
After(2ヶ月後)
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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平成13年 |
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平成19年 |
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、他院で鼻にLのシリコンプロテーゼを入れていましたが、左に曲がっており、修正目的で来院されました。
高さは変えないで、自然な形にしてほしいという御要望でした。
プロテーゼはかなり細いものが皮下に入っていたため、ぐらぐらしている上に、輪郭が浮き出て、余計に不自然に見えていました。
手術は、プロテーゼを抜くのと同時にI型プロテーゼを骨膜下に真っ直ぐ入れました。
使用したI型プロテーゼは入っていたL型プロテーゼとほぼ同じ高さのもの(約4mm)で、自然に仕上がるように、入っていたものよりやや太めのものを用いました。
術後は真っ直ぐな鼻筋になり、不自然さがなくなりました。
曲がって入っているプロテーゼを抜くのと同時に真っ直ぐに入れ直す手術は難易度が高いですが、私に関しては、患者様が望んだ場合はやることがあります。
鼻のシリコンプロテーゼ抜き(除去)
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
隆鼻術(シリコンプロテーゼ)
【全院】
鼻のシリコンプロテーゼ抜き(除去)
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