顔の施術について
右から見た鼻の形と左から見た鼻の形が違うのが悩みの人はどうしたら良いのか?
鼻のカウンセリングをしているとよく、「私、右から見た鼻の形と左から見た鼻の形が違うんです。どうしたら治すことができますか?」とご質問いただきます。
そのような患者様の鼻を診察させていただくと、本当に右から見た鼻の形と左から見た鼻の形が違う方もいらっしゃれば、実際にはほとんど同じの方もいらっしゃいます。人間の顔は必ず左右非対称にできているため、顔の中心に位置する鼻は、わずかに曲がっていたり、左右にずれていたり、小鼻の大きさや形に左右差があるのが普通であり、右から見た鼻の形と左から見た鼻の形が違うのも普通です。
また、鼻は立体的なパーツであるため、光の当たり方によって見え方が全く違ってきます。完璧に真正面か真後ろから顔に光を当てた場合は、右から見た鼻も左から見た鼻も条件が同じであるため、大きく違ってみえることはありません。
しかし、そのような条件で自分の鼻を見ることはほとんどないため、光の当たり方によって、右から見た鼻と左から見た鼻の形が違うと誤解している人が多いのが実情です(よくカウンセリングの時に、診察室で、「今は大丈夫なんですが、日によって、右から見た鼻の形と左から見た鼻の形が違うんです」とおっしゃる方が多いのはそのためです)。
一方、本当に右から見た鼻の形と左から見た鼻の形が大きく異なる方もいらっしゃいます。
成長の過程で鼻が曲がっている人や、鼻骨骨折をして、整復手術をしないまま曲がった状態で固まった人は、正面から見ても鼻が左右非対称であるため、当然、右から見た鼻の形と左から見た鼻の形は異なっています。
そのような、明らかに左右非対称の鼻に関しては、積極的に治療をしてあげるのが良いと思います。
骨折によって曲がっている場合は、骨切りによる斜鼻修正手術をしたり、ヒアルロン酸注射によって、真っ直ぐに近づけるのが良いです。成長の過程で曲がってしまった鼻は、骨や軟骨の土台から曲がっていることが多く、骨切り手術などを行って、ある程度良くなっても、多少曲がっているのが残ることがほとんどであるため、ヒアルロン酸注射で真っ直ぐに近づけることが多いです。
骨折の既往や、成長の過程で大きく曲がった形跡もなく、わずかな右から見た鼻の形と左から見た鼻の形の違いを気にされている方には、私に関しては、長期持続型ヒアルロン酸注射で修正することが多いです。高須クリニックの鼻専用の長期持続型ヒアルロン酸注射は、適度に硬さがあり、微妙な鼻の左右差を修正しやすいため、患者様の細かいご要望にも対応しやすいです。
ほとんど腫れも出ないため、患者様に鏡で確認していただいて、お話しながら、細かく丁寧に注入して形を作ることができるため、患者様の満足度も高いです。
明らかに曲がっている場合 | わずかに曲がっている場合 |
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手術+ヒアルロン酸注射 | ヒアルロン酸注射 |
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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平成13年 |
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平成14年 |
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平成15年 |
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平成17年 |
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平成19年 |
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
昔、ボクシングで鼻を殴られ、鼻骨が骨折して、潰れて低くなってしまった上に、左に曲がってしまってます。
長期持続型のヒアルロン酸を曲がっている部分に1本(1cc)注入し、なるべくまっすぐに修正した上に、高さもだしました。
当院の長期持続型のヒアルロン酸は注入する量にもよりますが、4~6年くらいかけてゆっくりと吸収されてなくなっていきます。
こういうケースは土台が曲がっているため、完全なまっすぐにすることは難しいですが、注射だけでもかなりまっすぐに修正することができます。
もし、この方に注射以外の方法で治すとなると、まず、鼻骨骨切り手術をして鼻をまっすぐにして、3ヶ月以上待って骨が固まってから、シリコンプロテーゼあるいは自家骨移植をして高さを出します。
どちらを選択するかは、術前のカウンセリングで決めます。
斜鼻修正(曲がった鼻をまっすぐに)
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
【全院】
斜鼻修正(曲がった鼻をまっすぐに)