顔の施術について
鼻シリコンプロテーゼ、耳介軟骨移植、鼻中隔延長などの手術後、いつからうつ伏せで寝ていいのか?
鼻のシリコンプロテーゼ隆鼻術、鼻先や鼻柱への耳介軟骨移植、鼻中隔延長手術、鼻尖縮小(鼻尖形成)、小鼻縮小(鼻翼縮小)、ハンプ切除などの鼻の手術希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、「私はいつもうつ伏せで寝る癖があるのですが、手術後はいつからうつ伏せで寝ていいですか?」「家に小さな子供がいて、よくぶつかってこられたり、鼻を叩かれたりするんですが、手術後に叩かれたりしても大丈夫なんでしょうか?」などのご質問いただきます。
これらの鼻の手術の術後は、しばらく鼻に強い外力が加わらないようにしていただく必要があります。
特に手術後1週間は手術部位や傷跡が不安定な状態であるため、うつ伏せで寝ると、鼻に強い外力が加わり、負担がかかってしまう可能性があるので、注意していただく必要があります。
一番良いのは、寝ている間ずっと仰向けでいることなのですが、ずっと仰向けでいるのが難しかったら、鼻に外力が加わらなければ、多少横向きになっても構いません。
また、手術後1週間の間は、うつ伏せ寝以外にも、子供に鼻を叩かれたり、ぶつかってこられないように、特に注意を要する期間でもあります。手術後1週間経過すれば、手術部位や傷跡はだいぶ落ち着いてくるので、手術後1週間の間に比べると、多少外力が加わっても問題ないことが多いのですが、念のためにうつ伏せで寝るのは避けてください。
また、子供に叩かれたり、ぶつかってこられないように注意してください(指で軽くつっつかれるくらいなら問題ないことが多いですが、なるべく注意してください)。手術後4週間経過すれば、手術部位や傷跡はかなり落ち着いており、だいぶ安定してきているので、多少うつ伏せで寝ても大丈夫です。
ただし、どんな手術でも、切開を加える鼻の手術は、完全に落ち着いて完成するのは3~6ヶ月かかります。そのため、手術後6ヶ月間は必要以上に鼻に外力が加わらないようにしましょう(多少うつ伏せで寝て大丈夫ですが、できる限りうつ伏せにならないようにするのが無難です)。
手術後6ヶ月経過すれば、手術部位や傷跡はほぼ完全に落ち着いており、完成です。もう普段通り寝ていただいて大丈夫です。常識の範囲内であれば、多少、子供に鼻を叩かれたり、ぶつかってこられても大丈夫です。
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