顔の施術について
埋没法の糸は何年経っても取ることができるのか?
よくメールや電話でのお問い合わせで、「埋没法の糸を取りたいのですが可能ですか?」という御質問をお受けします。埋没の糸を切開しないで取る場合は、小さな針穴を開けて糸を探し出して鋏で糸の結び目を切って取るのですが、当院で行った埋没法の糸を当院で取る場合に関しては、私の経験では、1ヶ月以内であればほぼ100%取ることができます。それ以上年月が経つと、その期間が長ければ長いほど結び目が深く沈み込むので取りにくくなり、取れる確率が低くなります。術後1年経過していると、取れる確率はだいたい80~90%くらいまで下がります。
また、当院では埋没法に用いる糸は取るときに取りやすいように青色透明の糸を使用しているのですが、術後5年以上経過すると、埋没糸の色が抜けて無色透明になってしまうため、余計に取りにくくなってしまいます。色が抜けてしまうと、取れる確率は50%くらいまで下がってしまいます。
他院で行った埋没法に関しては、取りやすさ取りにくさが異なってきます。全般的にみると、瞼板法より挙筋法が、1本の糸でループ状にとめる方法より複数の点でとめる方法(2~6点留めなど)の方が取りにくいです。
しかし、埋没法をした後、ミニ切開法あるいは全切開法をする場合は、既に埋め込まれている埋没糸は当院のものであれ他院のものであれ、ほぼ100%取ることができます。
因みに、「埋没法で二重を作った後、糸を取れば元通りになるか?」という質問に関しては、糸を確実に取ることができれば、ほぼ全員が元通りになるのですが、稀に二重の癖がついて完全に戻らないことがあります。特に、まぶたの皮膚が薄い人が狭い二重を作って1年以上経っている場合に戻らないことが多いのですが、その場合は自然な二重の場合がほとんどですので、気にならないことが多いです。そういうタイプの人は、ちょっとしたきっかけでそこに二重ができてしまうような、もともと二重になりかけている一重の人がほとんどです。
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