顔の施術について
眼瞼下垂手術をした後、またまぶたが下がってくることはあるのか?
眼瞼下垂手術希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、「眼瞼下垂手術をしてまぶたの開きが良くなった後、またまぶたが下がってくることはありますか?」とご質問いただきます。私の答えは、「老化によって多少下がってくることはありますが、手術しないよりは手術したほうが確実に下がりにくくなります」です。
誰でも年を取ればまぶたを開ける筋肉である上眼瞼挙筋が緩んできたり、上眼瞼挙筋の挙筋腱膜と瞼板が外れてきて、まぶたの開きが悪くなります。眼瞼下垂手術をした人も年を取れば普通に老化が進行するので、上眼瞼挙筋が緩み、多少まぶたの開きが悪くなってきます。しかし、それは誰にでも起こる老化現象であって避けられないものです。
仮に、若いときに眼瞼下垂手術をして大きな目になって、老人になっても若いときと同じ大きな目だったら逆に不自然です。それに、眼瞼下垂手術をしておくと、手術をしていない人に比べて挙筋腱膜と瞼板が外れにくくなるので、まぶたが下がりにくくなります。
要するに、眼瞼下垂手術を受けていない人は、年を取ればひたすらまぶたの開きは悪くなる一方ですが、眼瞼下垂手術を受けておくと、多少まぶたは下がってきますが、手術を受けていない人に比べて眼瞼下垂の進行がゆっくりになるのです。
手術を受けた人は、眼瞼下垂の進行はゆっくりになりますが、少しずつは進行するので、年をとっても年齢の割りにまぶたが開き過ぎて不自然になることもないので、御安心ください。
また、眼瞼下垂手術をした後、加齢によりまた眼瞼下垂になった場合は、再手術することもできます。
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、分厚くて眠たそうな細い目を気にされていました。
診察させていただいたところ、まぶたの皮膚が厚く、脂肪もたくさんついていました。
まぶたの開きが悪く、一重まぶたであるため、普通に目を開けた状態で黒目が3~4割程度しか出ておらず、余計に目が細く見えていました。
眼瞼下垂手術をして、まぶたの開きを良くし、同時に二重を作ることになりました。
二重まぶた全切開法に準じ、新しく作る二重のラインに沿って皮膚を切開し、上眼瞼挙筋の挙筋腱膜を瞼板に前転固定し、短縮しました。
開きすぎて、ビックリした目やキツい目にならないように、普通に目を開けた状態で、黒目が7~8割程度出るように調節しました。
二重の幅は、広くし過ぎると、二重のラインの下の皮膚が睫毛の生え際に被さり、その分まぶたの開きが悪くなってしまうため、目を開けた状態でわずかに二重の幅が見える程度の二重を作りました。
日本人特有の蒙古襞が平均的に張っており、広すぎない自然な幅の二重を作ったため、二重のラインが蒙古襞の上を乗り越えず、蒙古襞の中に入り込んだため、必然的に末広型の二重になりました。
目が窪まない程度に眼窩内脂肪とROOFを切除しました。
皮膚は切除しませんでした。
術後は、分厚かったまぶたが程よく薄くなって、まぶたの開きが良くなった上に、自然な二重まぶたになりました。
眼瞼下垂(デカ目整形)
【全院】
眼瞼下垂(デカ目整形)