ボディの施術について
陥没乳頭(乳首)の治療について
陥没乳頭(乳首)というのは、通常、表に突出しているはずの乳首が中に入り込んでしまっている状態のことをいいます。原因は、乳腺で作られた母乳を乳首まで運ぶ乳管が未発達で短いため、乳首が乳管に引っ張られて陥没するといわれています。
陥没乳頭は大きく分けて仮性と真性の2種類に分けられます。仮性は、普段は陥没していても刺激をすると表に出てくるタイプで、将来授乳することはできるので、主に見た目が問題になります。真性は、刺激をしても出てこず、常に陥没しているタイプで、将来授乳することができないので、見た目だけでなく、機能的にも問題です。
また、陥没乳頭は陥没している中に、垢や分泌物が溜まり不潔になりやすく、細菌が繁殖して乳腺炎になることがあるので、健康面でも注意が必要です。
美しいバストというのは、形が良く、程よい大きさのバストに、程よい大きさの乳輪に、程よい大きさで綺麗な形の乳首がついていているものです。見た目の問題、機能の問題、健康面の問題からみても、陥没乳頭はできる限り治療した方が良いと思います。
陥没の程度が酷く、乳腺炎を繰り返す人は、施設によっては健康保険で治療してくれるところもありますが、健康保険での手術になると、使用する薬剤や道具などに制限があるため、より快適に手術を受け、美しい仕上がりを希望される方は、自費診療で治療することをお勧めします(高須クリニックでは、健康保険では使用できない麻酔クリームや麻酔液、傷跡を目立たなくするための特殊な手術道具を使用するので、自費診療のみを行っております)。
最近は食生活の変化などにより、昔に比べるとバストの大きい女子が増え、それに比例して陥没乳頭も増えていると言われています。それは、バストの成長に乳管の成長が追い付かないためだとも言われており、あるデータによると、程度の差はあれ、近年の若い女性は5人に1人くらいは陥没乳頭だとも言われています。
治療は、局所麻酔下に乳頭の一部を切開し、引きつっている乳管の周りの瘢痕組織を解除して、陥没している乳頭を引っ張り出したあと、後戻りしないように乳頭の根元を縫縮し、最後に傷を丁寧に縫合して終了です。
この手術の重要なポイントは3つあります。
1つ目は、可能な限り乳管を傷つけずに温存し、術後にちゃんと授乳ができるようにしてあげることです。
特に、これから妊娠・出産の予定のある方にとっては、大変重要なことです。高須クリニックでは、患者様のことを考えて、乳管を温存する術式を第一選択で行っておりますが、他院では手間のかからない乳管を切ってしまう術式で行っているところがあるので注意が必要です。
2つ目は、後戻りが起こらないように、乳頭の根元をきちんと縫縮する処理を行うことです。
この処理を行わないと、せっかく手術をしても後戻りを起こして、また陥没してしまいます。乳管の突っ張りの強い人や、何回も乳腺炎を繰返して瘢痕化している人程、きちんと処理しないと後戻りを起こしやすいのですが、正しい手術を正確に行えば、後戻りはまず起きません。
3つ目は、丁寧に縫合して、傷跡を目立たなくすることです。
私はいつも、乳頭の真ん中を切開して、突っ張った乳管を解除したのち元通りに傷を縫合するのですが、細い糸で丁寧に縫合すれば、傷跡はほとんどわからなくなります。陥没が治っても、傷跡が目立っていたら良くないので、傷の縫合には細心の注意をはらって行っています。
高須クリニックでは、見た目、機能面、健康面全てを考慮して、最善の結果を出すように心掛けていますので、ご安心下さい。
陥没乳頭
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
思春期頃から人とは違う乳首の形状に悩まれていました。ご本人は見た目を気にされていましたが、問題はそれだけではありません。
この方の場合は、刺激しても乳頭が出てこない重度の陥没乳頭。ここまで乳頭が陥没していると授乳ができないのです。未婚の方でしたが、将来に備える意味も含めて手術をすることになりました。美しい乳首を手に入れ、授乳の不安も解消。晴れやかな笑顔で、クリニックを後にされました。
施術料金
陥没乳頭
片方 | ¥275,000(税込) |
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【全院】
この施術の料金とリスク・副作用・合併症について
陥没乳頭
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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