顔の施術について
鼻の整形をした後、擦ったりぶつけたりしても大丈夫なのか?
よく、鼻のカウンセリングのときに患者様から、「鼻の整形をした後、擦ったりぶつけたりしても大丈夫ですか?」と質問されます。
鼻の整形にも色々ありますが、全ての施術は、状態が落ち着けば、多少擦ったりぶつけたりしても、まず大丈夫です。
まず、鼻のヒアルロン酸注射に関しては、注射して24時間くらいは、指で強く押さえたりすると、多少形が変わったりすることがあるので、あまり触らない方が無難です。眼鏡の縁で強く圧迫するのもよくないので、注射したその日くらいは長時間眼鏡をかけないほうがよいです。その後3日間くらいはやや不安定なので、過度に強く圧迫したりするのは避けてください。3日以上経過すると、ヒアルロン酸はほとんど安定しているので、日常生活範囲内であれば何をしていただいても大丈夫です。ヒアルロン酸は生体親和性が高く、体に馴染むため、安定してしまえば、かなりの衝撃を受けても大丈夫なので、ボクシングなどの顔を殴られるスポーツをしている人に行うこともあります。
鼻のシリコンプロテーゼに関しては、術後1週間は特に不安定な状態なので、強く押さえたり擦ったりするのは避けてください。1週間以上経つとだいぶ安定していますので、洗顔して軽く擦るなどの日常生活レベルのことはしていただいても大丈夫です。術後1ヶ月も経つと、ほとんど安定していますので、多少擦ったり押さえたりしても大丈夫です。ただし、軽い平手打ちくらいなら大丈夫ですが、鼻の骨が折れるくらい強く鼻を殴られるのは危険なので、ボクシングやフルコンタクト空手などの格闘技をしている人には鼻のシリコンプロテーゼはお勧めしておりません。格闘技をしている人で、どうしても鼻を高くしたい人は、シリコンプロテーゼではなく、ヒアルロン酸の方をお勧めします。
鼻翼(小鼻)縮小、鼻尖形成(縮小)、耳介軟骨移植、ハンプ切除に関しては、術後1週間は不安定な状態であるため、鼻を強く擦ったり押さえたりするのは避けてください。1ヶ月以上経てば、ほとんど安定しているので、日常生活レベルのことは問題ありません。また、これらの手術は、シリコンプロテーゼと違い、顔を殴られる格闘技をしている人に行うこともあります。
骨切り幅寄せ手術や斜鼻修正で行う骨切り手術は、術後1~2週間はギプス固定をするので、鼻を触ることはできません。ギプスを外して2~3週間は、切った骨が不安定であるため、軽い洗顔くらいは大丈夫ですが、なるべく鼻を触らないようにしてください。これらの手術も、顔を殴られる格闘技をする人に行うことはあります。ただし、元々格闘技で顔を殴られて、鼻を骨折して曲がってしまった人に真っ直ぐに修正する手術をする場合は、また殴られて曲がってしまう可能性があるので、引退してから手術することをお勧めます。
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- 隆鼻術(シリコンプロテーゼ)
- 術後~7日間:強く押さえたり擦ったりしない。洗顔は極力避ける
- 術後8日~1ヶ月くらい:擦ったり抑えることを控える
- 隆鼻注射(ヒアルロン酸注射)
- 術後24時間:指で強く押さない。触らない。長時間眼鏡をかけない
- 術後3日間:過度に強く圧迫しない
- 鼻翼(小鼻)縮小、鼻尖形成(縮小)、耳介軟骨移植、ハンプ切除
- 術後~7日間:強く押さえたり擦ったりしない。洗顔は極力避ける
- 骨切幅寄せ、斜鼻修正で行う骨切り手術
- 術後1~2週間:ギプス固定のため、鼻を触ることは不可
- 術後2~3週間:極力触れることを控える
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