実際の施術をドクターが解説
この解説動画、写真解説では手術シーンが含まれます。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
頬やこめかみ、口もとなどの「部分的なしわやたるみが気になる!」という人にご検討いただきたいのが『ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)』。通常のフェイスリフトよりも傷口が小さく、術後の腫れも少ないのが特徴です。
手術は、傷跡がちょうど髪の毛に隠れる部分(耳の前の軟骨に沿った部分)を3~4cm切開し、後ろに引っ張ってしわとたるみを伸ばすというコンパクトな方法。結合させる部分を丁寧に縫い縮めた後、残った皮膚を切り取って縫合します。施術時間は約1時間。傷跡は髪の毛に隠れるので、周りに気づかれる心配もありません。
耳の前の目立たない部分に小さな切開をし、頬のたるみを引き上げます。
傷跡はほとんど分からなくなります。
しわやたるみの状況は、人それぞれに違います。高須クリニックでは、高度な技術で引き上げる位置や度合いを微妙に調整しながら、リフトアップ。自然で美しいエイジングケアを実現します。
手術は、極細の針による注射で局所麻酔をしてから行うので、術中の痛みは少なくて済みます。切開部が少ないので、術後の腫れや痛みもわずか。手術当日からシャワーもOKです。
ダウンタイムの痛みが心配な方には、痛みが出やすいとされる施術後約72時間痛みを抑えるエクスパレル麻酔※1をお選びいただけます。
※1 エクスパレル麻酔は、米国FDA認可の施術後約72時間痛みを抑える局所麻酔。銀座高須クリニック、名古屋院でお取扱いしています。
切開をするのは髪の生え際や耳の周りなどの傷が目立たないところ。3ヶ月後には施術前とほとんど変わらないくらい、傷跡も目立たなくなります。
ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り) | ¥660,000(税込) |
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高須幹弥医師の場合 ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り) | ¥770,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)
施術1ヶ月半後の経過、傷跡(切開線)、腫れ、効果、後戻り、ダウンタイム、痛みについて解説します。
※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
もともと、顔の皮膚は、顔の靭帯であるリガメントという強固な線維組織により固定されています。それは耳下腺の前縁と咬筋の前縁、頬骨の前方外側の限られた部分にあり、このリガメントのある部分は、リガメントが骨に皮膚を強く固定しているため、たるみにくいのですが、リガメントのない部分の皮膚は土台となる組織との癒着が弱く、垂れ下がりやすくなります。
フェイスリフトにもさまざまな種類がありますが、中でもリガメントを支えに引き上げるリガメント法は効果的です。従来のSMAS法などのフェイスリフトに比べ、持続期間が長くなったほか、これまで難しかったほうれい線や鼻、口もとの横のシワやたるみに効果をもたらします。
耳前部で余った皮膚を切断することで、目尻の皺を改善し、目尻で眼輪筋を処理。また眼輪筋を引き上げることで、下瞼などのたるみに対処。さらに頬の咬筋前縁や頬骨に付着するリガメントを切断することで、頬、顎のライン、首のたるみを引き上げることができます。
老化で皮膚がたるむことで、リガメントで固定されている皮膚が凹みます。
リガメント法では、耳前部で皮膚を切り取り、頬のたるみを引き上げることで、皮膚の凹みを改善します。
しかし、ただ皮膚や筋膜(SMAS)を引っ張るだけでは、リガメントが抵抗になってたるみを引きのばすことができません。
フェイスリフト効果を高めるためには、リガメントを切断する必要があります。
リガメントを切断することで、口角やほうれい線にまで引き上げる力が届くようになります。
皮膚や筋膜(SMAS)は、のびやすい分、後戻りもしやすい組織です。
しかし、リガメントは皮膚や筋膜(SMAS)とは比べ物にならないほどしっかりした硬い組織なので、リガメントを利用して、たるみを引き上げると、後戻りがありません。
強固なリガメントを利用するリガメント法では、皮膚を骨に固定しているリガメントをはずし、そのリガメントをリフトのアンカーとすることで、広範囲の皮膚を引き上げられます。
また、従来のフェイスリフトのように、耳前部で皮膚を強く引き上げる必要がないので、傷の治りがきれいで、耳の変形が起こりません。
頬のたるみをリフトアップし、改善させる。
頬のたるみが気になり、1週間程度のダウンタイムをとることができ、切開することを厭わないという人に向いている手術です。
以前に、ウルセラシステム焦点式(ハイフ)超音波システムやサーマクールFLXRF高周波エネルギーシステムなどの照射系治療や糸のリフトなどのリフトアップ治療を受けたけど、更なるリフトアップをしたいという人にも行うことができます。
また、他院で切るリフトアップ手術を受けたけど、あまり効果がなかったという人にも行うことができます。
単に皮膚を切って縫うだけではなく、筋膜下の支持組織であるretaining ligament(リテイニングリガメント)を切離し、面と面でたるんだ組織の位置関係を修復し、筋肉や筋膜を引き上げて固定するため、リフトアップ効果が強く、後戻りもしないため、効果は半永久的に持続します。
手術は局所麻酔だけでもできますが、患者様が全身麻酔での手術を希望されれば全身麻酔で行うこともできます。
今回は局所麻酔で行う場合について解説させていただきます。
手術部位に局所麻酔注射をします。
麻酔クリームを塗ってから極細の注射針で注射するので、痛みはそれほど強くありません。
手術部位に局所麻酔注射する。
麻酔クリームを塗ってから極細の注射針で注射するので、痛みはそれほど強くない。
こめかみの有髪部(髪の毛の生えている部分)から耳の前にかけて皮膚を切開します。
皮膚切開は、全て目立たない部位を工夫して切開します。
※切開線の位置は症状によって異なりますので、担当ドクターにご相談ください。
こめかみの有髪部から耳の前にかけて皮膚を切開する。
耳の前の切開は、耳介の輪郭に沿って切開し、耳珠の前を切開するのではなく、耳珠の出っぱりの後ろを切開するので、傷跡は目立たなくなる。
よく耳介から離れた部分を切開する方法がありますが、その場合は傷跡が非常に目立ってしまうのでよろしくない。
また、こめかみの有髪部の後ろの方で切開し、フェイスリフトするデザインもあるが…
そのデザインだと、こめかみの生え際が後退してしまい、もみ上げも後退したりしてしまう。
何度もこのデザインでフェイスリフトを行うと、もみ上げがなくなってしまうこともある。
そのため、私はこのデザインで手術することはほとんどなく、生え際が後退せず、もみ上げがなくならないデザインで行っている。
皮膚の下を剥離し、SMAS(スマス、表在性の筋膜組織)を露出させます。
切開した部位から皮下剥離し、SMASを露出させる。
SMASの一部を切除し、SMASの下(deep layer)を剥離します。
deep layerで、retaining ligament(リテイニングリガメント)を切離して、皮膚と皮膚の下の筋肉、筋膜組織がしっかりと面で位置移動する状態を作ります。
SMASの一部を切除する。
切除したSMASの部分からSMAS下を剥離し、リテイニングリガメントを切離する。
皮膚、SMASの断面図
リテイニングリガメントを切断する。
SMAS弁を斜め上方向に引き挙げ、吸収糸で筋膜や骨膜に縫合固定します。
吸収糸は6ヶ月程度で吸収されますが、固定した部分で筋膜や筋肉は癒着するため、引き挙げ効果は半永久的に持続します。
SMAS弁を斜め上方向に引き挙げ、吸収糸で筋膜や骨膜に縫合固定する。
断面図。
皮膚とSMASを引き上げる。
引き上げた状態で、SMASを固定する。
最後に皮膚を細かく丁寧に縫合して手術終了です。
抜糸は約1週間後に行います。
キースーチャーをかけて、余分な皮膚を切除する。
丁寧に皮膚を縫合して手術終了。
60代女性に行ったミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)症例写真
60代女性の患者様で、エイジングケア目的で来院され、特に法令線や頬のシワ、頬・顎・首のたるみを気にされてました。
この方は、「変わりすぎてバレてもいいので、しっかりとエイジングケアしたい」「切ることに抵抗はない」「1週間くらい腫れても大丈夫」ということだったので、ウルセラシステムやサーマクールなどの照射系治療やイタリアンリフトや金の糸(ゴールデンリフト)などの糸のリフトではなく、切るリフト手術を希望されていました。
頬のたるみに対する切るリフト手術は、ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)、ミディアムフェイスリフト、フルフェイスリフトの3種類ありますが、一番マイルドで腫れが少ないミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)をすることになりました。
術後は、法令線や頬のシワ、頬・顎・首のたるみが改善し、フェイスラインがすっきりしたのがわかっていただけると思います。
私はいつもミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)、ミディアムフェイスリフト、フルフェイスリフトをするときは、最大限にエイジングケア効果を出し、半永久的に効果を持続させるために、ただ単に皮膚を引っ張るだけでなく、リテイニングリガメントという靭帯を外して再固定し、合わせてSMASの引き上げ固定をします。
ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)料金
ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)¥660,000(税込) / 高須幹弥医師の場合 ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)¥770,000(税込)【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)リスク・副作用・合併症
切開した周辺の腫れ(術後)仕上がりのわずかな左右差(完璧なシンメトリーは不可)傷跡が肥厚性瘢痕やケロイドになる可能性感覚が鈍くなる可能性手術後の血腫当院ではお客様がご納得いくまでカウンセリングを行い、施術後のアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。
施術時間 | 60~90分程度 |
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術後の通院 | 1回 |
術後の腫れ | ほとんどなし(個人差あり) |
カウンセリング当日の治療 | 予約に空きがあれば可能 |
入院の必要性 | なし |
麻酔 | 局所麻酔(ご希望があれば全身麻酔も可) ダウンタイムの痛みが心配な方にはエクスパレル麻酔※1をご用意しています。 ※1 エクスパレル麻酔は、米国FDA認可の施術後約72時間痛みを抑える局所麻酔。銀座高須クリニック、名古屋院でお取扱いしています。 |
シャワー | 創部がぬれなければ当日より可能 |
ミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)、ミディアムフェイスリフト、フルフェイスリフトでは、切開する範囲と、効果のある範囲が異なります。
たるみの状態や範囲、お悩みなどを専門医が丁寧にカウンセリングしたうえで、施術を決定します。
施術 | ミニフェイスリフト (頬のたるみ取り) |
ミディアム フェイスリフト |
フルフェイスリフト |
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施術時間 | 60~90分程度 | 90~150分程度 | 120~210分程度 |
麻酔 | 局所麻酔(静脈注射か全身麻酔) ダウンタイムの痛みが心配な方にはエクスパレル麻酔※1をご用意しています。 |
局所麻酔(静脈注射か全身麻酔) ダウンタイムの痛みが心配な方にはエクスパレル麻酔※1をご用意しています。 |
局所麻酔(静脈注射か全身麻酔) ダウンタイムの痛みが心配な方にはエクスパレル麻酔※1をご用意しています。 |
術後の腫れ | ほとんどなし(個人差あり) | 強い腫れは約1週間 (個人差あり) |
強い腫れは約1週間 (個人差あり) |
効果のでる範囲 | (+) こめかみ、頬、口もとなどに ピンポイントに効果あり |
(++) こめかみ、頬、口もとの 広い範囲に効果あり |
(+++) こめかみ、頬、口もと、 首にかけての、ほぼ顔全体の たるみに効果あり |
リフトアップ効果 | 部分的なしわやたるみが 改善され、効果あり |
顔全体の肌が引き締まり、 効果あり |
顔全体の広い範囲の肌が 引き締まり、高い効果がある |
効果の持続 | 半永久的に効果あり | 半永久的に効果あり | 半永久的に効果あり |
料金 | ¥660,000(税込) 高須幹弥医師の場合 ¥770,000(税込) |
¥990,000(税込) 高須幹弥医師の場合 ¥1,100,000(税込) |
¥1,320,000(税込) 高須幹弥医師の場合 ¥1,540,000(税込) |
※1 エクスパレル麻酔は、米国FDA認可の施術後約72時間痛みを抑える局所麻酔。銀座高須クリニック、名古屋院でお取扱いしています。
顔全体のしわやたるみを取りたい場合に一番有効なのはフルフェイスリフトですが、切開部をなるべく少なくという方や、部分的なケアで十分という場合は、このミニフェイスリフト(頬のたるみ取り)。どれくらいリフトアップしてエイジングケアしたいのか、カウンセリングでじっくり話し合って、最適な方法を決めていきましょう。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。