実際の施術をドクターが解説
この解説動画、写真解説では手術シーンが含まれます。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
妊娠する可能性のないセックスライフを望むなら、非常に有効なのが『パイプカット』。射精時に精子を送り込む精管を遮断する施術で、睾丸の左右両方を合わせてもわずか30分程で終了します。
パイプカットをすると、射精できなくなって感覚にも影響するのでは?と思われがちですが、施術前と同じように精液は出ます。精液に精子が含まれていないだけで、感覚にも変化はありません。
睾丸では施術後も精子が生産されますが、これは精子貧食細胞や抗精子抗体によって抹消されるため、体への問題はありません。
・既婚の方は、配偶者の承認が必要です。
・元に戻す施術もありますが、妊娠させることができなくなる可能性があります。
施術のご決断は慎重に。
・施術で精管は断絶されても、しばらくはまだ精嚢に精子が残っている可能性があります。
施術後も15回程度は避妊が必要です。
デリケートな避妊の悩みを、同じ男性として真摯に受け止めます。丁寧なカウンセリングであなたに適切なアドバイスを。高須クリニックにはパイプカット施術のプロフェッショナルが揃っている ので、お気軽にご相談下さい。
※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
射精は、精巣で作られた精子が、精管を通って尿道のほうへ流れていき、精嚢液と前立腺液と混ざり、尿道を通って放出されます。
通常の射精。
精巣で作られた精子が、精管を通って尿道のほうへ流れていき、精嚢液と前立腺液と混ざり、
精子が含まれた精液が射精される。
パイプカット手術は、精巣から精子を尿道のほうへ送るための管である精管を切断し、射精のときに精子が含まれていない精液を出すための手術です。
本来、射精によって放出される精液の大部分は精嚢液と前立腺液で構成されており、パイプカット手術後に射精される精液は、精子は含まれていませんが、精嚢液と前立腺液は手術前と変わらず放出されるため、手術前と射精の快感は変わりません。
パイプカット手術後の射精。
精子が含まれていない精液が射精される。
以下に手術の術式について詳しく解説させていただきます。
陰嚢の皮膚の切開する部分に局所麻酔注射をします。
注入するときに痛みを感じないように、人間の体の中のPHに近づくようアルカリ性に調整した局所麻酔液を使用します。
極細の注射針を用いて注射するので、痛みはわずかです。
陰嚢の皮膚の切開する部分に局所麻酔注射する。
アルカリ性に調整した局所麻酔液を極細の注射針で注射するので、痛みはわずか。
精管の直上の陰嚢の皮膚を2cm程度切開します。
局所麻酔注射した部分の陰嚢の皮膚を2cm程度切開する。
麻酔が効いているので、痛みは全く感じません。
精管を探しだし、切断します。
一部精管を切除します。
精管を探しだし、
精管の一部を切除する。
最後に傷口を吸収糸(溶ける糸)で縫合します。
同じ事を反対側にも行い、手術終了です。
傷口を吸収糸で縫合する。
反対側も同じように手術して、手術終了。
糸がとれた後、傷跡はほとんどわからなくなる。
当院ではお客様がご納得いくまでカウンセリングを行い、施術後のアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。
当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。
一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。
注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。
しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。
注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。
※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。
当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。
外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。
当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。
一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。
特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。
当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。
治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。
・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。
・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。
・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。
・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。
・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。
・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。
・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。
桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。
通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。
1包 : ¥110(税込)【全院】
高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。
主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。
また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。
目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。
1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。
5ml : ¥2,200(税込)【全院】
施術時間 | 約30分 |
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術後の通院 | なし |
術後の腫れ | 強い腫れは約1週間(個人差あり) |
カウンセリング当日の治療 | 予約に空きがあれば可能 |
入院の必要性 | なし |
麻酔 | 局所麻酔 |
シャワー | 当日より可能 |
性交渉 | 腫れが少なければ約1週間後より可能 |
手術をする場合、私(高須幹弥)に関しては、溶ける吸収糸で縫合します。
吸収糸で縫合しますが、2週間後くらいに抜糸に来ていただくことをおすすめしています。
何故なら、抜糸をしたほうが、傷が綺麗に治るし、清潔だからです。
吸収糸で縫合した場合、抜糸しないで糸を放置しておくと、2~8週間くらいかけて、糸の一部が吸収されて、糸は脱落し、自然にポロポロと取れていきます。
2~8週間くらいかけて、徐々に糸が取れていくのですが、糸が長期間残っているほど、傷跡に縫合した糸の痕(縫合糸痕、スーチャーマークといいます)が残りやすいです。
また、傷跡に長期間糸がついていると、糸に雑菌がついて不潔になりやすいです。
そのため、傷がくっつく2週間後くらいに抜糸来ていただくのが望ましいです。
吸収糸の抜糸に来ていただく2~3週間後の頃には、既にある程度糸が無くなっていることが多いし、残っている糸も半分溶けているので、抜糸の痛みはごくわずかです。
どうしても抜糸にお越しいただけない場合は、自然に糸が取れるまで待つしかありません。
その場合、傷跡に縫合糸の痕が残りやすいです(パイプカット手術の場合は、傷跡は陰嚢に小さくつくだけなので、あまり気にならない人も多いです)。
(※吸収糸で縫合するか、非吸収糸で縫合するかは、手術する医者や手術術式によって異なることがあるので、詳しくはカウンセリングのときに担当医にお聞きください)
男性器の手術をした後、2週間くらいの間は、長時間走ったりすると、腫れが出やすい状態であるため、サッカー、野球、陸上などのスポーツは2週間はやめていただきます。
性器は心臓より下に付いているため、手術をしてしばらくの間は、長時間立っていたり、歩いたり、走ったりすると、重力の影響もあり、手術部位が腫れやすい状態になります。
立った状態で行わない運動、例えば、ベンチプレス、クランチ(寝た状態で行う腹筋運動)などは、手術後1週間くらい経過すれば、無理しない程度に、徐々に始めていただいて大丈夫です。
ただし、あまり激しく運動すると、全身の血流が良くなることにより、手術部位が腫れてくることがあるので、自分の身体と相談しながら、無理しない範囲内で運動を始めてください。
長時間走ったりするスポーツは、手術後2週間経過すれば、徐々に始めていただいて大丈夫ですが、激しい運動をすれば、血流が良くなることにより、手術部位が腫れてくることもありうるし、パンツの中で傷跡が擦れて痛みが出てくることもあるので、自分の身体と相談しながら、無理しない範囲内で運動してください。
手術後4週間経過すれば、傷跡も腫れも落ち着いているので、普段通りの運動、激しい運動をしていただいてもまず大丈夫です。
性器の手術は、術後に多少の腫れを伴います。
当たり前ですが、性器は下半身に付いており、心臓より低い位置にあります。
そのため、術後に長時間立っていたり、歩き回ったりすると、腫れが強く出やすいです。
特に手術当日は腫れやすく、出血もしやすいため、手術の後、帰りに遊びに行ったり、寄り道したりせず、真っ直ぐ家に帰って安静にするのが良いです。
また、手術当日は血行が良くならないように、お酒を飲むことは避け、創部が濡れないように軽くシャワーを浴びるくらいにするのが良いです。
手術翌日~3日後くらいまでも、手術当日ほどではありませんが、腫れやすい状態であるので、長時間歩き回ったりしないほうが腫れが出にくいし、早く腫れがひきます。
パイプカットのリスク、副作用に、手術後の血腫があります。
パイプカットは、陰嚢の皮膚を一部分切開し、内部の処理をした後、傷を縫合します。
手術後は、手術中に使用する局所麻酔液に含まれる血管収縮剤(エピネフリン)や電気止血、圧迫などにより止血されていますが、非常に稀に、手術後に再出血し、血腫が生じることがあります。
血腫が生じる場合、手術後に血管収縮剤の効果がなくなってくる3~4時間後くらいに生じることが多いですが、手術後24時間以内であれば、血圧が上がることなどによっても生じる可能性があります。
そのため、手術当日から翌日にかけてはなるべく安静を保つことが重要です。
万が一血腫が生じた場合は、溜まった血腫の量によっては、血腫を取り除く処置をさせていただくことがあります。
メリット | デメリット | |
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パイプカット |
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コンドーム |
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経口避妊薬(ピル、低用量ピル) |
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膣外射精 |
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※膣外射精は、膣内射精に比べ、確かに妊娠する確率は格段に低くなりますが、確実な方法ではないため、推奨しません。 |
卵管を結紮(けっさつ)するなど、どうしても大掛かりになってしまう女性の避妊施術に比べ、パイプカットは簡単です。パートナーに負担をかけたくない方で、コンドームの着用が嫌いだったり面倒だと感じている方はご検討ください。わずか30分で妊娠の不安から解消されるので、ぜひ検討してみてください。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。