他院で涙袋にヒアルロン酸注射をし、不自然に広がってしまったので、ヒアルロニダーゼで分解吸収させた症例写真の術前術後画像
- 年代 / 性別
- 20代 / 女性
- 診療科目
- 他院で受けた手術の修正(二重まぶた・目もと) / ヒアルロン酸分解・溶解(ヒアルロニダーゼ注射)
Before
After(1週間後)
Before
After(1週間後)
術後の経過
■術後の経過:正面
注射前
注射前です。
他院で涙袋にヒアルロン酸をいれていますが、涙袋に適していない柔らかいヒアルロン酸を入れているせいか、技術的な問題なのか、縦に広がって不自然になっており、左右差もあります。
ヒアルロニダーゼでヒアルロン酸を分解し、溶解、吸収させて、元に戻すことになりました。
注射直後
注射直後です。
液を注入した分だけ腫れていますが、この腫れは数時間でほとんど引きます。
1週間後
1週間後です。
ヒアルロン酸はほぼ全てなくなり、不自然さはなくなりました。
■術後の経過:斜め
注射前
注射前です。
注射直後
注射直後です。
1週間後
1週間後です。
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担当医:高須幹弥 医師
診察させていただいたところ、涙袋に適していない柔らかいヒアルロン酸を注射されているためか、注入した医者の技量によるものなのか、あるいはその両方なのか、ヒアルロン酸が縦に広がって不自然になっていました。
特に左側の涙袋に注入されたヒアルロン酸が広がっており、左右差も酷い状態でした。
ヒアルロニダーゼを注射し、ヒアルロン酸を分解、溶解、吸収させることになりました。
下まぶたの皮膚に麻酔クリームを塗った後、左右の涙袋に注入されているヒアルロン酸に、ヒアルロニダーゼを約0.5ccずつ注入しました。
ヒアルロニダーゼ注入した翌日にはほとんどヒアルロン酸は分解、溶解、吸収され、大きな腫れも引いて、自然になりました。
1週間後に検診にいらしたときにはほぼ完全に元の下まぶたに戻っていました。
涙袋のヒアルロン酸注射は、ある程度の密度と張りのある涙袋専用のヒアルロン酸を用いなければなりません。
涙袋専用ではない柔らかいヒアルロン酸を用いると、この患者様のように、縦に流れて広がってしまい、幅のひろい不自然な目袋のような涙袋になってしまいます。
また、他院で失敗された涙袋のヒアルロン酸をヒアルロニダーゼで分解、溶解、吸収させた後、涙袋専用のヒアルロン酸を正しく注入すれば、綺麗で自然な涙袋を作ることができますが、その場合、私に関しては、1週間間隔を空けるようにしています。