耳介軟骨移植(クローズド法)で鼻を伸ばした症例写真
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担当医:平野正之 医師
ACRといって、鼻柱の位置が小鼻の付け根が下がっているとバランスが悪いという考え方があります。
それを改善する方法として
①鼻柱を下げる ②小鼻の付け根を上げる
二通りの方法があります。
①を行う方法としては一番頻度が多く行われることが多いのは鼻中隔延長という手術です。
また、リップリフトという手術で鼻の下の皮膚を切除することでも鼻柱を下げる効果があります。
鼻中隔延長で鼻柱を下げる場合、実は普通に鼻先を高くするために延長をするよりも高さを出しづらくなります。(延長方向のベクトルが高さの方向ではなく鼻柱側になるからです)
もう一つの手段として鼻柱下降という手術で軟骨を移植して鼻柱のみを下げる方法もあります。
個人的な経験論としては鼻中隔延長で鼻柱を下げるのと、鼻柱下降で鼻柱を下げる手術の効果では、鼻柱を下げられる距離は大差がないと思っています。
そのため、鼻手術の修正で鼻柱の皮膚に余裕がある場合や、プライマリーの手術でも鼻先を高くするというよりも鼻柱を下げるのがメインの場合私はクローズド法で侵襲の少ない鼻柱下降を選択することが多いです。