顔の施術について
まぶたの皮膚が余ってたるみがある人に、埋没法で二重まぶたを作ることはできるのか?
「私はまぶたのたるみがあって、皮膚が余って被さっている状態なのですが、切る手術には抵抗があります。埋没法でたるみを取って二重にすることはできますか?」「私は20代なのに、まぶたの皮膚が被さってたるみがあるのですが、埋没法で平行型二重を作ることはできますか?」「50~60代でまぶたがたるんでいる人でも二重まぶた埋没法はできますか?」とご質問いただきます。
私の答えは、「まぶたの皮膚が余っていて、たるみがある人でも、埋没法である程度の二重を作ることができることが多いです」です。
まぶたの皮膚が余っていて、被さっていたり、たるみがある人は、本来は、余分な皮膚を切除して、二重を作るのが理想です。その場合、その人の状態や希望によって、作る二重のラインで皮膚を切除する上まぶたたるみ取り、眉の下で皮膚を切除する眉下リフト、眉の上で皮膚を切除するブローリフトなどを行います。
しかし、これらの手術は、「切りたくない」「強く腫れると困る」「あまりダウンタイムが取れない」などのご要望のある方にはできないため、そのような方には二重まぶた埋没法をすることになります。
埋没法は、余っている皮膚を切除することはできませんが、二重の幅を広げることによって、皮膚の被さりを上に持ち上げて固定することができます。その場合、皮膚を切除する手術に比べ、多少たるみの改善は劣りますが、それでも、手術する前に比べれば、かなりの改善があることが多いです。
症例のご紹介
まぶたの皮膚が余って覆い被さっている年配女性に二重まぶた埋没法を施行
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Before
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After(3ヶ月後)
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Before
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After(3ヶ月後)
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Before
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After(3ヶ月後)
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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平成13年 |
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平成14年 |
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平成17年 |
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
まぶたのたるみが気になって来院された年配の女性患者様です。
診察させていただいたところ、年齢相応にまぶたの皮膚が余って、目の上に覆い被さり、視野を妨げていました。
特に、外側のたるみが酷かったため、三角形の目になり、余計に老けた印象をしていました。
まぶたの皮膚は余っていましたが、脂肪はそれほどついておらず、むしろまぶたの上のほうは窪んでおり、それによってさらに老けた印象になっていました。
私は患者様に、上まぶたたるみ取り手術で、まぶたの余分な皮膚を切除し、自然ですっきりした二重まぶたを作ることを提案しました。
しかし、患者様はあまり腫れると困るし、ダウンタイムがとれないということだったので、やむを得ず、二重まぶた埋没法をすることになりました。
手術は、上まぶたに2ヶ所ずつ針穴を開け、内側(目頭側)から外側(目尻側)まで均等にたるみが上がるように、埋没法で固定しました。
術後は、綺麗にたるみが上がり、三角形の老けた目が、目もとがはっきりした丸い目になりました。
この方のように、まぶたの皮膚が余っている人に対して、切開せずに、埋没法でたるみを上げる場合は、埋没法二針固定が向いています。
また、一旦、埋没法をしておいて、いつかダウンタイムがとれるときに、切開してたるみを取ることも可能です(そのときに埋没法の糸を取ることも可能です)。
また、皮膚が大量に余っている場合、たるみが強い場合、二重の幅を広めにしたい場合、平行型二重にしたい場合などは、新しく作る二重のラインにそって、1本の線で留める通常の埋没法よりも、内側と外側に2法の線で留める二針固定法のほうが向いていることがあります。
二針固定法は、皮膚の被さりやたるみを持ち上げて固定する場合や、脂肪がたくさんついていてまぶたが厚い人に二重を作るのに向いており、通常の埋没法よりも2倍程度の強度があり、糸が緩んで二重の幅が狭くなったり、元に戻ったりしにくくなります。
二重まぶた・埋没法
【全院】
二重まぶた・埋没法(二針固定)
【全院】
二重まぶた・埋没法