鼻のシリコンプロテーゼの腫れやダウンタイムは?仕事は何日休めばいい?メイクや洗顔への影響は?
鼻や眉間のシリコンプロテーゼ希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、
「術後はどれくらい腫れますか?」
「仕事は何日休めばいいですか?」
「いつから洗顔とかしていいですか?」
「腫れはどれくらいで引きますか?」
「ダウンタイムはどれくらいですか?」
「内出血はでますか?」
「手術後はいつからメイクできますか?」
「いつからお化粧していいですか?」
「いつから洗顔とかしていいですか?」
などのご質問をいただきます。
鼻のシリコンプロテーゼで起こる腫れやダウンタイムの詳細、メイクや洗顔時に気をつけることをご紹介いたします。
鼻のシリコンプロテーゼ手術とは?
鼻のシリコンプロテーゼ手術は、鼻の穴の中を小さく切開し、骨膜下を剥離し、プロテーゼを挿入するシンプルな手術です。
片方の鼻の穴の中を切開し、プロテーゼを挿入して、傷口を縫合しますが、傷跡は鼻の穴の中だけであり、顔の表面に傷はできません。
シリコンプロテーゼは人工関節などにも使われるなど、体に害を及ぼさない安全な器具ですが、技術不足や、クリニックの体制により仕上がりが大きく異なることがあります。
どんな施術か気になる方はこちらをご覧ください。
腫れの程度や期間はどれくらい?
術後は、主にプロテーゼを入れた部分のみ腫れます。
プロテーゼを入れた部分が膨らんで横に広がり、高さは予定より少し高くなっています。
腫れの大きなピークは手術当日~手術翌日で、その後は時間と共に引いていきます。
個人差はありますが、腫れが引くのが早い人の場合、手術後2~3日目くらいには大きな腫れは引き、人前に出ても大きな違和感がない程度になります。
腫れやすい人の場合でも、だいたい1週間も経過すれば、人前に出ても違和感のないくらいの腫れになります。
腫れの強さや腫れる期間はある程度個人差があり、以下の要因によって左右されます。
- 術者の技量(手術が上手いか下手か)
当然、手術が上手い医者のほうが手術時間が短く、出血量もごくわずかであるため、腫れが少ないです。 - プロテーゼのデザイン
一般的に厚いプロテーゼ、長いプロテーゼのほうが腫れが強く、薄いプロテーゼ、短いプロテーゼのほうが腫れが少ないことが多いです。 - 患者様の体質
ちょっとぶつけただけですぐ打ち身になる人や、顔が浮腫みやすい体質の人は腫れが強く出て長引きやすい傾向にあります。
完全に腫れが引いて完成するのは、個人差がありますが、だいたい3~6ヶ月かかります。
ダウンタイムの期間はどれくらい?
シリコンプロテーゼに限らず、どんな鼻の手術でも100%完全に腫れが引いて完成するのは、個人差がありますが、だいたい3~6ヶ月かかります。
ただし、一般的な患者様の場合、手術後2~3日目くらいには目立つ大きな腫れは引き、人前に出ても大きな違和感がない程度になります。
3~7日でほとんどの腫れが引いてしまえば、外に出て人に会ってもバレる可能性は低いです。
そのため、ダウンタイムとしてあまり休みがとれない人は、3日間くらい仕事の休みをとって手術することが多いです。
休みが長くとれる人や、腫れの長引きを心配される方は、1週間程度仕事の休みをとってから手術することをおすすめしております。
鼻筋にプロテーゼを入れた場合、わずかな腫れがある間は、少し鼻筋がぼやけた感じになっているように見えますが、完全に腫れが引くと綺麗に鼻筋が通ります。
ギプスやテーピング固定の必要はある?
術後のギプスやテーピング固定は、プロテーゼが挿入される範囲を適切なスペース分骨膜下が剥離されていれば必要ないので、私に関してはどちらも必要ありません。
ただし、シリコンプロテーゼの手術は担当医の技量によって大きく左右される施術です。
慣れているベテランの医者が行うと、必要最小限の剥離を行い、的確にプロテーゼを挿入するため、手術時間が短く、腫れも必要最小限ですみます。
私に関してはプロテーゼを入れるだけの最小限の骨膜下剥離のみで行うため、手術中、手術後の出血や腫れも最小限で済み、術後にプロテーゼがずれたり、移動したりする心配がないため、ギプスやテーピングによる固定は必要ありません。
手術中の出血もごくわずかであるため、術後に内出血がでることはめったにありません。
反対に、手術に慣れていない稚拙な医者が手術する場合は、必要以上に剥離したり、骨膜下ではなく皮下を剥離したりして、プロテーゼがぐらぐらしたり、ずれたり、曲がったりすることもあります。
また、手術中の出血量が多くなり、術後に内出血がでたり、腫れが長引くこともあります。
術後にテーピングやギプスで固定されることもあり、担当医やクリニックによって対応が大きく異なる場合があります。
ダウンタイムが気になる方は、カウンセリングや診察時などで質問してみて確認して頂くことをおすすめします。
メイクの注意点
シリコンプロテーゼの手術では術後すぐからでも、よほど手術部位を強く擦ったりしなければ、鼻を含めて顔全体にメイクをすることはできます。
ただし、手術当日は局所麻酔注射などの影響もあり、手術部位の周囲が強く腫れているため、メイクしても意味がないし、メイクする気も起こらないとおもいます。
手術翌日~手術翌々日くらいになると、ある程度腫れが引いてくるため、メイクする気が起きてくるかもしれません。
鼻を含めて顔全体にメイクして大丈夫ですが、特に手術後1週間くらいは、手術部位は不安定な状態にあり、強く押さえれば痛みもあるので、強くゴシゴシ擦ったり、押さえつけるのは避けて、優しくメイクやメイク落としをしてください。
洗顔の注意点
手術当日から洗顔フォームや石鹸を使って洗っていただいても大丈夫です。
しかし、手術後1週間くらいは不安定な状態にあるので、手術部位を強くゴシゴシ擦ったり、押さえつけるのは避けて優しく洗ってください。
また、鼻の表面には傷はありませんが、鼻の穴の中に傷があるので、1週間は傷に洗顔フォームや石鹸の泡がつかないようにしてください。
手術後1週間以内でも、水道水ならちょっとくらい濡れても綺麗なタオルやティッシュペーパーなどで軽く拭き取れば大丈夫ですが、洗顔フォームや石鹸の泡がつかないようにしてください。
もしついてしまったら、水道水かぬるま湯で軽く洗い流してから軽く拭き取ってください。
眉間から鼻にかけてシリコンプロテーゼを入れ、かなり高くし、鼻筋を通した症例写真の腫れが引いていくダウンタイム経過画像
手術前 手術前です。 元々鼻が高く、鼻筋が通っている患者様です。 患者様の御希望で、眉間から鼻根部、鼻背にかけてシリコンプロテーゼを入れることになりました。 |
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手術直後 手術直後です。 局所麻酔注射の影響で腫れています。 同時に頬の小顔専用脂肪溶解注射メソシェイプフェイス小顔専用高濃度脂肪溶解メソカクテルをしています。 |
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2週間後 2週間後です。 大きな腫れは引いています。 |
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4ヶ月後 4ヶ月後です。 腫れはほとんど引いており、ほぼ完成です。 |
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平成11年 ~平成13年 |
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※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、鼻を高くして鼻筋を通したいというご要望でした。
診察させていただいたところ、そこそこ鼻が高く、鼻筋が通っており、日本人の平均よりも高い鼻をしていました。
私は患者様に、「十分鼻は高いし鼻筋も通っているので、何もしなくてよいのでは?」と提案しました。
しかし、患者様は、「もっと鼻を高くして鼻筋を通し、立体感のある顔立ちになりたい」とご希望されたため、ヒアルロン酸注射かシリコンプロテーゼを提案させていただいたところ、患者様は、「永久的な効果の治療がいい」とおっしゃったため、シリコンプロテーゼを入れることになりました。
立体感のある顔立ちにするため、眉間から鼻根部、鼻背にかけて、約3mmの厚みのシリコンプロテーゼを入れることになりました。
手術後は、眉間から鼻根部、鼻背にかけて鼻筋が通り、立体感のある顔立ちになりました。
手術前の鼻と手術後の鼻を見て、どちらの鼻が綺麗かというと、人によって意見は分かれると思います。
しかし、私はプロの美容外科医であるため、どんな手術でも、基本的に、可能な限り患者様の好みに合わせてデザインし、満足していただけるように努力しています。
隆鼻術(シリコンプロテーゼ)
【全院】
眉間プロテーゼ
【名古屋、栄】
隆鼻術(シリコンプロテーゼ)
眉間プロテーゼ