顔の施術について
目頭切開の修正について
高須クリニックにはよく、他院で受けた目頭切開の修正希望で来院される患者様がいらっしゃいます。
その内容は、大きく分けて3種類あり、
1. 目頭切開をしたが、ほとんど変わらなかった、ちょっとは変わったがもっとしっかりやって欲しかった、最初は良かったが元に戻ってしまった。
2. 目頭切開をしたが、やり過ぎたため、寄り目になった、目がきつくなった。
3. 目頭切開の傷が目立つ。
といったところです。
1.に関しては、術前のカウンセリングが不十分であったり、コンピュータシミュレーションをしていなかったり、ただ単に手術が下手であったりすることによって起こります。再手術して、しっかりとやり直せば、ほとんどの場合は修正可能です。
因みに、目頭切開をしたのに大きく後戻りを起こしてしまうのは、術式が悪いのか、あるいは、ただ単に手術が下手だからであることが多いです。最近多いのは、他院でよく行われる三日月状皮膚切除という方法で、これはただ単に目頭部分の皮膚を三日月状に切除して縫い合わせるだけの簡単な方法で、手術してしばらくは皮膚が突っ張ることによって効果があるのですが、数ヶ月で皮膚が伸びてほとんど元に戻ってしまう上に、この術式は結構傷が目立ちます。当院では、Z法、W法、V法などの後戻りを起こさない方法で行っております。
■当院での施術方法
蒙古ひだの強い人に向いています。傷跡が目立たず、回復が早いことが特徴です。 | |
蒙古ひだを完全に除去し、華やかな目にすることができます。 | |
内側に目を大きく広げることができることが特徴です。 |
2.に関しては、術前のカウンセリングが不十分であったり、コンピュータシミュレーションをしていなかったり、あるいは単に手術が下手だから起きてしまうことです。
しかし、ほとんどのケースは修正して元通りの形に戻すことができます。その場合は、目頭切開のZ法の逆のことを行い、蒙古襞を作り直すことが多いです。しかし、前の目頭切開の手術で皮膚を切除していない場合は、ほとんど元通りの形に戻せるのですが、皮膚を切除している場合は、半分くらいは戻せても、完全に戻せないことが多いです。
3.に関しては、目頭部分の傷は、傷跡修正手術をすると、傷が長くなり、余計に目立ってしまうことが多いので、修正手術はしないことが多いです。フラクセル2高周波点状照射治療器を繰り返し当てて、傷をぼかしていく治療法もありますが、効果が少ないことが多いです。
平成11年 |
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平成11年 ~平成13年 |
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※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
40代女性の患者様で、6ヶ月以上前に他院で目頭切開を受けていました。
診察させていただいたところ、かなり大きく目頭を切られており、パンチで穴を空けたような不自然な形になっていました。
また、蒙古襞がほとんどなくなるくらい切られていたので、涙丘(眼球の内側のピンク色の粘膜が盛り上がっている部分)が丸見えになってしまっており、寄り目でキツい印象になっていました。
他院で受けた目頭切開の術式は不明ですが、傷跡の状態を見るとW法(内田法)であると思われます。
W法(内田法)は、適応を見極め、正確に行わないと、パンチで穴を空けたような不自然な目頭の形になってしまう上に、W字の汚い傷跡が残ってしまいます。
患者様は自然で優しい感じの目頭に修正してほしいという御要望だったので、蒙古襞形成手術をすることになりました。
手術は逆Z法のデザインで蒙古襞を作り、約2.5mmずつ切り過ぎた目頭を戻しました。
術後は、パンチで穴を空けたような不自然な目頭が程よく尖った自然な目頭になり、適度に涙丘が隠れ、寄り目が解消し、キツい印象もなくなりました。
蒙古ひだ形成・目頭切開後の修正
【全院】
蒙古ひだ形成・目頭切開後の修正