顔の施術について
美容整形でハーフ顔やクウォーター顔にするにはどうしたらいいのか?
最近、若い女の子のカウンセリングをしていると、「私、ハーフ顔に憧れてるんです。美容整形でハーフっぽくすることはできますか?」と言われることが多くなってきました。最近は雑誌のモデルや歌手などのタレントで、ハーフやクウォーターの女性が多くなってきたため、その影響が大きいのだと思います。
一般的に白人と日本人のハーフやクウォーターは、純粋な日本人と比べて、ビジュアル的に勝っているところが多いです。
例えば、
・肌の色が白くきれい。
・まぶたは腫れぼったくなく、皮膚が薄く、自然な幅の広い二重である。
・自然な平行型二重が多い。
・蒙古襞が張っていなく、目が離れていない。目の横幅が広い。
・鼻筋がきれいに通っており、鼻先が下に向いていることが多い。
・出っ歯でない。
・頬骨やエラが張っていなく、シャープな輪郭である。
・腕や脚が長くスタイルが良い。
といったところです。
これだけ勝っているところが多ければ、ハーフやクウォーターのモデルやタレントがテレビや雑誌で活躍するのも納得なのです。
私の愛読書で、芸能界の裏側が書かれている、柳沢きみお先生の漫画「悪の華」(発行:徳間書店)には、自分の娘を芸能人として売り出したいのなら、白人と結婚して、ハーフの子を作れば良いと書かれているくらいです。白人と日本人のハーフやクウォーターの顔は、日本人から見て、魅力的で、憧れの対象になることが多いのです。典型的な純粋な日本人の、一重まぶたで細い目に、低い鼻ののっぺりした顔は、憧れの対象にはなりません。典型的な白人の、堀が深く、高すぎるくらいの鼻で、くぼんだ目で、青い瞳の顔は、日本人の顔と比べると程遠い顔なので、やはり憧れの対象になることは少ないです(中には純粋な白人の顔に憧れている日本人の方もいらっしゃいます)。
典型的な日本人の顔ではなく、典型的な白人の顔でもない、その中間のハーフ顔やクウォーター顔が、日本人から見て親近感が湧き、優しくて可愛いらしい美人顔なのです。
では、美容整形でハーフやクウォーターっぽい顔にするには、どうしたらいいのでしょうか?
まず、ハーフっぽい目にするためには、やや幅の広い平行型二重を作る必要があります。その場合、まぶたが腫れぼったい人は、二重を作ると同時にまぶたの脂肪を除去し、まぶたをすっきりさせなければならないので、埋没法ではなく、ミニ切開法あるいは全切開法が望ましいです。また、ハーフの人は眉から目までの距離が近いことが多いので、離れている方は眼瞼下垂の手術を行い、まぶたの開きを良くして、眉と目を近付ける必要があります。蒙古襞が発達している方は、目頭切開を行い、蒙古襞を完全になくすか適度になくして、目を内側に大きくし、やや涙丘が見えるようにする必要があります。
鼻に関しては、ハーフの人の鼻は眉間から鼻先まで全体的に高く鼻筋が通っており、鼻先が下に向いていることが多いです。そのため、眉間から鼻先の上まではヒアルロン酸あるいはシリコンプロテーゼでしっかりと高さを出して鼻筋を作り、鼻先を下げるために耳介軟骨移植あるいは鼻中隔延長を行います。耳介軟骨移植か鼻中隔延長のどちらを選択するのかは、どれだけ鼻先を出すかによって決まり、少し出すだけでよい場合は耳介軟骨移植を、しっかり出す必要があれば鼻中隔延長を行います。
顎に関しては、ハーフの人の顎は顎先が前下方に出ているため、顎が引っ込んでいる方は、ヒアルロン酸注射あるいはシリコンプロテーゼでしっかりと顎を出す必要があります。エラが張っている人は、ボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)をしてシャープにし、それでも物足りない場合はエラの骨を削ります。
以上のことを行えば、かなりハーフに近い顔を作ることができますが、誰もが全ての施術を受けなければならないわけではなく、元の顔や本人の好みに応じて必要なことだけを受ければ良いと思います。
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- ハーフっぽい目にするために:やや幅の広い平行型二重を作る
眉から目までの距離を近づける
- ハーフっぽい鼻にするために:眉間から鼻先まで全体的に高く鼻筋を通す
- ハーフっぽい輪郭にするために:顎先を前下方に出す、エラ張りをなくす
- ハーフっぽい目にするために:やや幅の広い平行型二重を作る
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