顔の施術について
鼻の整形は何歳からしてよいのか?
よくメールのお問い合わせなどで、「未成年なんですが、鼻の整形手術は何才からやれますか?」とか、「成長の途中で鼻の手術をすると何か問題はありますか?」などの御質問をいただきます。顔の成長は、昔から医学的には男性が18才、女性が16才で止まるといわれているので、鼻の手術に関しても、男性は18才以上、女性は16才以上で行うぶんには特別問題はないことになります。
ただし、このデータは何十年も前からあるデータであり、最近の子供達は成長のスパートが早く起こるため、個人差はありますが、実際には男性18才女性16才よりも早く顔の成長が止まっているともいわれています。
顔の成長が止まっているかどうかは、その人を診察すればある程度はわかるため、私に関しては診察次第で、早ければ男性で16才、女性で14才くらいで鼻の手術をすることがあります。尚、ここでいう鼻の手術というのは、シリコンプロテーゼ、耳介軟骨移植、鼻翼(小鼻)縮小、鼻尖形成、ハンプ切除、骨切り幅寄せ、鼻中隔延長のことであり、ヒアルロン酸注射についてはまた別です。
鼻のヒアルロン酸注射は、よほど無理しない限り、鼻の成長に特別影響がないため、私に関しては場合によって成長過程である可能性のある方にすることもあります(それでもせいぜい男性15才、女性13才くらいです)。
それでは仮に、鼻の成長過程で手術をしてしまうとどうなるのでしょうか?
もし、鼻の成長の真っ最中である0~10才くらいの間にヒアルロン酸注射以外の鼻の手術をしてしまうと、鼻の皮膚の下に瘢痕組織ができ、それによって鼻の成長が妨げられる可能性があります。例えば、高くなるはずの鼻があまり高くならなかったり、下方向の成長が妨げられることによって下向きの鼻にならず上向きの鼻になってしまったりします。鼻の成長が止まる1~2年前くらいに手術した場合は、それによって成長が妨げられるのはごくわずかなので、さほど大きな影響は受けませんが、それより前に手術した場合は大きな影響を受けてしまうので、注意が必要です。
私の場合、男性で18才未満、女性で16才未満のヒアルロン酸注射以外の鼻の手術希望の患者様のカウンセリングをするときは、適切な問診と顔の診察をし、顔の成長がほぼ止まっていることを確認できた場合のみ手術するようにしています。
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