美容整形について

どんな手術も、可能な限り左右対称に仕上げます!

二重まぶたなどの目の手術、鼻の手術、輪郭の手術、エイジングケア手術、バスト、痩身の手術などにおいて、美容外科的に大切なことの一つに、なるべく左右対称に仕上げるということがあります

特に二重まぶたの幅や形などに関しては、患者様は非常に細部までこだわるので、私はいつも、可能な限り左右対称に仕上げるように努力しています。

人間の顔や体は元々左右非対称にできているのだから、ちょっとくらい非対称の方が人間味があっていいという美容外科の医者も中にはいますが、実際に美容整形に訪れる患者様にとってはただの言い訳にしか聞こえません。

美容整形を受ける患者様のほとんどが、一日に何時間も鏡の前で自分の顔をじっくり見ている方なので、他人には全く気にならない自分の顔の微妙な非対称な部位を気にしてしまうのです。

とは言え、人間の顔も体も本当に元々が左右非対称にできているので、コンピューターで画面に絵を描くように完璧な左右対称に手術で仕上げることは不可能です

目、鼻、輪郭などにおいても、まず一番の土台である骨格が非対称であり、その上にのっている筋肉、脂肪、皮膚も非対称に付いているので、手術そのものが完璧に左右対称に行われたとしても、土台そのものが非対称なため、術後も元々ある左右差はある程度残るのです。

ただ、美容外科医として必要最低限しなければならないのは、手術自体は可能な限り左右対称に行うということだと思います

とは言っても、生身の人間の体を人間の手で手術するので、完璧に左右対称の手の動きができるわけではないのですが、例えば、ほぼ左右対称の目の人の二重まぶたの手術をするのであるならば、最低でも二重の幅の左右差は0・5mm未満にしなければならないと思います。

手術を可能な限り左右対称に仕上げるためには、まず、術者の手が器用で震えないということが重要で、あとは精神を集中させて、できる限り丁寧に手術するということに尽きます。 器用な医者が丁寧に手術すれば、ほぼ左右対称の手術をすることができますが、逆に不器用な医者がいい加減に手術をすれば、元の顔がほとんど左右対称であったとしても、仕上がりに大きな左右差が残ることがあります。私が手術をするときは精神を集中させて、できる限り丁寧に行うようにしています。手先の器用さにも自信があります。

自慢ではないのですが、学生時代、図工や美術は5しかとったことしかありません(ごめんなさい、自慢しちゃいました)。

鼻の手術に関しても、鼻というのは人間誰でも個人差はあれ必ずどちらかに少し曲がっているので、手術後も他人が気付かない程度の微妙な左右差は残ります。鼻の手術後の左右差も、手術が正確に行われれば元々の土台の左右差程度で済みますが(場合によっては手術前よりも左右差を少なくすることもできる)、いい加減な手術だと、手術前よりも左右差が大きくなることがあります。

それ以外でも、輪郭の手術、バストの手術、乳首の手術、小陰唇の手術などでも、可能な限り術後に左右差が生じないように注意して手術させていただいており、元々左右差がある人には可能な限り左右差を修正して左右対称になるようにしています。

結局、大事なのは手先が器用でセンスのある医者に、心の篭った丁寧な手術をしてもらうことだと思います。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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